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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 その昔沖縄に行った時に手に入れた星砂です。星砂というのは、ある類の生物の星型をした殻の総称ですが、非常に小さく砂粒大であるためにこう呼ばれます。その類というは有孔虫の仲間のことで、単細胞の原生生物の一つです。細胞が1個しかなくてもこれだけの美しい構造の殻をつくるのですから、実に不思議です。090203

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 近頃はカメもカエルも冬眠しなくなったのでしょうか? 少々気温が緩んで暖かいと人目につくような場所に出現するんですね。驚くことにこれを見たのは1月8日です。

 写っているのは大きさからウシガエルだと思われます。ヒキガエルも産卵するには少々早いようですし、こんな場所に単独でいるのですから、所謂「がま合戦」でもありません。

 変温動物でも体が大きくなると、物理学的にいって体表から奪われる熱が減り体温が低下しにくくなりますが、大きいといっても恐竜かワニのように大きければ兎も角、アマガエルとウシガエルの大きさの差なんて、お猪口と丼茶碗ていどの差しかないでしょうに・・・・。やはり冬の気温が高いのでしょうかね。090108

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 同じ爬虫類であるカナヘビが12月上旬頃、冬眠のために姿を消して暫くが経ちますが、ミシシッピアカミミガメは、暖かい日に甲羅干しをしている姿を見かけます。いったいどれほど寒さに強いのでしょうか? 変温動物とは思えないくらいです。この日、さいたま市の最高気温は14.2度、最低気温は2.8度でした。081229
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/467/

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 以前、ヒルガタワムシというプランクトンを載せたことがありましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/536/ それは自宅の風呂場で水耕栽培しているポトスの瓶の水の中にいたものでした。

 実はこれも同じポトスの瓶の水を取って顕微鏡で見たものですが、不思議なことに以前多く見られたヒルガタワムシが姿を潜め、別の小さな生きものが増えていました。それはどうやらダニの仲間のようでした。調べてみるとダニの中にもミズダニという類があって、水の中にも棲息するのです。ミズダニという類は日本だけで200~300種くらいもあるようで、生憎、私は同定する術を知りません。

 風呂場に置かれた一つの瓶の中で、時間の経過とともにある生物が滅びて別の生物が取って代わるという興味深い出来事を実感したのでした。081111

追記:タイトル中「ミズダニ」という表記をしましたが、水の中に棲息するミズコナダニの一種であろうと、Acleris氏から御教示頂きました。いわゆるミズダニの仲間とは分類上異なるとのこと。詳しくはコメントをご覧下さい。

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 久しぶりに見たトウキョウダルマガエルです。子供の頃は田圃で普通に見かけたカエルですが、最近はめっきり少なくなり、サイズも小さいものばかりになりました。子供の頃は、これがトノサマガエルだと信じていましたが、図鑑などをいろいろ見ていくうち関東のものはトウキョウダルマガエルという、ダルマガエルの亜種であることを知りました。落語家の江戸家猫八がTVでトウキョウダルマガエルの鳴き声を物真似していたのはその頃でしたっけ・・・・。

 さてこのトウキョウダルマガエル、ちゃんと育つとなかなか立派な大きさになります。某HPではオスより大きなメスで最大87mmと記されていました。昔、6~8cmのトウキョウダルマガエルは普通にいました。ところが一度だけ非常に驚くべきサイズのトウキョウダルマガエルに出逢ったことがあります。殆どウシガエルかヒキガエルのサイズでしたが、模様をみればトウキョウダルマガエル・・・・。おそらく12~13cm以上はあったのではないでしょうか。しかし同じ大きさのウシガエルと比べると、ずっと動きが緩慢で簡単に捕まえることが出来たのを覚えています。080903

