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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 言わずとしれた毒虫です。
 私は刺されたことはありませんが、子供の頃、野山で遊んでいて、運悪く刺されてしまった友達が痛い、痛いと連呼していたのを記憶しています。
 色合いは何ともトロピカルな感じで、これで毒がなければ・・・・寧ろ好かれるかも知れない虫ですよね?070814

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 以前、一本角のザトウムシを紹介しました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/264/

 今回のはさらにその上をいく五本角のザトウムシです。もっとも大きさは非常に小さく5mm以下、五本角かどうかなど写真を拡大してやっと分かるくらいでした。その風体からいってゴホンヤリザトウムシと思われます。070902

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 黒と白のコントラストが鮮やかなこの蜘蛛は、イナズマハエトリのオスです。久しぶりに見たので写真を撮ってみたのですが、一度眼を合わせた後、スッと下へ飛び降りました。
 腹端から1本の糸がうっすらと伸びているのが分かるでしょうか? これが足場から伸びている命綱で、昆虫などに飛び掛るときにも使われます。070829

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 南海のサンゴ礁に棲むチョウチョウウオやヤッコダイの仲間には、夏季に暖流である黒潮に乗って北上する個体がいます。紀伊半島、東海地方は言うに及ばず、関東沿岸海域すなわち千葉・茨城付近まで辿り着くものが相当数いるのです。暖かい間はそこに棲みついて普通に生活していますが、秋から冬にかけ水温の低下とともに死滅してしまいます。これを「死滅回遊魚」といいます。海水魚の愛好家の中には、これらを採集し飼育することに拘っている人もいます。なぜならば、結局死滅してしまう運命にある種類の魚たちを捕まえてしまっても生態系の多様性に与える影響は小さいからです。

 よく似た例が蝶の世界にもあります。写真は、最近あちこちで目にするイチモンジセセリです。イチモンジセセリは南方系の蝶で、関東でいえば北緯37度以南、冬季の最低気温が摂氏2℃以上の地域に定着しているそうです。夏から秋にかけて生息数が増えてくると北上し、限界より北の地域でも見つけることが出来ますが、結局、冬の到来とともに死滅してしまうといいます。このような生活史をもっている蝶は他にウラナミシジミが知られています。蝶なので「死滅回遊蝶」とでもいったところでしょうか。

 昆虫にしても魚にしても他の生物にしても、ある程度の移動能力をもつ生き物たちが分布域を広げていこうとする場合、いつもこのようなことが起きているのでしょうね。070827

▼糞を吸っている姿はセセリ科を始めとして多くの蝶種で見られる。

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▼2匹で前後に止まっていたが、オス・メスのカップルなのかは不明。

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 このキオビツチバチも寄生蜂の一種です。地中で生活するコガネムシの幼虫に産卵するようです。カブトムシのような大きなコガネムシの幼虫なら食べでがあるでしょうが、小さいコガネムシの場合はキオビツチバチの幼虫も成長とともに食糧に窮しますね・・・・いやいや彼ら寄生蜂がそんなヘマをするとは思えません。

 大きくなる種類を見分けて・・・・?   しかしどうやって・・・・?

▼葉上で休むキオビツチバチのメス。070812

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 小さな黒いカスミカメが2匹揃ったので出してみました。

 ▼オオクロトビカスミカメはちょっと光沢があって、小さな斑点が明瞭な感じ。写真に撮ってみると小さな螺鈿細工が施してあるように見えてとても美しく見えるが、レンズの色収差かも?070902

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▼ヒメセダカカスミカメは背中がこんもりした感じ。オオクロセダカカスミカメより小さく、脚も短い。070627

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▼ヒメセダカカスミカメの横顔。070627

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 ヒメシャク類の幼虫ですが、種名までは判りません。①と②③④とは別の種だと思われますが、どちらも非常に細長い体をしていて、割合に近縁のようです。

 ①の尺取虫は、エノキの葉の端で静止していました。②③④の尺取虫は、見つけた時には動き回っていましたが、写真を撮ろうとしたら草の上からぴょんと跳ねて下に落ちました。②の写真は、落ちて松葉のようになってしまった姿です。それをツユクサの上に止まらせたら、小枝に成りきって静止したまま動かなくなってしまいましたが、③はそのときの成りきり写真です。④の写真は、その横顔をアップしてみたものです。

▼左上より時計回りに①②③④
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 徘徊性で日本最大のクモといえばアシダカグモですが、そのアシダカグモと同じ仲間のコアシダカグモです。アシダカグモと比較するともっと小さいですが、よく見れば貫禄があります。どちらも南方系のクモですが、こちらの方がより北まで進出しているようです。またアシダカグモは屋内で見られるのに対し、野外で見られる点も違います。070802

