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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 この季節になると、抜けるような青空をバックにしたロウバイの写真をどうしても撮りたくなります。12月頃からしばらくの間、芳しい香りを我々に届けてくれます。これも冬のフィールドを歩くときの楽しみの一つですね。091229
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埼玉県は東秩父の山奥で咲いていました。ハナミズキにはいろいろ品種があるようですが、ヤマボウシの場合、これが原種になるのでしょうか。以前紹介したもの http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/577/ より花びら(ホウ)に幅がありますね。090607

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 アジサイがそろそろ見頃です。このアジサイは近所の公園で色づいてきたものを撮りました。もっと色がのっている花もありましたが、こういうのもなかなか風情があります。

 アジサイの美しい水色は、酸性土壌のせいで水に溶けたアルミニウムが根から吸収されて出る色だと言われますが、この花の色はやや赤味が強いのでアルカリ性土壌だったのでしょうか。090520  (090617に一部書き換え)

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 ケシ科のムラサキケマンです。こんな春先に咲く花ですので、一年草だとばかり思っていましたが、Wikiによれば面白い生活史をもっています。春咲いた花は初夏に種子となり、これが翌春やっと発芽・生長し、夏場は地下の塊茎を残して一度枯れ、秋に再び伸長し、春に開花するのだということです。2年越しの花を咲かせるのだと思えば感慨深いものがあります。いわゆる越年草(二年草あるいは冬型一年草)とも違いますね。090410

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 今日は埼玉県のとある山郷に出かけて来ましたが、色々な木々に花がいっぺんに咲いていました。これはそのうちの一つ、ミツマタです。名前の通り、枝が三つ又に分かれています。和紙の原料として有名です。ちょっと柔らかい感じのモコッとした質感の花ですが、よく香ります。090405

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 公園のコブシの花が満開です。モクレン科に属するだけにハクモクレンによく似ていますが、花はやや小さめで、花弁の厚さも余りありません。公園内ではハクモクレンも咲き始めていますが、こちらは満開ですので、同じ環境ならばこちらの方が早く咲くのでしょう。090315

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 街中でも街路樹などとしてよく見かける北アメリカ原産のユリノキです。冬にはこうして葉を落とした梢に種を見ることが出来ます。マツの種のように翼が付いているので「翼果」と呼ばれます。風に乗って運ばれていくというわけですが、今の時期にこれだけ枝に残っているところを見ると、意外に風に乗り切れていないのでしょうか?日本での発芽率はあまり良くないという話もありますから、日本の環境に今ひとつ馴染みきれていないのでしょうかね。

 wikiなどでさらに調べてみると、アジア大陸にもシナユリノキという近縁種があります。ユリノキはもともと三畳紀以降、北半球に広く分布していたのが、北アメリカとアジアに分かれて分布するようになってしまったもののようです。090212

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 アメリカオニアザミだと思われます。まだ暖かい時期にちょうどこの辺りにアメリカオニアザミが生えていたからです。

 昨今の冬が暖かいせいでしょうか、ロゼットというには背も高くて大きな株でした。それにしても下手なサボテンより恐ろしげな棘がみっしり生えていますね。090129

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 11月下旬、ずいぶん早いオオイヌノフグリだと思い、写真を撮りました。撮った後で気づいたのは、非常に小さなハチが写っていたことです。オオイヌノフグリの花の直径が10mmくらいですから、ハチの全長はせいぜい1~2mmといったところでしょう。最初は小さなアザミウマの仲間かと思いました。

 結局、自分では何というハチなのか見当も付かず、ハチが好きのBBSで伺いましたが、コバチの類だろうというところまでで、そこから先は判りません。それにしても恐ろしく小さなハチがいたものです。果たして、どんな生活史をもっているハチなのでしょうね。081126

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 セイタカアワダチソウは一時期、花粉症の原因植物と言われていたことがありました。しかし、最近ではそれが濡れ衣だったことが定説になりつつあります。虫媒花であるセイタカアワダチソウは風媒花と異なり、空気中に花粉を飛ばすはずもなく、なぜ花粉症のアレルゲンだと疑われたのか、不思議なくらいです。御存知のように北米原産の外来種であり、空き地などをあっという間に席巻したことも余りいい印象を与えなかったのかも知れません。他の植物が嫌う物質を根から放出するという攻撃的な側面があるものの、このような性質を持ち合わせているのは何もセイタカアワダチソウだけではありませんから、余り厄介者扱いするのも可哀相な気もします。種などが冬にやってくる鳥たちの貴重な食糧になっているのを見かければ尚更です。081015

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 ものごころつくかつかないうちから目にすることの多い雑草でした。空き地で草の生い茂った野っ原などにあたり一面を覆うように生えていたり、半ズボンから出ていた脛を茎に生えている小さなトゲでひっかかれたりしたのを覚えています。

