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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 先日、ホシホウジャクの幼虫の写真を載せましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/350/
今日は成虫の方です。最近は秋も深まって、気温が上がらない日も結構ありますが、このホシホウジャクはそんな中でも意外に元気です。

 ところでアザミ類の花は停空飛翔しながら吸蜜するスズメガの写真を撮るには向いているのだそうです。なぜならば一つの頭状花序は多くの筒状花から成り立っていて、スズメガはその一つひとつに口吻を差し入れていく手間をかけるからである、とハンマー56氏に教えていただきました。実際にこのホシホウジャクはアザミの群落で相当長時間を費やしていきました。071102

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 アキアカネの見事な複眼です。子供の頃に買った顕微鏡観察セットに付いてきた小冊子には、トンボの複眼を観察するためのスンプ法という技法が載っていました。薬品で複眼の型のようなものを取って、それを顕微鏡で観察するというやり方です。今はデジカメでもバッチリ複眼が撮れてしまうのだから驚きですね。071024

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 コカマキリの頭部です。カマキリの中でも小型の方なので、普段は下から見上げることも余りないのですが、改めて下から見上げてみると結構な迫力があります。SF映画に出てくるモンスターかエイリアンといった容貌です。071010

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 撮ったのは少し前です。かなり繊細そうに見えるササキリの仲間です。北海道から九州および奄美諸島まで全国に分布するようです。070902

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 なかなか立派なエダシャクです。カラフルな色も目立ちます。こんなに目立つことのメリットが何かはよく判りません。ひょっとしたらこんな色彩の蛾で、捕食者に食中毒を起こさせるような蛾があるのでしょうか?
 「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」で調べると、幼虫食餌植物も不明だとか。こんなに成虫は目立っているのに幼虫が何を食べるのか知られていないことも意外です。070902

▼見てから少し時間が経っているが、開長は5cm以上ありそうだった。 

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▼アップにした顔がなかなかコワイ。

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 何という虫によるものか判りません。ただ、あちらこちらのカナムグラの葉に非常に面白い食痕がつけられていました。いずれは正体を知りたいと思いますが、カナムグラの葉を引きちぎって水に差して置いても、ちゃんと成虫までいってくれるか甚だしく疑問です。・・・・ああ、そういえばヨツスジヒメシンクイ辺りも怪しいです・・・・。071010

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 アカエグリバという枯葉そっくりの蛾を見つけました。ヤガ科には~エグリバや~コノハといった枯葉に擬態する蛾が多く含まれます。中でもアケビコノハなどは幼虫、成虫とも有名ですが、こうして見ると、このアカエグリバも枯葉への化けっぷりは負けていませんね。

 さて、このアカエグリバ、幼虫はアオツヅラフジなどツヅラフジ科の植物を食草とし、成虫は果実に集まり、その汁を餌とするそうです。071024

▼虫が食んだ痕のある枯葉に擬態している。実に見事だ! 

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▼哺乳類のバクにも似ているような気がしてきて、顔をアップにしてみたが、寧ろ可愛らしい?

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 おそらく六星鬼蜘蛛(ムツボシオニグモ)だと思われます。よく似た種類に尖鼻鬼蜘蛛(トガリハナオニグモ)というのがいて、生殖器以外は殆どそっくりなのだそうです。またトガリハナオニグモは北方系で、関東などでは山地帯~高山帯に生息するようですが、ムツボシオニグモはそうではないようです。071005

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 以前「死滅回遊蝶」イチモンジセセリの話を書きましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/311/
このウラナミシジミもイチモンジセセリと同様に夏場に北進を試み、冬場になると北進し過ぎた個体群は死んでしまうという生活史を繰り返します。地球温暖化だ、ヒートアイランドだといわれて分布を広げたツマグロヒョウモンのように、このウラナミシジミの分布も広がっているかも知れません。何しろウラナミシジミは非常に冒険的な蝶で、ユーラシア、アフリカ、オセアニアと旧世界の温暖な地域には殆ど分布しているそうですから。

 秋になると本来の分布より北の地域でも我々の目につくようになります。翅表は一見ヤマトシジミのような光沢のある水色ですが、翅裏はココア色に波模様といった優しい感じです。幼虫はクズやハギなどのマメ科植物を広汎に食べるようです。071010

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 今夏も幾度となくゴマダラチョウを見ていますが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/249/
こんどはゴマダラチョウの幼虫です。竹垣の上を彷徨っていました。
 エノキの葉はまだ十分残っているので、越冬場所を求めて木を降りてきたとも思えないし、ちょっと謎の行動です。何かしらの都合で木から一時的に離れることもあるのかも知れませんね。
 ゴマダラチョウの幼虫は国蝶オオムラサキの幼虫と酷似していますが、背中の突起はオオムラサキの4対より少ない3対で容易に識別できます。そもそもこの辺でオオムラサキが発見されたら、大騒ぎになりそうです(笑)。071010

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 ウラギンシジミは分類上、他のシジミチョウとはかなり離れているらしく、国産ではこの一種で、ウラギンシジミ科という独立した科、若しくはシジミチョウ科の下にウラギンシジミ亜科をつくります。

 大きさはヤマトシジミなどよりはるかに大きくモンシロチョウ並みです。また幼虫はクズやフジなどのマメ科植物を餌とします。花しか食べないというのですが、花の咲いていない時期はどうしているのでしょうか?

