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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 最近よく目にするセマダラコガネです。
 マメコガネなどと同様、小さめのコガネムシですが、ゴルフ場などでは被害が出ているといいます。
 私から言わせれば、ゴルフ場を狭い国土に造り過ぎでしょう。例えば東京近郊を衛星写真などで見ると如何にゴルフ場が多いことか。070708

▼先が3つに割れた触角が面白い。
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▼何がしたかったのか、中脚、後脚でしばらく立ち上がったままだった。
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 埼玉県比企丘陵のとある寺の境内で、ヨツスジハナカミキリの交尾を2番い見かけました。
 現場ではとりあえず写真を撮っておこうとしか思わなかったのですが、自宅でパソコンに映してみると、雄交尾器が非常に長く伸びていることに驚きました。カミキリの仲間はこんな交尾器が多かったのでしょうか。気づきませんでした。070708

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 充血した目玉オヤジのように見えるのはヒメグモです。
 オオヒメグモと比べると相当派手な色なので目立ちます。
 最近あちらこちらの生垣などで不規則網を営巣している姿が目に付くようになりました。この網には粘球がなく獲物にベタベタ粘着するわけではありません。立体的な不規則網の中から出られなくする方法で獲物を捕らえるのだそうです。070706

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 昨秋、ヤツデの花に来たツマグロキンバエを載せましたが( http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/15/ )、これはヒメジオンの花に来たところです。
 特徴的な顔のクローズアップです。写真に撮ると、顔の一部が鉄で出来ているかのような質感をもっており、複眼は回折現象のせいか、縞々模様が映っています。070508

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 先日、興味深い状況に遭遇しました。

 結婚飛行を終えて女王アリになるはず?の大きな羽蟻が、働きアリと思しきたくさんのアリたちにモミクチャにされていました。脚や翅を四方八方から引っ張られ、もはや万事休すといった有様です。

 羽蟻と働きアリとはクロクサアリなどケアリ属の仲間に見えましたから、一時的社会寄生のための巣の「乗っ取り」に絡んで何かがあったのではないか、と憶測しました。しかし、2つのアリの種名が分かりません。アリの種名同定は難しく、どれも同じに見えました。
※アリ類画像データ参照http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/J/index.html
※アリ飼いのためのアリ知識ノート参照http://alinko.gozaru.jp/id0408a.htm

 そこで「世界の自然観察BBS」http://splashrepublic.com/nature/kansatsu.cgiで伺ったところ、好蟻性昆虫研究者の丸山さんという方から、大きいアリの方がアメイロケアリ、小さい方がトビイロケアリであり、アメイロケアリのメス(結婚飛行を終えた羽蟻)がトビイロケアリの巣の乗っ取りに失敗したところであろう、と教えて頂きました。

 ようやく合点がいきました。ケアリ属の仲間は一時的社会寄生といって、若い女王候補が、近縁種の巣に出かけていってそこの女王を殺し、巣を乗っ取る習性が知られています。この場合は、その「乗っ取り」に失敗したという状況なわけです。070624

※一時的社会寄生については、久保田政雄さんのHPにも非常に詳しく書かれている。http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/BJ/antStory/AAAnt2.html

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 野原でX字形を見つけました・・・・コガネグモ類の幼体のようです。070708

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 6月28日にツマホシケブカミバエ、ミツボシハマダラミバエを紹介しました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/194/

 4月26日にもミスジミバエを載せました。 http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/107/

というわけで、ミバエの仲間を一つ、それからミバエではないのですが、翅に見事な斑紋があるハエを一つ載せておこうと思います。ネット上で彼らの生態について調べましたが、ほとんど何も分かりませんでした。

▼セアカハマダラミバエ ミバエの仲間だから、卵は何かの実か花に産み付けられ、幼虫はその植物に依存して育つことになるのだろう。070629
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▼シモフリシマバエ このハエの生態も調べたが、載っていない。ただ、ただ翅の模様が見事である。よく似た翅をもつミバエの仲間もいるのだが・・・・。070708
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 一昨日はゲンジボタルを探しに行きました。埼玉県内比企丘陵の一部にゲンジボタルが生息していると分かったからです。