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 よく写真を撮りに行く公園の池にいました。水面の反射で判りづらかったのですが、少しコントラストを付けたら見やすくなりました。どうやらオイカワのようです。私が子供の頃からよく見かけた魚なので、外来種であるとは思いも寄りませんでした。Wikiによれば、有用魚種であるアユやゲンゴロウブナに紛れて日本に広がったものだそうです。

 さらにWikiにはこんなことも書かれていました。川ではカワムツは淵、オイカワは瀬のように棲み分けられていますが(Wikiにはオイカワがカワムツを淵に追いやるという表現でした)、それにアユが加わると今度はアユが瀬、オイカワが淵、そしてカワムツが再び瀬に入りアユと共存するのだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%AF

 ときにこのオイカワやカワムツの学名は属名をZaccoといい、雑魚に語源があります。何とも雑な扱われ方をしたものです。080604

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 コイは遊泳能力が余り高くないので、コイの滝登りというのは嘘である、という説がありますが・・・・この写真はコイが少し勾配のついた水門を登っているところです。今の時期のコイは産卵のため上流を、そして浅瀬を好んで遡上していきます。その際にこんな所も通過しようとするようです。先日、大雨で沼の外に脱出してしまったコイの写真を載せましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/568/それはこのような性質があるからだと思われます。

 滝というのは水が垂直に落ちているばかりの所とは限らず、もう少し緩やかな滝もありますから、彼らが必死になって岩場の凹凸を利用すれば、かなりきつい勾配の場所でも登って行けるのではないでしょうか?

 ちなみに滝を登るくらいの遊泳力のあるのはマスであり、コイの滝登りとはマスが遡上していく姿を、見間違えたものであろう、とある本には書かれていました。しかし昔の人、皆が皆、コイとマスの区別がつかないほど近眼とは考え難いですし、棲んでいる環境も違うので見間違えないと思われます。080522

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 先日、いつも行く葦原で見かけた光景です。その前に降り続いた雨のせいで沼の水が溢れ、それに釣られて出てきたコイが瀕死の状態でした。気持ち的には助けたかったのですが、ぬかるみに足を取られて近場までは行けません。仕方なくそのままに見送ることにしました。

 可哀想だが自然のなせる業に人が手を加えない方がよいという考え方があります。その一方で個人がちょっと同情を加えたくらいでは大勢に影響はないという考え方もできます。昆虫が減っているのは生息環境の大規模な破壊のせいであって、個人レベルの採集のせいではないという意見がありますが、それと同様ですね。昆虫採集も鯉の命を助けるのも肯定的に考えていいように思えます。少年期にそういうことの真似事でもしていればこそ自然について愛着を持つようになると考えるからです。080422

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 もうすっかり春でしょうか。ときどき不意にやってくる暖かい日にはこうして亀が甲羅干しをしています。ここに写っている亀は1匹を除いて全てアカミミガメです。アカミミガメでない1匹は、ここで以前紹介した個体のようにも見えます。またアカミミガメの中には甲羅が割れている個体もいますね。いろいろと亀の世界も大変なようです。080316

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 先日、アカミミガメとクサガメを見た話をしました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/467/
 今回は第3の亀です(笑)。キールが中央に1本しかなくクサガメと比べて平らな感じがする甲羅の形状などから判断するに、前の2種よりずっと数を減らしているといわれているニホンイシガメのようです。ただ甲羅以外の頭や手足が黒すぎる気がしないでもありませんが、甲羅に乾いて白くなった泥があれだけ付いているので、泥のせいかも分かりません。
 結局、この亀もニホンイシガメとひと括りで呼んでみてもオリジナルはどこの地方のものだか不明でしょう。失われた時は戻すことができません。080131

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 16日、17日と暖かかったせいか、2日間続けてカメを見かけました。