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 ある時出遭った奇妙な光景です。アブラムシが1匹、ナメクジのお尻に乗っかっています。ナメクジのベトベトに捕らえられたのか、身動きが出来ずにこのままナメクジに拉致されていくしかないようです。最後はどうなったのか、知りたいものです。070718

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 ハネナガヒシバッタでしょうか?

 wikiによれば「ヒシバッタ」と呼ばれる種には、たくさんの種が含まれているとか。子供の頃から普通に見てきたバッタですが、色彩に変異が多く、同一種には余り見えませんでした。しかし、小さいものには注意を払わず、百羽一絡げで「ヒシバッタ」と呼んでしまえば「そんなものか」と思えてしまうのが人の心理です。イオウイロハシリグモが色彩によって別種として扱われてきたのとは、全く逆の待遇ですよね。

 さて翅の長いヒシバッタにはハネナガヒシバッタ、ニセハネナガヒシバッタ、ヒシバッタの長翅型などがあるようです。ヒシバッタより翅の長いぶんだけ大きい程度ですが、先の3種以外の種の可能性もあります。色彩にはずいぶんと差がありますが、果たして・・・・。070824

▼ツートンカラーでなかなかキレイな色合いの個体。
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▼上方に飛び出した複眼。妙に面白い顔である。

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 美しい・・・・蛾・・・・です。ウスキツバメエダシャクといいます。

 よく行くS県民の森で見かけたイタドリの花には多くの虫たちが来訪していましたが、その中でも美しいが故に特に目立ちました。幼虫はスイカズラ科、ブナ科、ニレ科、マメ科などを食餌植物とし、成虫は5月~11月頃に見られます。070827

▼イタドリの雄花に囲まれて。
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▼大きく黒っぽい複眼、桃色の額、濃色の口吻と触角が目立つ。
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 今夏は8月24日にもヤマトタマムシを見ました。私には今夏最後のヤマトタマムシになるだろうと思われます。

 前回、見たのは記事にも紹介したように6月13日でした。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/165/

 それにしても盛夏の虫であるヤマトタマムシが出現する時期も早くなっているようですね。データが少ないので確実ではありませんが、カブトムシがそうだからです。私がカブトムシを捕まえていた少年の頃、カブトムシの出現は最も早くて6月中旬でした。その頃ようやく最初の1匹が捕まります。そして少しずつ数が増えていくのです。ところが今年など、6月下旬にはカブトムシがぞろぞろ羽化していて、野鳥の餌食になっていました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/197/

 出現の終わる時期も遅くなっているような気もしますが、いなくなる時期というのは出始めの時期ほどハッキリとは判りません。やはり温暖化の影響もありそうです。070824

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 そこかしこで、鳴く虫の声が聞こえる季節になりました。中でもカンタンは鳴く虫の王様といわれます。個人的には好きな虫ですが、「鳴く虫の王様」という表現は他にも素晴らしい声の持ち主がいる中、独善的な感じで私には余り馴染みません。ただ「ル・ル・ル・ル・ル・・・・・」とやや低めに儚さを訴える声は、「邯鄲の枕」の故事とも結びつき、我々を無常の感慨に浸らせてくれる大切な秋の風物詩です。

 ところで写真の2匹、最初は何をしているのか分かりませんでした。しかし、ネット上で調べてみると・・・・

 実はオスの翅の根元にはメスを誘引する物質が分泌される腺があるそうで、その誘引物質をメスが舐めている間に、オスは精子球をメスの生殖器に差し入れるのだそうです。だとすると、メスの産卵管の付け根辺りに見えている白い球は、精子球かも知れません。・・・・デジカメというのは、こんな場合でも実に有用な道具になるものなのですね。070902
http://www.geocities.co.jp/Athlete/4456/sub-2_ins_kantan.htm

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 この強烈なインパクトをもつ色彩の大きな芋虫は、セスジスズメの幼虫です。
 よくサトイモについているのを見かけるのですが、今回は昨日のトカゲがいた石段を歩いていました。サトイモ意外にサツマイモ、ヤブカラシ、ノブドウなど結構いろいろな植物を食べるようです。070902

▼頭部から続く2列の斑点も色とりどり。

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▼全身はこんな感じ。10cm近くはあろうかという大きな芋虫。

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 最近、めっきり少なくなったニホントカゲ(以下トカゲ)です。関東のどこでも見られるトカゲ亜目の爬虫類は、ニホンヤモリ(以下ヤモリ)、ニホンカナヘビ(以下カナヘビ)、そして本種の合計3種ありますが、そのうち都市部から最も縁遠くなりつつあるのが本種のように思われます。