 2つのポイントを昼間のうちに絞り込み、日没後、行動を開始しました。

 第1のポイントは暫くの間、何も発見することはできませんでした。諦めて立ち去ろうとする帰り際、1匹だけヘイケボタルが飛んできました。今日の写真は、結局、この蛍の光を撮ったものです。

 第2のポイントでやっとゲンジボタルを2匹見つけましたが、距離が遠すぎて写真撮影はちょっと困難でした。ゆくゆくはゲンジボタルも写真に収めましょう。070708

▼1匹のヘイケボタルを何回も露光し、合成したもの。
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 ツチスガリはコハナバチ類などを狩って幼虫の餌に供します。自然界にはクモを専門に狩るクモやハチを専門に狩るハチまでいる訳ですね。

 ある庭にツチスガリが何匹も飛び交っていました。狩った獲物を抱えたまま自分の掘った巣穴の近くに降りると、自分の巣穴を確認しているようでした。巣穴がすぐに見つからなかったためか、他のツチスガリを追い払うためか、獲物を地面に残して暫くどこかに行ってしまったようです。ツチスガリの犯したミステイクなのでしょうか?070706

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 春からずっと同じ場所に生きものを撮りに行っていますが、季節とともに、よく目に付く生きものの面子もどんどん変わります。

 ハエトリグモも様々な種類がかなり長期に渡って活動しているはずなのに不思議と目に付く種類は変遷していくような気がします。個体数の多いネコハエトリ、アリグモ、マミジロハエトリ、アオオビハエトリなどに旬の時期があるようでしたが・・・・。

 4月中旬以降5月上旬頃まではネコハエトリが目立っていたのですが、5月中旬にもなるとネコハエトリよりもマミジロハエトリが目立ち始めたように思えます。その頃のマミジロハエトリのメスは貪欲なイメージで、ネコハエトリが餌食にされているのをよく見かけたのです。

▼マミジロハエトリ♀とネコハエトリ♀が仲良くお話している訳ではない。二人羽織をやっている訳でもない。070512

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▼マミジロハエトリ♀がネコハエトリ♂を抱えている。ヨカナーンの首を掲げるサロメのようである。070515
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 まるで苔むした茅葺の屋根のような渋い色合いです。蛾の鱗粉は鳥でいえば羽毛のようなものでしょう。してみると、このアオフトメイガの顔がフクロウのように見えてきます。幼虫はタブノキ、ヤブニッケイなどの葉を食べて育つそうです。

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 飛び回るハナバチの仲間たちです。ハナバチと言われるだけあって花の周りがとてもよく似合います。フラッシュによって空中で静止した刹那、私には何ともいとおしい生きものの姿に見えます。

▼左上より時計回りに、シロスジコシブトハナバチ、ヒゲナガハナバチの一種♀、ハラナガツチバチの一種♀、セイヨウミツバチの働き蜂。尺度は揃っていないので、相対的な大きさは当てになりません。

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ちょっと眼が合ってしまいました。そのとき彼が発した言葉は「見たな!」だったような、そうでないような。070626

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 それぞれ美女、野獣というには少し違うように思いますが、気絶した美女を抱えた野獣のような悪漢、といった図柄になりました。
 捕まったのはクロシギアブ、それを運んでいるのはキハダエビグモ♀です。キハダエビグモは針葉樹の樹皮の陰に隠れて獲物を待ち伏せする蜘蛛です。070502

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 カラスハエトリの雌がキンバエの一種を捕まえたところです。随分と大物を捕まえました。
 カラスハエトリの体格からいって、このサイズの獲物はかなり大仕事なのでしょうが、命綱がハエトリグモたちの仕事をサポートします。ハエトリグモたちは飛び掛る直前に命綱となる糸を必ず足場に付着させてから飛びつくので、少々獲物が暴れても捕まえてさえいれば、葉上から転落するようなことはなくなります。070609

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 先日載せたものhttp://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/202/と同種のハゴロモの幼虫の背中をよく見て下さい。白い粉をまぶしたウジムシ状の虫がくっついていますが、これはハゴロモヤドリガの幼虫です。セミに寄生するセミヤドリガもありますが、体の大きさの比率からいってこちらの寄主の方が負担を強いられそうです。かといって他の寄生者と違い、取り殺されるのではないようで、適当な時期が来ると寄主であるハゴロモの体を離れ、蛹化するために去っていくようです。
 それにしてもこのハゴロモ幼虫たちの奇異な出で立ちといい、風変わりな寄生者といい、不思議な世界ですねぇ。070703