 林縁などを飛び過ぎる様子は今年もよく見ているのですが、なかなか写真が撮れるほど近づけませんでした。この写真のように、翅の表に橙色の紋があるのがオスです。メスではちょうどこの紋が光沢のある水色になっています。071010

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 ザトウムシが2匹でくっついていました。果たして交尾なのか、それともファイトなのか、不明です。調べてみるとザトウムシ目はクモ綱の中では珍しく交接ではなく交尾をする仲間なのだとか。写真を撮ってしばらくすると離れていきましたが、果たして交尾だったのでしょうか?071005

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 このハナバチはイネ科植物の穂につかまって休んでいるような素振りでしたが、とても愛らしい仕草でした。名前が判らなくてヒゲおやじさんの「掲示板」に書き込んで種名を教えて頂きました。どうも有難うございました。

 さてこのアカガネコハナバチは秋になると雄が多く見られるようになるそうで、まさに旬のハナバチということになるのでしょうか。

 ヒゲおやじさんのサイトではこのアカガネコハナバチが地下につくる、実に精緻な幼虫の育児室の写真が見られます。幼虫は地下室で花粉団子を食べて成長するようですが、こんな巣の中の様子を実際に見てみたいものです。070927
http://higeoyaji.com/kohana.htm

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 草原にカメムシの幼虫の集団を2つ見つけました。私が近づくと少しバラけて避難する様子を見せますが、しばらく経つとまた集まり始めます。彼らはどちらも成虫になって越冬するようです。071003

▼シロヘリクチブトカメムシの幼虫の塊。かなり密集しているが、遠くから却って目立つように思える・・・・。元来このカメムシは九州以南に分布する南方系の種だったのが、近年になって関東などでも見られるようになったらしい。これも温暖化やヒートアイランドの影響か、それとも単純に分布を広げただけなのか?

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▼オレンジの紋が1対ずつある。サシガメ科でなくカメムシ科の彼らはこう見えて意外には肉食性のようである。不思議だ。

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▼ヒメジュウジナガカメムシ。彼らも集団でいたが、冬になるまでには羽化して成虫になれそうだ。

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 秋の深まりと共に赤とんぼが多くなってきました。

▼ノシメトンボ。翅の先端が濃い色になっているのは、他にコノシメトンボ、リスアカネがあるが、胸の模様から、これはよく見られるノシメトンボのようだ。071003

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▼アキアカネ。なかなか赤が美しい。070927

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 なかなか大きなヤガの仲間です。叢からバサバサと飛んで逃げました。追うと飛び立っては少し先に止まり、また追うと・・・・。何回か繰り返し、じっと動かなくなったところを撮影しました。調べてみると、オオウンモンクチバでした。幼虫の食餌植物はマメ科が多いようですね。071010

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 埼玉県南部の自然公園の初秋でした。夏にはミナミカマバエをはじめとする多くの昆虫が観察できた池の水際をまた歩いてみました。ミナミカマバエには会えませんでしたが、この時見かけた微小な昆虫たちをいくつか紹介します。070919

※アシナガバエ科とミギワバエ科の2個体については、「一寸のハエにも五分の大和魂」において、ハエ男さん、アノニモミイアさん、バグリッチさんに教えを頂き、有難うございました。

▼アシナガバエ科(Dolichopodinae属らしい)の一種。複眼には美しい縞模様が映る。

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▼ミギワバエ科の一種(Paralimna opacaらしいとのこと)。何やら妙な顔立ちのハエである。

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▼ハネカクシ科の一種。不定形の白い斑紋は汚れ?