 ヤモリは、人家そのものに住み着くことが普通であるため、餌の昆虫が確保できる程度の緑地が存在すれば、街中でも生存できます。

 カナヘビは、ちょっとした公園、耕作地、雑木林などがあればよいようで、低木の上や林縁のマント群落辺りなどで特によく見かけます。

 しかし、トカゲは、カナヘビと生息環境が微妙にシンクロしているようで案外そうでもなさそうです。トカゲをよく見かけるのは、寺社の石段や民家の石垣、川原なら流れから外れた土手の大きめの自然石の上などのゴツゴツした場所が多く、そのような場所を好んでいるふしがあります。

 カナヘビとトカゲの繁栄の差は何でしょうか?
 一説によると、移動能力の差ではないかと言われています。調べた訳ではありませんが、私も直感的に賛成です。カナヘビは長い手足を使って、相当高い草木によじ登ります。人の目線ほどの高さまでは気持ち良さそうに日光浴している姿を見かけることができます。一方、トカゲの方は登ってもせいぜい膝ほどの高さまででしょうか。日光浴している石が余程大きければ、或いは石段を下から見上げたのであれば・・・・話は別ですが、草木をよじ登っているトカゲはまず見たことがありません。そもそも植物によじ登るような長い四肢は持っていませんし、つるつるした光沢のある体は、土中に潜る方に都合がいいようです。070902

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 猛暑でも元気な虫たちはたくさんいます。一方で子孫を残せたか否かは不明ですが、その生を終えた虫たちもたくさんいます。そういった虫たちには昔からアリが葬儀屋でやってくると相場が決まっています。070824

▼アブラゼミが死んだ。たくさんのヒメアリが集まっている。

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▼ドウガネブイブイが死んだ。1匹のクロヤマアリが近づいてくる。

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▼オオミズアオが死んだ。白く柔らかな腹部に小さなアリが1匹。目を凝らせばアリはまだまだいる。

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 かなり巨大なクモです。体長は成熟したメスで20~30mmといった程度ですが、脚が長く非常に大きく見えます。
 体色に変異が多く、おおまかにイオウイロ型、スジブト型、スジボケ型があり、従来は別種とされてきましたが、累代飼育の結果、同一種であることが判ったそうです。識別のために累代飼育までしなければならないというのは実にシビアな世界ですね。

 さてこの位の大きさのクモになると餌も半端ではなくて、金魚の養殖場で金魚を捕まえていたとか、カナヘビを捕まえていたとか、かなり強烈な話も伝わっています。070824

▼イオウイロ型。単色だが、濃淡や赤みなど変異がある。この個体も実はかなり大きかった。

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▼顔にはちょっとした風格がある。

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 このツマグロヒョウモンもナガサキアゲハと同様で、西日本でしか見られなかったものが、近年になって分布が北上し、関東でも見られるようになりました。原因として「気候の温暖化」もあるはずですが、一方で昨今の園芸ブームによるビオラやパンジーなどのスミレ科植物の広がりも大きいという説があります。070824

▼キバナコスモスで吸蜜しているメスのところにオスがやって来た。
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▼このオスは一生懸命にメスを誘うのだが・・・・
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▼メスの方は全くその気がなく、諦めたオスは飛び去ることになる。
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 コミスジが目の前に止まってくれました。近くでよく見れば体に光沢があるのですね。別に珍しい種でもなく、林縁を優雅に飛ぶ姿はゆっくりと見えるので、写真にするのは容易いように思えたのですが、これまで縁がありませんでした。幼虫の食草はクズ、ニセアカシア、ハギ、アズキなどマメ科植物が知られています。070827

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 その辺りはカタバミやシロツメグサが咲き、殖えるのにも食べるのにも事欠かない場所であるため、たくさんのヤマトシジミが群れ飛んでいました。

 ただそんな中でもハンディキャップを持つ個体が生き残っていくには自然は厳しすぎるのだと勝手に思い込んでいたふしがあります。先程までピンピンしていてもさっと野鳥にさらわれてしまうような世界です。

 写真はヤマトシジミの交尾ですが、メスの方が脱皮不全で翅がねじれており、どう見ても飛ぶことは叶いません。ところがオスが求愛にやってきて交尾までこぎつけているのです。この後、産卵までいけるか何とも判りませんが、足元は食草であるカタバミですから、もうワンステップだけ。相当ラッキーな個体であることは確かです。 