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 昨日はちょっと驚かされました。いつもの場所に出かけて写真を撮っていると、頭の上をオオスズメバチが通過したのです。大袈裟かも知れませんが、小さなカブトムシくらいあったのではないかと思うくらいでっかいヤツでした。しばし身を縮めましたが、ふと目の前4、50cmのところにある垣根に目をやると、アオダイショウがとぐろを巻いていたのです。オオスズメバチの後はアオダイショウと接近遭遇でした。爬虫類好きの私以外の人ならば失神していたことでしょう(笑)。

 というわけでアオダイショウの眼の虹彩まで見える写真を今回は提供します。070703

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 このムモンホソアシナガバチの身の上にも可哀相な事件が起こってしまいました。人が時折通るような場所に巣があった為、6月20日前後に撤去されてしまいました。あのコアシナガバチの巣が撤去された事件からまだ日が浅い6月5日に新たに見つけた巣だったので心配していましたが、叶いませんでした。

▼横倒しになったオニノゲシに巣をつくり始めたムモンホソアシナガバチ。070605
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▼この後で起こる結末を考えると、このきつく見える表情も哀しいものがある。
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 なかなか渋い色合いの鞘翅をもっているこのカミキリは、センノカミキリです。シロスジカミキリやクワカミキリからすると小さめで体長2~3cmくらいですが、見栄えがするカミキリで正面顔も迫力があります。センノキ(ハリギリ)やタラノキなどのクサギ科の材中で幼虫時代を過ごし、初夏から夏に羽化して出てくる年1化です。

▼写真の個体は羽化の際の脱皮不全なのか?上翅が波打つ。

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 実に小さいゾウムシでした。サクラの葉の柄には、非常に小さい蜜腺が1対あります。この蜜腺に口吻を突き立て、中身を失敬していたのがコイツです。顔を見ると大きなサングラスを掛けたような面白い顔をしていますね。070503

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 前にも出たカナヘビですが、最近見かけるカナヘビは卵をもっていそうな個体が多くなりました。通常、5月~8月にかけて、数個の卵を草の根元などに穴を掘って産むようです。写真の個体も腹の膨れ具合からいってお腹に卵をもっているでしょう。こういう個体を捕まえて水槽などで飼っていると、遠からず卵を産みます。湿度、温度などを上手に管理してやれば孵化させることも可能です。昔、私が捕まえたカナヘビが卵を産んだときは孵化率は余りよくありませんでしたが、2個孵すことが出来ました。小さな子供のカナヘビがとても可愛らしかったのを覚えています。070629

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 S県民の森にはザトウムシはたくさんいますが、そのうちの一つです。とはいうものの、種名までは分かりませんでした。マザトウムシ科の一種だと思われますが、他のザトウムシ類と比べても脚が短めで、原始的な感じがします。また触肢も大きめでヒヨケムシやウデムシを連想させます。070620

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 最初見た時は正直言って驚きました。自宅からこれほど近所にハグロトンボがいたとは。いつもという訳ではありませんが、この辺りではそれ以降見かけるようになりました。
 真っ黒な翅をヒラヒラさせて飛ぶ独特の雰囲気は、見る人に「死」をイメージさせたり、近寄りがたいものを感じさせたりするようで、地方によってはカミサマトンボ、ホトケトンボなどと呼ばれます。070612

▼フラッシュで照らせば体もメタリックに輝く。
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▼よく見れば脚には毛が多い。

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 随分と小さいゾウムシが木杭の上でジッとしていました。写真を撮って拡大しても顔がハッキリ撮れません。しばらく他の虫たちの写真を撮って戻ってきて、もう一度、正面から撮ってみると何とか顔が見える写真になりました。ネット上で調べたところ、タカオマルクチカクシゾウムシという長い名前のゾウムシでした。口どころか顔を殆ど隠してしまうハニカミ屋(?)です。070522

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 先日、S県民の森に行って見つけたクロジョウカイと思しき昆虫です。クローズアップではなかなかの悪党面になっていますね。肉食性の昆虫であることが、よく表れています。070620

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広く、浅く・・・・
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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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