 このカナムグラ、属名をカラハナソウ属(Humulus)といい、ビールの苦味付けに使うホップと同じ仲間です。そういえばホップは絵か写真でしか見たことがありませんが、かなり似ている感じですね。081006

▼カナムグラは雌雄異株で、こちらは雌花の咲く雌株。ホップと違い、ビールの味・香り付けには利用できないらしい。

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 タデ科の植物で、北海道から南西諸島まで日本全国に分布しますが、南西諸島では稀だそうです。沖縄県や鹿児島県のレッドデータブックにも出ているくらいなので、その辺りでは少ないんですね。うちの方では自然分布か人為分布かは不明ですが、珍しいものではありません。

 水引(ミズヒキ)という名の由来は、お祝いやお弔いなどでお金を包んだ紙を結ぶ、色の付いた、あのヒモ=「水引」に似ているからです。081006

▼雨の雫がついていた。 

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 昨日ブログに載せた葦原にて見つけたアレチウリです。

 昨秋は生えていなかったのか、気づかなかったのか、不明ですが、先日はかなりたくさん見ました。確かに秋のこんな時期に余り葦原を徘徊しなかったので、去年はあることに気づかなかっただけかも知れません。

 ネット上で調べてみれば、特定外来生物法の第2次指定種、その植物9種のうちのひとつでした。第1次指定種は植物が3種でした。したがって、外国から入ってきた植物は数多あれども、目をつけられたワースト12に入ってしまったということでしょうか。080928

▼実が凄い。トゲトゲに見えるので、触るのは止した。

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▼アリが寄ってくる。アリが受粉に一役買っているのだろうか?

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▼花びらについた緑の模様が何とも言えず渋い。

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 キバナコスモスでよく目にするのはオレンジがかった黄色のものが多いと思いますが、たまたまレモンイエローのような黄色のものと混ざって咲いていました。色の違いもよく判って、微妙な差異がなかなかいい感じでした。080915

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 8月最後の休日、よく行く東秩父の山に出かけました。生憎、途中で雨に降られましたが、少しばかりの収穫(写真)を持ち帰りました。

 これは傘の直径が数ミリしかない非常に小さな愛らしいキノコです。調べてみれば、シロコナカブリという種類のようです。拡大すると名前の通り、柄の部分も傘の部分も白い粉をかぶったような姿でした。080831

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 この写真は8月17日、雷雨になる直前です。

 植物は南米原産のルリヤナギです。ヤナギという名はご覧の通り、葉がヤナギのように細長いことに由来します。

 ナス科ナス属だけあって、花もナスのそれに似ているのですが、実も黒っぽくて丸いものがなります。もっとも大きさはかなり小さいようですが・・・・。080817

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 ヤナギランとは、ヤナギのような葉をもち、ランのような花を咲かせるアカバナ科の草本植物です。山渓の「日本の野草」によれば、北半球の温帯に広く分布し、森林の伐採跡、山火事跡などに積極的に入って大群落をつくる性質があるといいます。

 撮影場所は、長野県高峰高原付近でした。(私にしては最近珍しく遠方に出かけてきました・・・・。)

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 それほど珍しい変形菌の仲間ではありませんが、ムサラキホコリの一種です。

 前に載せたツノホコリの一種は、白色の子実体をもち、原生粘菌類に属しますが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/621/ こちらは熟した子実体が濃褐色で、真正粘菌類に属します。

 これもときどき出かける埼玉県西部の山で見かけましたが、山ではこんな生物と出会う機会も頻繁です。080720

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 私の小学生時代、カブトムシやクワガタを捕まえたのは主にクヌギ、コナラでした。

 小学生の頃持っていた図鑑にクワガタの集まる樹種としてヤナギが載っていた覚えはありますが、よく目にするシダレヤナギで見つからないから、ヤナギにはいないと暫く思い込んでいました。ところが実際は、川の土手や湿地などに生えているヤチヤナギなどで樹液が出ていれば、クワガタやカブトムシなんぞがごっそり集まるのです。

 ここでは樹液の出る木として、オニグルミを紹介したいと思います。私が小学生よりもまだ幼い頃、父の田舎にクワガタ採りに連れて行ってもらった記憶があります。その時、父はオニグルミの木も注意深く探していました。その後は自宅近くの野山にはオニグルミが余りなかったせいか、オニグルミの樹液のことは忘れ去ってしまいましたが、最近になってオニグルミが意外にも樹液をよく発酵させ、様々な昆虫たちが集まっているのを見る機会がありました。

 それともう一つ、樹液が出る木として珍しかったのがエノキです。私はエノキにカブトムシやクワガタが寄って来るとは思っていなかったのですが、この写真くらい樹液が出ていれば十分考えられそうですね。080730

