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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 今の季節のクズの葉上ではコフキゾウムシの交尾がよく見られます。たくさんの個体がいる場所では、昨日のハンミョウのように3重連になったコフキゾウムシも見られるほどです。

 このコフキゾウムシ、遠くから見ると淡い緑色ですが、接写してみると体表の鱗粉がフラッシュに照らされ、虹色のビーズのように輝きます。070722

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 昆虫の世界でもよく間違いが起こるようです。以前、3匹のグンバイムシが交尾している写真を載せましたが、
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/129/
どうやらこれもおかしなことになっています。最初見つけた時は何やら見かけたことのない不思議な虫がシャカシャカ移動しているようでしたが、ヒメハンミョウ類が3匹つながっているとは思いませんでした。
 トウキョウヒメハンミョウかヒメハンミョウ(エリザハンミョウ)あたりではないかと思いますが、ハッキリとは判りません。070727

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 このオオシオカラトンボやシオカラトンボの若いオスは羽化して間もない時はメスのような黄褐色で、成熟が進むと粉をふいてきて青灰色に変貌していくのだそうです。逆にメスの中にも成熟して粉をふき、オスのような青灰色になっていく個体もあるとか。一概に色だけでオス・メスを決め付けることは危険なようです。

 さて、この写真の個体は、よく成熟して見事な青灰色でした。粉をふくあまり、翅脈のつけ根辺りまで青灰色になっていて、メカニカルな印象さえします。070727
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 今日も昨日に続いて酷暑でしたが、シラカシの生垣の周りを飛び回っているムラサキシジミを何匹も見ることが出来ました。産卵のためにやってきているようで、若芽に卵を産み付けている個体を見かけました。産卵している様子も撮ったのですが、そちらの方は生憎ピンボケです。
 ムラサキシジミは6月上旬から姿は見られたものの、これまで翅裏しか拝めずちょっと心残りだったのです。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/156/

 今日は美しい翅表も撮れてラッキーでした。決して珍しい蝶とは言えませんが、この青い輝きは、私にとって何物にも変えがたい物の一つになりました。070727

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 何をやっているのかよく分からない光景でした。ハナバチの一種らしきハチが、大きな水滴を口元に蓄えて、変形させてました。遊んでいる訳ではないのでしょうが、遊んでいるように見え、こんなタイトルにしました。

 普段は花から甘い蜜や花粉をもらっているのでしょうが、水を飲みたくなるときもあるのでしょうね。070718

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 綺麗なレモンイエローでした。

 ハナアブ、おそらくヒラタアブの仲間だろうと思われたのですが、こんなに鮮やかなイエローは何だか違う仲間のような・・・・大きさもかなり大きかったような気もしてきて・・・・結局、斑紋の様子から辿り着いたのが、やっぱりオオヒメヒラタアブのメスです。

 それにしても見事な黄色だなぁ・・・・。070718

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 真っ黒いクモでした。それも腹部が以上に長く、まるで芋虫のような異形のクモです。

 私の持っていた図鑑には載っていなかったので、「クモ蟲画像掲示板」で伺ったところ、
http://bbs1.whocares.jp/bb/view?bbn=kjrshoj&vt=0
カラスゴミグモ、またはカギツメカラスゴミグモのメスであろうとのことでした。カラスゴミグモとカギツメカラスゴミグモのメスは外見上の見分けはつかない、辛うじてオスの触肢に爪があれば後者、なければ前者になるとのこと。カギツメ~の方が数が少ないので、頻度からいえば前者でしょう、とのお話も。

 地面に対して体の軸を水平にして、巣に陣どる習性だそうですが、実物もその通りですね。それにしてもこのクモ、これほど黒いこと、これほど長いことに意味があるのでしょうか?070708

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 先日、ゴミを背負ったクサカゲロウの幼虫が捕食しているシーンを載せましたが、
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/239/
今日はゴミを背負っていないクサカゲロウの幼虫の写真を載せました。

 そもそもクサカゲロウ科の昆虫は世界に1300種いて、日本だけでも40種を数えます。日本だけで40種、というのはそよかぜさんのブログで教えて頂きましたが、随分といるものです。その中には幼虫がゴミを背負うものもいれば、今日の写真のように裸で歩き回るものもいるのですね。ちなみにこの個体はかなり大きめで、終齢なのか1cmくらいはあったと思います。070722 

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 この2匹の虫は色違いの同一種イタドリハムシです。2匹は模様も似ているのですが、色だけが違います。
片や黄色、片や赤色。

