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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 今年は天候不順のせいか、こいつの顔を見るのも遅かったような気がします。もっとも1ヶ月前の話です。
 私自身もフィールドに出なかったため、このブログも不順に・・・・今月も今日で終わりです。100505
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 春にしか現れない虫や花をスプリングエフェメラルと言いますが、虫でも蝶のような可憐なものではない場合もそう呼んでいいものでしょうか?
 この蛾もネット上を調べてみると、春にしか現れていないようですね。名前を調べるときも、特徴的な模様で見覚えもあるし、すぐ判明すると思ったのですが、もたついてしまいました。
 スギタニキリガ。幼虫の食樹はコナラ、サクラなどで、北海道から九州まで分布します。
 それにしても渋~い模様ですねぇ・・・・。100430

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 可哀相なことをしてしまいました。昨年、幼虫を見つけてきて育て、土中に潜って何とか蛹化までこぎつけたものを・・・・。

 私が不用意に余り気温の下がらない部屋に置いてしまったために、春だと勘違いした蛹は羽化してしまっていたのでした。さらにこちらが気づいていれば、ちょっとは長生きさせることが出来たかも知れないのですが、生憎それも気づかないまま、餓死させてしまいました。

 何とも惜しまれる結末、後味の悪い結末。背中の髑髏が恨めしや。100203
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/841/

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 1月下旬といえば、冬も冬、立派な真冬ですが、こんな真冬にも活動している昆虫がいるんですね。

 ひとつめは言わずと知れた「冬尺」です。翅が退化したメスを見たのは、私も初めてのことで、ようやく念願が叶いました。見つけたのは見沼田圃の一角にある公園内です。オスの方はどうもウスバフユシャクという種類が一番近そうですが、同定に余り自信はありません。メスの方はさらに不明ですが、やはりウスバフユシャクでしょうか。
 ふたつめは以前にも紹介したことのあるヤナギイネゾウモドキ?です。毎年1月頃からか芝川の土手のヤナギの芽に張り付いています。芽が出てくるまでどこにいたのかは知りません。ひょっとしたら枝先でじっと越冬しているのかも知れません。100128

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▲これが冬尺のメス。

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▲冬尺のオス。ウスバフユシャクか?

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▲色が少々違って見えるが、これも同じ種類(ウスバフユシャク?)だろうか。明るさが異なるために撮影時のホワイトバランスが違っているかも知れない。

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▲例年1、2月に見かけるゾウムシの仲間。ヤナギイネゾウモドキだと思っているが。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/801/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/508/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/495/
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 小さな地味な蛾がいると思っただけで、写真を撮るまでは気づきませんでした。ところが光線の当たり方によってはこのようなメタリックの輝きが見えるのですね。

 「みんな~蛾~」によれば、本州、九州、南西諸島に分布し、幼虫はマメ科のメドハギ、マルバハギなどを食べるとか。四国を飛ばしているのはなぜでしょう? 時々、そういう分布の生物もおりますが、確認されていないだけなのか?それとも本当にいないのか? さてさて・・・・。091108
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 もともと九州以南に分布していたようですが、温暖化によるのか、都市部のヒートアイランド現象によるのか、このところ分布域を北上させているようで、この夏、埼玉県初のクロメンガタスズメが北本自然公園で発見されました。
 そして幸運なことに私もいつものフィールドに出かけた折に幼虫を見つけることができました。大きさから判断して終齢幼虫でしょうか。
 背中に髑髏の模様がある成虫は、映画「羊たちの沈黙」のポスターで記憶されている方も多いと思います。私自身の実物の記憶としては、関東にも分布している、同様の髑髏模様をもつメンガタスズメだろうと思われるものを子供の頃にぼんやりと見たような覚えがあるものの、いつどこで見たというはっきりとした記憶ではありません。クロメンガタスズメの方がより巨大で、髑髏の模様もハッキリしているようなので、是非とも見てみたいと考えていました。
 10月22日、とりあえず自宅に持ち帰り、飼育ケースの中でクサギやダチュラの葉を餌として与えていたところ、11日後の11月2日、土の中に潜ってしまいました。今のところ、潜ったままのようですから、来夏、寄生虫などにやられることなく無事に羽化し、あの髑髏模様が拝めるのを楽しみにしています。091022
 
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 文一総合出版「ネイチャーガイド・日本のクモ」に拠れば、分布は北海道から九州まで、生息域は人家周辺から高山の樹木上までと非常に適応性に富んだハエトリのようです。しかし、たまたま見つけたのが自宅の近所ではなくて、東秩父の山の中とは・・・・。
 オオハエトリというだけあって、毛深い容姿も貫禄があります。090923
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久しぶりに見たシマヘビです。刈り取った枯れ枝を積んだところで一休みしていたようです。
アオダイショウはこの辺りではよく見かけますが、シマヘビはやや少ない気がします。

幼蛇はそれこそ別種のような模様がありますが、この個体もよく見ると、その名残がうっすらと見て取れます。090917

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 8月下旬、埼玉県の奥秩父にある三峰神社に行ってきました。おそらく二十年ぶりくらいになるでしょう。

 その境内で見つけたアカスジシロコケガかその近縁種のものと思われる、世にも不思議な繭です。都合よくアカスジシロコケガの成虫も見つけることができました。繭の方は本当にアカスジシロコケガそのものか否かまではよく分かりませんが、近い仲間であろうことは確かなようです。

 この繭、見れば見るほど不思議です。毛虫(幼虫)が、自分の毛を抜いて作ったような滑稽な想像を働かせてしまいますが、実際にどのようにこの繭をつくるのか見てみたいものです。

