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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 チビタマムシの仲間は種類が多く、このような写真だけでは識別が難しそうです。それでなくとも余りにも小さいが故に識別する気をなくします。もっとも「顕微鏡下で原生生物を分類すること」に比べればマシなのかも知れません。上には上がいるものです。

 さて硬い前翅を彩る螺鈿細工のような輝きは掴みどころがありません。昨年の記憶だと少なくとも夏頃まではこのチビタマムシの仲間をよく見かけることになりますが、果たして同じ種類なのでしょうか?それとも違う種類を代わる代わる見かけているのでしょうか?080427
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/134/

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 今年初めてのオオメカメムシでした。久しぶりに見ましたが、相変わらず近未来的な乗り物のようなデザインがいいですね。たまには正面顔を撮ろうと思って狙ってみましたが、被写界深度を出すのがなかなか難しいようです。080427  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/179/    http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/125/

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 ヒゲナガガ科の仲間は今までにホソオビヒゲナガとウスキヒゲナガの2種類を出しました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/545/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/108/
今日3種めとしてクロハネシロヒゲナガという蛾を出します。これまで見てきた種と比べても美しい種であるように感じられます。080427

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 水槽に敷いていた砂をかなりよく洗って、バケツに水をはって浸しておいたところ湧いてきた繊毛虫の仲間です。調べてみると、アンシフィエラ目を含む旋毛綱あたりによく似た種がいるような感じですが、詳しくは判りません。最初は長楕円なのでゾウリムシの仲間(ゾウリムシ目を含む貧膜口綱)かと思いましたが、やや遠い仲間(綱のレベルで違うから)のようです。080409

▼クルリクルリとネジのように螺旋を描きながら、かなりのスピードで前進していく。

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 生憎、キンバエの仲間だろうということしか判りません。キンバエの仲間も種類が多いし、捕まえて標本にでもしないと識別が難しそうです。でも手掴みで捕まえようという気にはならず・・・・(笑)。研究者の方はどうしているんでしょう。気になります。
 写真を撮る気になったのは、やはり緑色に輝く見事な金属光沢と真っ赤な複眼のコントラストが目をひいたからです。彼らの食生活は兎も角、その姿はなかなか美しいと思うのですが、いかがでしょうか?080416

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 これも以前紹介したキタテハ http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/532/ と同様、越冬から覚めたルリタテハです。北本自然公園で見かけました。気温が高かったせいか非常に活発に飛び回っていました。翅も欠損することなく安泰に冬を過ごした個体のように見えます。080416

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 春が来て、ゴミグモの大きな個体がちらほら出てきたようです。秋のゴミグモは小さな個体が多いのですが、もう少しすると性成熟して交接、産卵に至ると思われます。

 過去にゴミグモの仲間はカラスゴミグモ(カギツメカラスゴミグモ?) http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/252/ 、ギンメッキゴミグモhttp://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/170/ 、ゴミグモhttp://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/6/  と3回ほど登場しましたが、この仲間にはやはり惹かれるものがありますね。080407

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 最近、人面カメムシが登場するTVのCMを目にしましたが、このカメムシも少しばかり人面ぽい気がします。
 ナガメといいます。長くないのになぜ長めなのか(笑)、と思っていたら、実は「菜亀」、つまり菜の花につく亀虫という意味なのでした。菜の花の写真を撮っていて、意外にこのカメムシが多いことに気づき、ネット上で調べ直してみたら判明したという訳です。080407

▼名前の由来通り、菜の花の上で交尾をしていた。

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 翅の色がかなり濃く出ていますが、調べてみると、ウスキヒゲナガのオスのようです。ヒゲナガガ科では以前にホソオビヒゲナガという美麗な種のオスを載せたことがありますが http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/108/ 、長い触角のインパクトではこちらも負けていません。しかしながら、この長いヒゲが何の為にあるのか理由はよく解っていないのだそうです。普通の蛾を考えれば、メスのフェロモンを感受するために存在するのですが、他の蛾と」比べて少し長過ぎるようです。080407

▼顔をアップにすれば、触角は入りきれない。

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▼これが全身像。

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▼まるでアフリカ水牛の大袈裟な角のよう。

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 今日はスギ花粉に抗って、埼玉県中部の丘陵地に出かけてみました。そこで見たジョウカイの仲間です。胸や翅の赤味がなかなか美しい配色です。ジョウカイの仲間はカミキリムシのような風体をしていながら肉食性であるようです。小さくても捕食者ということなのでしょうが、他の小さな虫を食べている姿をいずれは見かけたいものです。

 さて種名のほうですが、ヒメジョウカイでしょうか? ピッタリの写真が見つかりません。「ヒメジョウカイ」で検索すると、胸の赤い部分が薄茶のような写真の方が多いようですが、かといってこの写真のように胸の赤いジョウカイは他に見つけられませんでした。明らかな特徴のある種類以外は、写真だけでの識別ってやはり難しいですね。080406
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/204/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/187/