 黄色と黒で捕食者から身を守ろうとすると、ハチに擬態するのが手っ取り早いようですが、この虫はハチのようには見えません。また赤と黒で捕食者から身を守ろうとすると、テントウムシのような不味いものに擬態するのが有効なようです。
 しかしながら黄色と黒では似た仲間が余り多くないようですし、赤と黒でも余りテントウムシに似ているとは言えない模様です。赤と黒の模様では、寧ろヨツボシケシキスイやキノコムシに似た仲間がいるのですね。

果たして、何故、こんな色なのでしょうか?070706,070505

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 今日、川の土手に生えているオニグルミの樹液に誘われてきたゴマダラチョウです。国蝶オオムラサキと近縁ですが、こちらの方が少し小さく、少し地味です。
 近くで見ると複眼と口吻が真っ黄色なんですね。070722

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 セミの仲間?と言いたくなるほどセミに似ていますが、これは自宅の庭で撮ったキジラミ科の一種です。キジラミはセミと比べて、圧倒的に小さい、触角が長い、などの相違点があります。全世界で1500種程知られているそうですが、もっといそうな気もしますね。070717

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 この草の上で佇むゴキブリはモリチャバネゴキブリといって野外性のゴキブリです。「やらせ」ではありません(笑)。
 学名は Blattella nipponica ということからして、最初に日本で記載された種であることが判断できます。アフリカから世界中に広がったと考えられているチャバネゴキブリとはそもそも出自が異なり、モリチャバネゴキブリは朝鮮半島と日本にしか分布していない種なのです。070718

▼屋内性のチャバネゴキブリとは住んでいる場所が違うが、形態的には胸の模様で区別できる。モリチャバネゴキブリは胸の黒紋が“( )”の形、チャバネゴキブリは“ハ”の形をしている。
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 以前、虎髪切虫を2種類紹介しました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/128/

 後日になって見つけた虎髪切虫も小さめなので注意しないと見落としますが、意外と身近な場所で生きているものですね。
 今日はそんな身近に見られた虎髪切虫を2種追加しておきます。

▼タケトラカミキリは竹などに付く。自宅の庭で見ることが出来た。070701
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▼フタオビミドリトラカミキリは淡い緑が美しい。本州以南の温暖な場所で普通とのこと。070719
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 昨日、笹の葉の上で見つけた虫です。
 実に鮮烈な配色です。体は鮮やかなオレンジ色、複眼は真っ白。そしてV字型に突き出した透明の長い翅。前知識がなければ、何の仲間なのか判断に苦しむところですが、口吻がストロー状になっているのがポイントです。

 これはアカハネナガウンカといって、実はウンカの仲間、つまりはセミ、カメムシと同じく半翅目の一種なのです。図鑑によれば、旬の時期は8~10月頃のようですから、これ以降、また見かけることもあるでしょうね。070718

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 私のよく行く埼玉県南のフィールドで4回ほど出合ったことのある正体不明のハエトリグモを、「クモ蟲画像掲示板」で伺ったところ、どうやら未記載種の疑いが出てきました。
※参照記事3326 http://3rd.geocities.jp/data2157_3397/page1.html
※参照記事3069 http://3rd.geocities.jp/data2157_3397/page3.html
※参照記事2870 http://3rd.geocities.jp/data2157_3397/page6.html

 筑波山麓でもメスの写真を撮られた方がいて、ジャバラハエトリの仲間の一つらしいのですが、確実なことは判っていません。近い将来、日本産蜘蛛類のリストに加えられることを期待したいと思います。

 オスに2回、メスに2回出会っていますが、指摘されるまで同一種のオス、メスらしいとは気づきもしませんでした。

▼5月1日に1回目♂070501
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▼5月22日に2回目♂070522
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▼5月24日に1回目♀(後の6月6日に出会うことになる♀より若い個体に見える)070524
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▼6月6日に2回目♀(腹部にジャバラぽい模様がある)070606
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 昨日、自宅の玄関先に止まっていました。トリバガの仲間だと思って調べると、ブドウトリバガとオダマキトリバに行き当たりました。どちらも似ているし、自宅の庭は狭いくせにオダマキもノブドウもあるので、どちらだか判りません。070717

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※ご存知の方がいらっしゃればお教え下さい。宜しくお願い致します。

 ツマキヘリカメムシの親子のようです。ついこの間、この辺りのタラノキで沢山の成虫が交尾しているのを見ましたが、いつの間にか幼虫が誕生していました。成虫の背中に乗ったのは偶然でしょうが、面白い光景なので、思わずシャッターを切りました。070713