 一般に昆虫は多産ですが、どんなに大量の卵を産んでも次世代を残せるのは平均してオス、メス1匹といったところのはずです(性比が1:1ではない種、有性生殖から外れる世代、大量発生してゆく個体群などにおいてはこの限りではない)。とするならば、成虫になれること自体、かなり幸運な星の下に生まれてきているのですが、運命はままならないものなんですね。

 私の見ている前で、交尾している2匹にちょっかいを出してきた別なオスがいましたが、そのオスが伴侶を見つけて子孫を残せる確率は、現段階でそのメスより低くなっている訳ですから・・・・。070827

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 このカメムシ、どうやらコバネヒョウタンナガカメムシのようですが、ネット上で調べると興味深いHPに辿り着きました。そのHPによれば、コバネヒョウタンナガカメムシはメスを巡ってオス同士が闘争することがあり、その際に太く発達した前脚でボクシングのように激しく争うそうです。http://zoo2.zool.kyoto-u.ac.jp/ethol/showdetail.php?movieid=momo050115th01b

 予ねてから疑問であったヒゲナガカメムシやホソナガカメムシの前脚の件もその辺りに落ち着くかも知れません。オス同士が後脚で戦うというホオズキカメムシを例に類推して頂いたspaticaさんに感謝です。唯一にして最大の疑問点はヒゲナガカメムシやコバネヒョウタンナガカメムシのメスも前脚が発達していること、ホオズキカメムシのメスも後脚が発達していることでしょうか。070727

※ヒゲナガカメムシは、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/122
※ホオズキカメムシの交尾は、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/134/
※ホソナガカメムシの一種?は、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/261/ 

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 どこからともなく現れて蜜柑の木の周りを飛び回った後、陽光の漏れてくる小枝の上で翅を休めていました。目の前でじっとしていてくれることがなかったので、今まで写真を撮ることが出来ませんでしたが、この日やっと写真に収めることが出来ました。

 ナガサキアゲハの雌です。私が子供の頃は決して見ることのなかった昆虫であり、当時は本州でも特に暖かい地域と四国、九州、南西諸島にしか分布していませんでしたが、最近の温暖化とともに北上してきたようです。南国らしい色と大きさに魅了されますが、これが地球環境の悪化とトレードオフである訳ですから、どうにも複雑な心境です。070824

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 ヤガ科トラガ亜科に属するトビイロトラガの幼虫です。ヤブカラシ、ブドウなどにつくそうです。
 アニマルプリントのような、余りに見事な色模様なので思わず写真を撮ってしまいました。「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」で調べてみると、成虫は前脚が妙に長く、蛾離れした異形です。
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Agaristinae/Sarbanissa_subflava.html
 こうなると成虫の実物も見てみたいですね。070823

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 淡いブルーの美しい翅、意外にも洋風な和名・・・・明治初期にラミーという植物について大陸より侵入した帰化昆虫だそうです。もっとも人間が本来あるはずのない植物を持ち込んだ以上、オマケは付き物ですね。この昆虫があまり問題視されないのは、生態系に入り込む速度が穏やかで、明治以来少しずつ日本に馴染みながらじわじわと北上してきたからでしょう・・・・とは言っても、実はそんな生物は枚挙に暇がないくらい沢山いるのですが・・・・。

▼この写真は東秩父で撮ったもの。関東まで北上したのは1980年代頃。ラミーの他にカラムシやムクゲなどにつく。
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 コオロギやキリギリスの仲間は一口で言えば「鳴く虫」の仲間です。ところがこの仲間でも例外的に鳴かないものもあって、特に有名なのはコロギス科でしょうか。形態としてはコオロギとキリギリスの中間のような感じですが、発音器を持っていません。またカマドウマ科なども鳴きませんが、そもそも翅を持っていませんから、鳴かないと言われても当たり前過ぎますね。

 この虫は意外です・・・・形態的には、~ヒバリ、~スズと呼ばれそうな感じ(それもそのはずコオロギ科クサヒバリ亜科に属する)なのに調べてみれば鳴かないとのこと。クサヒバリの♀に似ていますが、後脚の腿節には斑紋がないのが特徴なのだそうです。

 ところが最近、鳴かないとされていたコロギスもタッピングといってタップダンスのような足踏みで音を出すことが分かってきたそうです。ということは他の「鳴かない虫」たちもどこでどうやって音を出しているか分かったものではないですね。

▼コナラの1本の枝に♂、♀、♂の3匹のウスグモスズが10cmほどの間隔で並んでいた。並んでいた順に左上より時計回りに♂、♀、♂、そして♀の産卵管。「鳴かない」でどうやって相手の居場所を探ってきたのか?鳴かない虫だと知っていれば、もう暫くの間、観察していたかも知れない。070823

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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