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 生物と生物の関係で最もダイナミックなものは、「食べる」、「食べられる」という関係だと思いますが、相手の生物に大きなダメージを与えずに「寄生」、「共生」のような関係で餌や養分を収奪している生物も多くいます。例えば、我々人間の身体そのものを生活の場として、腸内細菌や病原菌、様々な寄生虫の類が生きています。
 写真は成人の98%に寄生しているといわれる通称「顔ダニ」です。毎日入浴、洗顔していても簡単に免れることは出来ないようです。寧ろ、顔ダニがいないと過剰な脂肪分でギトギトになってしまう話まであり・・・・ということは「寄生」というより「共生」といった方が適切なのかも知れません。080402

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 最近、中古で購入したオリンパスの顕微鏡を使って最初に見たのが、このヒルガタワムシの一種でした。浴室に置いてある、ポトスを差したガラス瓶の水を少しスポイトで取って顕微鏡で覗いたら、コレがいたというわけです。

 ヒルガタワムシというのは、かなり大きな括りで1種類ではありません。輪形動物門輪虫綱ヒルガタワムシ目に属する複数の科から成り立つ一群です。分類は咀嚼板の形などをしっかり見ないといけないようですが、生きている間は伸び縮みするし、死んでしまうと縮んでしまうし、非常に見分け難い仲間のようです。ただ伸びているときの体の様子を一時的に写真に写し撮ったりすれば、大まかな体のつくりは分かります。特徴的なのは輪盤といわれる繊毛のある部分でこの繊毛を動かして水を吻に流し込み、餌を摂るのだそうです。

 こんなプランクトンがどこから湧いてくるのか不思議なものです。浴室にある一つのガラスの瓶まで如何なるものに付いて運ばれて来たのか? 昔の人が自然発生説をなかなか否定できなかったのはわかる気がします。080402

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 一年ぶりの再会です。昨春もたくさん見ることができた毒虫モモブトカミキリモドキです。これまた一年ぶりに咲いているのを見かけたハナダイコンの花の上で食事の最中だったようです。

 昨年も載せる前に下調べしたつもりですが、毒の名前がHPなどの資料によってまちまちだったので、過去の記事からも毒の名前を削除いたしました。とりあえず体液に何らかの毒があって、酷い皮膚炎を起こすことが知られているということだけで十分かも知れませんね。080327 http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/99/   http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/95/

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 一昨日の木曜日、キタテハが随分と飛んでいました。時期が時期だけに越冬を終えた個体ばかりなのでしょうけれど、冬の枯れた草叢のなかで息を潜めてじっと耐えていたんですね。080327
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/409/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/259/

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 カナヘビも冬眠から覚めて少し経つようですが、私が確認したのは今年初めてになります。スギ花粉を用心してフィールドに出る頻度が下がっているからですが、こういう小さい生命が頑張って生きている姿を見るのは嬉しいものです。080327

▼こんもりとした草叢の中から顔を出していた。写真の個体以外にも私の足音に警戒してカサコソ逃げ出す個体をいくつか見ることができた。

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 2月21日に載せたヤナギイネゾウモドキ(?) http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/495/ の続きです。

 この日もヤナギイネゾウモドキと思しき甲虫たちを同じ木で見かけましたが、こんどは交尾中のケースが多くなりました。もしも年1化だとすると、今の時期に交尾をしてその後産卵すれば、幼虫・蛹を経て来冬までには羽化しているタイミングでしょうか。そしてそのまま成虫越冬し、早春に再び繁殖を繰り返す・・・・そんなサイクルなのかも知れません。年2化以上だと・・・・どうなるか。

 変なライフサイクルをもった甲虫も結構多いようですから、実際のところはどうなんでしょう?080229

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 写真の虫瘤・・・・できていたのはクヌギの木だったかコナラの木だったか、うろ覚えだったので現場に行ってもう一度確かめたら・・・・クヌギの木でした。

 調べてみればクヌギエダイガフシという虫瘤です。これはクヌギエダイガタマバチという蜂の仕業によるものだそうですが、このクヌギエダイガタマバチというのが曲者で、晩秋に全てメスとして羽化し、雄花の花芽に産卵した結果、クヌギハナコツヤタマフシという別の形状の虫瘤ができます。ここから羽化したオス、メスが次世代を残すために若枝に産卵した結果、このクヌギエダイガフシという虫瘤ができるのだそうです。何とも複雑な生活史です。しかもクヌギハナコツヤタマフシを作るタマバチはかつては別種だと思われ、クヌギハナコツヤタマバチという和名もあったのだそうです。

・・・・たかが虫瘤、されど虫瘤。080221

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 どうやら春らしい写真になりました。土手に生えていたヤナギには花芽が出てきていたのですが、注意して見ると、小さな甲虫が・・・・ゾウムシの仲間のようです。
 そろそろこんな季節になったのですね。家に帰って調べてみると、ヤナギイネゾウモドキでしょうか?さもなくば、その近縁種。ヤナギの花芽についているヤナギイネゾウモドキの写真は他にもネット上で見つけることができます。080220