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 美しいハエトリグモです。メスの腹部にはオセロットやジャガーなどのネコ科動物の毛皮のような模様があり、脚にも構造色のような青が煌いています。
 本州以南に分布し、6~8月に成体が見られます。

▼豹柄?の服を着たご婦人。070627
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▼こちらを直視するメスの個体。小さな餌を加えている。070627
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▼ハエトリグモの仲間は皆そうだが、オス・メスはまるで別種に見える。070708
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 イネ科植物につくカメムシです。年1化で秋以降に成虫に羽化するそうですから、写真の成虫は昨年の越冬個体かも知れません。

 可愛らしく見えるのは左右の複眼が小さく離れているからでしょう。特に幼虫は私の知っている限り、トラツリアブに次ぐ愛らしさだと思います。070708

▼先に幼虫を見つけた。img_15197ts.jpg


































▼その後、近くで成虫を見つけた。
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 クサカゲロウ類の画像を並べてみました。
 成虫も幼虫もアブラムシなど小さな昆虫を捕食しますが、成虫と幼虫の眼の造りの違いが不思議でした。成虫は普通の複眼を持っていますが、幼虫は単眼が数個集まっただけのように見えます。蛹を経由して変態をしていく中でその構造が劇的に変わるのでしょうね。

※以前にクサカゲロウ幼虫を紹介した記事 http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/7/

▼フラッシュが複眼に反射して複雑な色に・・・・。下の幼虫と同一種かどうか判らない。070516
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▼アブラムシか何者かが出したロウ物質を背負っている幼虫。成虫と違い、単眼が数個集まっているような眼を持っている。070706
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▼アブラムシを捕食している幼虫。070706
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 昨日のホシベニカミキリ http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/234/ に引き続き、またまた赤いカミキリです。
 だいぶ渋い色合いの赤で、エル●スの革製です、と言われてもいいような質感に写っています。幼虫はマツやハンノキの枯木で育ちますが、成虫はノリウツギなどの花に集まるようです。070706

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 6月上旬に見たクモの子たちです。孵化したばかりで何というクモの子か分かりませんが、この辺りでは最近までウロコアシナガグモが卵嚢を守っていたり、その後ジョロウグモの幼体が多く見られたり、ヒメグモが目立ってきたりしています。腹部の模様からどうもジョロウグモではないかと思うのですが・・・・。

 さて最初は一塊になっているクモの子達ですが、ちょっと悪戯をしました。フーッと息を吹きかけると、いっぺんに分散するのです。これはクモの子達が風の吹くのを待っているからでしょう。息を吹きかけてしばらく風が吹かないとクモの子達は再び、一ヶ所に集まって塊になろうとします。

 なぜ、クモの子達が風が吹くのを待っているかというと、クモの子達は自分のお尻から糸を出し、その糸をパラグライダーのパラシュート代わりにして空の旅に出るからです。これをバルーニングといいますが、こうやって子グモたちは広い場所に散って生息域を広げるわけです。070603

▼子グモたちの団居状態
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▼フーッと息を吹きかけると、パーッと分散する。
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 サツマとはハゼのことです。名前はハゼの実に似ていることに由来します。夕方に網を張り、朝には壊してしまいます。
 どちらもきれいなグリーンで姿も似ていますが、ワキグロサツマノミダマシは名前の通り、腹部側面が茶褐色です。
 また成体の見られる時期もサツマノミダマシが6~8月、ワキグロサツマノミダマシが7~9月と、一ヶ月くらいはズレ込んでいるようです。
 関東では普通に見られますが、分布は本州以南です。見た目通りの南方系のクモなんですね。

▼餌を食べているサツマノミダマシ。070603
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▼昼間、葉陰で休むワキグロサツマノミダマシ。070708
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 目にも鮮やかな赤い色をした、体長3cm足らずの中型カミキリです。
 タブノキ、ヤブニッケイ、クスノキなどにつきますが、防虫剤(樟脳)の原料になるほど成分のきつい材を幼虫が2年間も食べ続けて成虫に育ちます。よほど強力な解毒力をもっているんでしょうか?070620

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 先日、ハゴロモの幼虫を見つけたタラノキにいました。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/202/http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/213/
 幼虫たちの中から先陣を切って羽化した個体、それがコイツのようです。他にアオバハゴロモの成虫もいました。アオバハゴロモの幼虫は?と思いましたが、同じタラノキで白いワックスを被っているのがアブラムシやカイガラムシではなくアオバハゴロモの幼虫だったんですね。070713

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広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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