 尚、コケガという名前は幼虫が一般にコケ(地衣類?)を食べることからついた名前です。このアカスジシロコケガも何か地衣類を食べて育ったのでしょうね。090823

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 オオカマキリか(チョウセン)カマキリのようでした。盛夏の季節、もう少しで成虫になるところまで育ってきています。090816
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翅の裏面を見せて止まっているのはルリタテハです。翅の表面も綺麗ですが、様々な階調の褐色や灰色の中に瑠璃色が散らされている裏面の複雑さも捨て難いものがあります。090712

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アオオサムシの背中の紋様は、実に美しいと思います。子供の頃は普通に見かけた昆虫ですが、最近は余り目につかなくなりました。もっともトラップでも仕掛ければ、まだまだ捕まるのでしょうけれど、普通に野山を散策していて目につく機会は減ったようです。逆にヒラタシデムシはやたら多いような・・・・。090709

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 6月の写真ですが、東秩父で見たアカハネムシの一種です。有毒のベニボタルに擬態していると言われ、この類の配色で擬態していると思われる昆虫は他にも存在します。090607
 6月に東秩父に行った時に撮ったトンボです。

 調べてみればサナエトンボ科ダビドサナエの♀のよう。本州・四国・九州に分布する日本の固有種とのこと。和名のダビドはフランス人採集家の名に由来するとか。

 飛び方は余り機敏ではなかったのですが、ふらふらと飛んで次に止まったところを写真に捉えてみると、どうやら小さなハエのような昆虫を口にくわえている様子です。弱々しい飛び方に見えて実はそんなことはなかったのですね。090607

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 ヤマトシリアゲ春型の♂です(夏型はベッコウシリアゲとも言われる)。それにしてもこのシリアゲムシの名の由来となった尻の先は、サソリのように刺しそうな雰囲気ですね。090607

※ヤマトシリアゲの交尾の様子はこちらを → http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/134/

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 家の前で見つけました。道端で人に踏まれてしまいそうなので、自宅の壁にとまらせておきました。名前はコスズメですが、さして小さくもありません。街中でこんな立派な蛾を見るのは寧ろ久しぶりでした。食草はノブドウ、エビヅルなどのブドウ科やヤマノイモ科のヤマノイモなどだそうです。そういえばどちらも少しばかりなら近所に生えてます。090516

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 ヤマトモンシデムシかと思っていました。しかし調べてみればヨツボシモンシデムシという似て非なる近縁種。ヤマトモンシデムシの方は今や絶滅危惧種に指定している都道府県が多い珍種になってしまいました。子供の頃によく目にしたのはヨツボシの方かな?

 よく見ると触角にはダニが付いています。ネット上の他の写真でもダニの付いている写真を見かけましたから、かなりダニの付きやすい性質なのかも知れませんね。スカベンジャー言わば自然界のお掃除屋さんだからでしょうか。090502

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 「昆虫記」(ファーブル)によれば、徘徊性のクモは獲物の昆虫を一撃で倒すために頚部の神経節を狙っているのだそうです。確かに徘徊性のクモが獲物をぶら下げている時、頚部に噛み付いています。090502

▼ワカバグモのオス。獲物はヒメバチの一種か。
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 マミジロハエトリのオス(手前)とメス(奥、ひょっとするとネコハエトリか)なのですが、面白いシーンを見ました。この写真の状態の前では、オスが奥にいてメスが手前にいたのです。オスがどうやらメスをエサと間違えたのか、いきなり手前のメスに飛びかかり、その瞬間メスもそれを避けて奥の方へ飛び跳ねて・・・・。結局、時代劇でふたりの侍が決闘したかのようなシーンを見ることになりました。そうしてみると何やら当ての外れたバンザイポーズのオスが滑稽に見えますよね。090422

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 今までも「美しい」カメムシの幼虫は紹介したことがありますが、これは美しいというより寧ろ「派手」です。調べてみると、クヌギカメムシ科の幼虫が近いようです。幼虫のうちにここまで派手であることの意味はあるのでしょうか? 不思議です。090429

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 以前、工事現場から救出してきたジャコウアゲハの蛹について御紹介しましたが、この蛹、暖かさが続いたおかげで4月22日(水)、ついに華麗なる変身を遂げました。蛹を保管していたガレージの中で羽化し、明かり取りの窓に向かってパサパサと羽ばたいていたのを見つけて、歓喜!! 寄生虫にもやられず羽化したのは立派なオスでした。結局もといた見沼田圃の一角に放してやったのですが、彼を入れて運んだ袋にはジャコウアゲハ独特の芳香が残っておりました。久しぶりだなぁ、この香り・・・・。090422

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 先日のビロードツリアブ同様に春しか見られないトラフコメツキです。渋い模様の前翅と刻みの荒い触角がなかなかいい味を出しています。090410

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 ボリジ(ムラサキ科)の花にやって来たセイヨウミツバチです。このところTVなどでセイヨウミツバチが大幅に数を減らしているというニュースを耳にしますが、どのくらいの影響が出るものなんでしょうか。国産の果物などが余り高くならないことを祈ります。090412

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 最近はかなり暖かい日も続き、冬眠から目覚めたカナヘビを見かけることも多くなりました。これは12日に陽だまりで活動していた個体です。日光を浴びて体温の上がったカナヘビは逃げ足もなかなか速いものです。090412

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 1年を通じて春にだけ出現する花や昆虫をスプリング・エフェメラルと言いますが、このビロードツリアブ(ビロウドツリアブ)もそのうちの一つで、今季は初めてです。小学生の頃、菜の花畑で多く捕まえたことを思い出して捜してみました。

 近縁の珍種トラツリアブほどではないですが、愛敬のある姿をしています。しかしその生活史は寄生者で、地中に営巣するヒメハナバチ類を宿主とするとか。モコモコとぬいぐるみのような姿でありますが、見かけに拠りません。090408

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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