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▼ミズギワカメムシ。ミズギワカメムシ下目をつくるほど陸生のカメムシとは縁遠いという。

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▼こちらのメミズムシだけ8月23日の撮影。陸生のカメムシより寧ろタガメに近いそうである。半翅目(=カメムシ目)タイコウチ下目メミズムシ科になる。水際で微小な昆虫を捕食するので、生息環境の似たミナミカマバエとも競合するのかも知れない。070823

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▼水際を歩いていた。コモリグモの一種のようだが、それ以上は判らない。水鳥のものらしい羽毛の上でしばらく静止していた。

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 ハナアブの仲間だろうと余り注意せずに写真を撮りましたが、拡大してみて、複眼のそばかすに驚きました。私の写真では見ることが出来ませんが、複眼を拡大して撮った画像がネット上にもあり、その写真で見ると改めて特異な複眼だと思います。一般的に秋に見られることが多いようです。070927

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 農協の園芸売場で、鉢植えのレモンに乗っかって休んでいました。写真を何枚か撮るうち、逃げていってしまいましたが・・・・。

 ニホンアマガエルについては、比較的最近になって新事実が判明しました。アマガエルは皮膚に毒を持っていて、手で触る程度なら大丈夫だが、その触った手で眼などを擦ると炎症を起こし、最悪の場合、失明するとのこと。子供の頃は知らず知らず、随分と無茶をしたものです。皆さんもお気をつけ下さい。071005

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 以前、クモを食べるクモであるオナガグモを紹介したことがありました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/46/
 今日もまたクモを食べるクモの続編です。

 見つけたのは、よく行く寺の境内でした。最初、このクモたちを見たときはクモが脱皮しているのだろうと思ってシャッターを切りました。白い方のクモが抜け殻に見えたからです。ところがデジカメの液晶で拡大して驚きました。どうやらクモがクモを食べている様子なのです。

 後から襲っているのがヤリグモ♀、襲われているクモはアシナガサラグモ♂です。ヤリグモは恐ろしい奇癖の持ち主で、網の主そのものを襲って食べしまうのです。サラグモの仲間はよく犠牲になるようです。071005

※「クモ蟲画像掲示板」でサラグモの種名についてお尋ねしたところ、きどばんさんより、アシナガサラグモの♂であるとの回答を頂きました。どうもありがとうございました。

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 たくさんのアメンボがいました。水路の流れに逆らって、十匹前後のアメンボがある場所に留まり続けていました。なぜ、アメンボがその場所に留まり続けたのはよく分りません。何となく不思議な光景でした。070921

▼陽光が水の流れを透過して、きれいな模様を描いていた。

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▼水面に浮いているアメンボは、水面下のいろいろな生きものと遭遇する。

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 オンブバッタには緑色型も褐色型も普通に見られますが、どちらも普通に見られるだけに面白いオス・メスのカップルも見ることが出来ます。

 緑色か褐色かは何によって決まり、どのようなタイミングで変わるのか、私には今ひとつ分かりません。昨年の秋には、緑色だったオンブバッタの成虫が褐色に変わったように思うのですが、エビなどと違い、成虫になってからは色は変わらないはずである、と言われる方も大勢いて、はて、私の勘違いだったのだろうか?といぶかしんでいます。出来れば昨年と同じ状況が観察できればいいと思っていますが、生憎、今年の自宅の庭にはオンブバッタが少ないようです。070921

▼これは緑色型のメスに褐色型のオスがオンブしているカップル。

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▼これは褐色型のメスに緑色型のオスがオンブしているカップル。

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 秋といえば、鳴く虫です。ここではちょっと小さめのコオロギ類を3種ほど紹介します。070919

▼オカメコオロギ・オス。本当はハラオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、タンボオカメコオロギの3種あって、どれも似ている。翅の先は尖っていないので、ハラかタンボ。腹の下が白ければハラ、黒っぽければタンボになるそうだが、さてこれは?

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▼マダラスズ・オス。名前は知っていても声は地味ですよね?

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▼シバスズ・オス。これも声が地味なタイプ。

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先日のウスグモスズは本当にマイナーで鳴きもしませんでしたが・・・・。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/287/

 関東の平野部で真夏に見られる蝉のうち翅が透明なのは、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシの3種でしょうか。他にもいなくはないですが、山地性の種で平野部では少なかったり、西日本に多くても東日本には少なかったりで、目にする機会は少ないようです。

 今年は随分と遅くまで蝉の声が聞こえたような気がします。下の写真はどちらもオスですが、鳴いている最中なので、翅が開き気味になっています。

▼これはミンミンゼミ。透明な翅と緑のラインが入った胸が美しい。070824

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▼ホウシゼミの胸にも美しい緑のライン。070921

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 たまたまホウジャク類の幼虫がいくつか撮れたので並べてみることにしました。どちらも飛翔しながら吸蜜するスズメガの仲間です。昼間でもバンバン飛び回っていますね。

▼ホシヒメホウジャクの幼虫。尾端には長い立派な角がある。070802

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▼ホシヒメホウジャクの幼虫が海老反りになって威嚇をしているのだろうか?

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▼ホシホウジャクかヒメクロホウジャクの幼虫。どちらの幼虫もよく似ていて、ヘクソカズラなどを食餌植物とし、緑色型と褐色型の両方ある。070919

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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