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 小枝の先に枯れ葉が1枚だけ付いていて風に揺らいでいました。
・・・・近づいてよく見ると、繭です。道理で枯れ葉は枝から離れていかない訳です。どんな蛾の幼虫がこの繭を作ったのかは分かりませんが、春までもう少しの辛抱といった状況でしょうか。080215

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  今の季節、朽木をひっくり返したり、土を掘ったりすることがありますが、そんな時によくお目にかかるマクラギヤスデの仲間です。何だかんだ言ってもグロテスクですから、余り人には好まれませんが、無視するには存在感がある生き物です。実際、雑木林の臨床で落ち葉の分解に一役も二役も買っている彼らの働きぶりは非常に大きいものです。

▼朽木の裏からゾロゾロ登場した。080214

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▼ヤスデの仲間の体節を拡大してみると、1節について脚が2対つまり4本付いている。これが「倍脚類」と呼ばれる由縁である。080131
(写真の個体はマクラギヤスデではない・・・・Aclerisさんから御指摘を受け、調査中 m(_ _)m )

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 これは先日の陸貝を掘り出した時、雑木林の腐葉土の中から出てきた越冬中のゴミムシ類(オサムシ科)2種です。ゴミムシ類はどれもよく似ているものが多いので余り自信がありませんが、1つめはキベリゴモクムシ、2つめはマルガタゴミムシだろうと思われます。080131

▼キベリゴモクムシ。 この翅の外縁が黄褐色であるのは撮影後に気がついた。7、8mmとかなり小さいので、黒い光沢に騙された。

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▼マルガタゴミムシ。 キベリゴモクムシよりほんの少し大きい感じ。光沢のある黒い翅も幾分か紫がかった感じの色合いである。

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 腐葉土を掘った時に出てきた小さな小さな巻貝です。どうやらオカクチキレガイ科に属するオカチョウジガイの一種のようです。写真は大きい方で5mmですが、もともと1cmくらいにしかならないようです。またよく似た陸貝にキセルガイの仲間がありますが、キセルガイは左巻きで、右巻きのオカチョウジガイの仲間と区別できます。080131

▼巻貝の螺旋が右巻きというのは、成長していく方向が右巻きということで、つまりは尖端の方向から螺旋を見た時に中心から外側へ時計回りに巻いていることをいう。

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 腐葉土を穿り返していたら、その中から出てきてピョンピョンと跳ねました。大型のトビムシ類のようです。ネット上で調べるとトゲトビムシ科のオオトゲトビムシという種に似ています。オオトゲトビムシでないにしてもそれに近い種のように見えます。

 土壌生物としてのトビムシは触角の短小化、跳躍器の退化などが起きている傾向が強いらしいのですが、このトビムシは触角も長いし、跳躍器は腹部下面に畳まれているので確認できませんが、かなりの跳躍力がありました。

 私の持っている古い図鑑と最近買ったある本ではトビムシの仲間は昆虫に含まれ、最近買った翻訳本には昆虫ではない六脚類の一つとして扱われていました。いずれにしても昆虫、甲殻類などの狭間にある類のようで、最近になって「science」誌上に、昆虫に入れるか入れないかで2つの考え方の論文がそれぞれ載ったそうです。

 体のつくりを再度見直すと眼も複眼というより単眼が寄り集まったもののように見えます。また生殖も交尾をせず、精包と呼ばれるものをオスからメスへ受け渡すような方法で行うそうです。何とも興味深い生物であります。080131

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 風が強い日にはいろいろなハプニングが起こります。これもその一つでした。風が非常に強いために朽ちた木が道路にまで倒れていました。通りがかった私が通行の邪魔になるだろうと思って道路脇に片付けていたら、剥がれた樹皮の一部とともに転がっていました。
 カニグモ科のガザミグモといいます。図鑑によると・・・・山地に多い種だそうですが、私が見つけたのは平地。出現期は5~7月となっていましたが、私が見つけたのは越冬中の真冬(笑)。
 春までそこに居ようと思っていた当のガザミグモにとって、一番ハプニングだったのでしょうね。080124

▼ガザミグモのメス。腹の形はかなりはっきりした三角形。

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▼ひっくり返しても気温が低いせいか擬死状態のつもりか動かない。

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 先日、フユシャクを探しに夜の公園に出かけました。外灯に照らされた樹木の幹の表面を探していると、樹皮の間から小さな虫が体を半分出して前脚を広げているのを見つけました。暗かったので写真を撮ってあらためて何者かが判明しました・・・・クモです。どうやらカニグモの仲間、キハダカニグモのようです。
 キハダカニグモ、真冬のこの寒い夜に何を捕まえようというのでしょうか?私が探そうとしていたフユシャク?080117

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自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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