 16日はミシシッピアカミミガメがM用水路にプカプカ浮いていました。北米原産のこのカメは、飼育放棄された個体が全国各地で野生化しています。これだけ多いと、繁殖している個体もいそうです。大量に飼育放棄されることを恐れて、特定外来生物法の指定からは免れているようですが、生態系に影響を与え得る要注意の生物であることに変わりはありません。
 17日はクサガメがS川の岸辺に上陸しているのを見かけました。背中の3本のキール(隆条)がクサガメであることを物語っています。私の少年時代、私の住んでいた地域では、クサガメを野外で見かけることが殆どありませんでした。主観ですが、見かけたとしても飼育されていたものが逃げ出したりした個体のように見えました。当時は河川の汚濁などで著しく減少していたのではないかと思われます。ところが最近は結構な頻度でクサガメを見かけることができます。これは一時的に減ったものが盛り返したというより、ミシシッピアカミミガメと同様に飼育放棄されたものが増えたようです。これで2次的に繁殖できたとしても、新しいクサガメたちの遺伝子は、元々この辺に棲んでいたクサガメたちが持つ遺伝子とは違い(地域変異)があると考えるのが普通でしょう。遺伝子も攪乱されていることになります。

▼ミシシッピアカミミガメ。プカプカと無邪気に泳いでいた。放されたカメに罪はない。080116

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▼クサガメ。お前の故郷はどこだったのだろう?ひょっとして大陸?080117

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 抽象画のようにも見えるこの写真は、2億年もの昔、アンモナイトなどの頭足類が海底に沢山降り積もって大理石と化したものです。どんな生物でも死ねば化石になるというものではなく、好条件が揃わないと難しいといいます。自然の偶然の働きが、生きものの亡骸を永遠の記憶の中に封じ込めてしまったのです。
 以前、記事にした黄鉄鉱化したアンモナイトも美しいものですが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/45/ 
これは音楽のようなリズムがあって楽しいものですね。070103

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 オタマジャクシから成体になったばかりのウシガエルのようです。ウシガエルはオタマジャクシが大きいので、成体になったばかりでもそこそこの大きさがあります。撮影のために20cmくらいまで近づいても、じっとして水面に浮いていました。070921

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 言わずと知れたアメリカザリガニです。昭和初期に食用とする目的で北米からウシガエルが輸入されましたが、そのウシガエルの餌にする目的で輸入されました。
 その後、ウシガエルもアメリカザリガニも逃げ出して日本に帰化、定着しましたが、結局そのどちらもその目的に供されることなく現在に至っているのは何とも皮肉ですね。

▼何やら夢中で小魚を食べていた。少年の頃、友人たちとよくザリガニを捕まえて遊んだものだ。070615

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 先日、ある沼で奇妙な光景を見かけました。大きな魚が何匹も水面から背中を出して泳いでいます。これだけ背中が出てしまうということは浅瀬にいるのでしょう。しかし、その沼の水量が少ないわけではなく、わざわざ浅いところに魚たちが集まっているようなのです。
 双眼鏡で見てみると、その魚たちはどうやらコイのようです。コイは今の時期、産卵をするために浅瀬に入り込むことが多いといいます。いずれこの沼でもたくさんのコイの稚魚が生まれるのでしょう。070610

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 片や黄色、片や青紫。しかしこれら二つは同じ種類の貝です。この色は遺伝に拠って決まるそうですが、実に美しい色彩変異ですね。主に西日本で養殖され、貝柱は食用に供されるのですが、その後、貝殻がまた人の目を楽しませることになるわけです。名前の「桧扇」は、桧を薄く削って作った昔の扇子に由来します。070202

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 これは大昔、海に棲んでいた生き物のなれの果てですが、地層の中で変化して、殻をつくっていた本来の成分が黄鉄鉱に置換されてしまったものです。何だかスケーリーフットを連想させますね。

 どうもこのアンモナイトの螺旋(ラセン)には強く惹かれるものがあって、綺麗なアンモナイトを見かけるとつい購入してしまいます。余り大きなものは高価で、置く場所にも困るので、掌に納まるような小さなものばかりですが・・・・。070103

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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