▼オニグルミの樹液に来た虫たち。左上より時計周りにゴマダラチョウ、コムラサキ♂とヤセバエの仲間、クロカナブン、コクワガタ♂(大顎は小さいが一応オスの個体)

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▼これは珍しいエノキの樹液。エノキの樹液にもこのような昆虫は集まるとは知らなかった。左からヤセバエの仲間、カナブン、シラホシハナムグリ(シロテンハナムグリ?)、サビキコリの一種。

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 ヒマワリが陽に向かって咲くというのは嘘だとよく言われます。しかし、ネット上を調べてみると開花する前までの生長期には陽に向かうのだという話もあります。どのくらいヒマワリが陽に向かって咲くものなのか、実際に育ててみなければハッキリしたことは言えませんね。私もヒマワリを育てたのは小学校以来・・・・否、私はアサガオは育てたけれど、ヒマワリはやっていなかったような・・・・ヘチマもヒョウタンもやったけど、ヒマワリは・・・・記憶にありませんでした。080716

▼ヒマワリが振り向き様に鉄塔を睨んでいるような・・・・。

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▼正面顔はこんな感じ。ちょっと貫禄のあるヒマワリである。

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 平地に生えるキスゲの仲間(ユリ科の一部)です。よく似た種類にノカンゾウというのがありますが、そちらの花が一重なのに対して、こちらのは八重です。

 萱草(カンゾウ)は別名「忘れ草」ともいうそうで、眺めているだけで世の雑事を忘れてしまうほど美しいということに由来するそうです。

 この写真では、淀んだ水面に対岸の木々の影が映っていますが、手前の橙色のヤブカンゾウの小群落はそれらとコントラストをなしていてなかなかに美しい様子でした。080709

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 写真はネジバナというラン科の植物です。別名モジズリとも言われます。ラン科というのも意外ですが、拡大して見るとやはりランの花の形をしています。

 芝生などにちょこんと生えているのを見つけると何やら楽しくなってしまいますが、そういう場所では背の低い小さなネジバナが多いような気がします。これはどういうわけか背が高かったのですが、ネット上で写真を探すと、上には上がいますね。見事なネジバナの写真があちこちで見られますし、ネジバナの捩れ具合もかなり激しくて、これぞ「螺子花!」なんていう写真まで見つけることができます。

 さてこのネジバナ、結実する率が非常に高いそうですが、興味深いお話が次のHPで拝見できました。080709 http://homepage3.nifty.com/yaoi/sakusaku/7_1.htm

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 トクサの胞子穂です。ツクシによく似ているのは近い仲間だからですね。となると胞子がツクシのそれと比べて、どのくらい似ているのかも興味が湧くところです。しかし私がこの写真を撮った時は胞子穂は1つだけ。しかもまだ胞子を散らしていませんでした。6月の中旬には沢山の胞子穂を見かけたので、まだ見るチャンスがあるかも知れません。080528 

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 最初、今冬2月に崩れた実だけを見ました。何の木やら見当がつきませんでした。

 そして6月1日に花と実を見ました・・・・ハマナスでした。そう言われればそうか、と合点がいった次第です。植物でも花が目立つもの、実が目立つもの、葉が目立つもの、幹が目立つもの、いろいろありますが、冬になると意外に困ります。はてこの木は何の木だったかな、ということが日常茶飯です。

 これをWikiで調べて再び・・・・なるほど。英名「Japanese Rose」はいいとしても、実がローズヒップとして食べられるとあります。あの酸っぱいローズヒップティーは、これだったのかと感じ入った次第です。

▼正体不明のトゲトゲの木・・・・・・だった。080214

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▼ハナノミが付いていた。もう少し形の整った花が咲いていればよかったが、生憎だった。080601

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▼これがローズヒップだったわけだ。080601

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 これはシロヤマブキですが、シロヤマブキだから実がなっているというわけでもありません。ヤマブキにも実がなります。太田道灌の故事にちなんだ「七重八重花は咲けども山吹実の一つだになきぞ哀しき」という和歌が有名ですが、「ヤマブキ=実がならない」ではなく、「八重咲き≒実がならない」という方が正しいのです。

 どんな種類の花でも、八重咲きの花というのは本来はオシベやメシベになるべき部分が花弁化してしまったものなので、それゆえに結実できないということなのですが、メシベが残っていたりする八重咲きでは結実するものがあるようです。「八重咲き≒実がならない」のところで「≒」を使用したのは「ほぼ等しい」という意味を持たせたためです。080528

▼シロヤマブキの実。

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▼シロヤマブキの花弁は4枚、ヤマブキは5枚。そんなところのにも違いはあった。

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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