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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 アジサイに付いていました。体色にはいろいろな個体変異が多いようで、この個体は黒ですが、もっと明るい体色のものもいました。写真にして拡大して見ると、何といっても顔が面白いですね。丸いデザインのロボットのようです。それもちょっとレトロな感じの・・・・。070606

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 5mm足らずとヒシバッタよりさらに小さいうえに色も黒、居る場所は通常、地面の上です・・・・見落とします。

 後ろ足を見ると分かりますが、非常に跳躍力があります。私が撮影している間はモゾモゾと何か動いていて、ピョンピョンと逃げはしませんでしたが、ピントが合わせ難いことには変わりありません。

 頭胸部の丸みは同じ直翅目のケラを思い出せますが、ケラではなくバッタ科なのですね。でも異色の存在です。070606

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 オオヒラタシデムシは動物の死体を餌にするスカベンジャー(自然界の掃除屋)です。

▼早朝、静かにミミズの死体を貪っていた。よく見ると右の触角が少し変な形をしている。070530 
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▼この個体、確かに右の触角だけが二股になっている。幼虫時代ないし蛹時代に受けた傷が治癒していく過程でこんなミスが起こるのだろうか?070530
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▼幼虫の姿は、フナムシや三葉虫を想起させる。070531
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▼たくさんのスカベンジャーたちで賑やかな場所。交尾している2匹を見つけた。070606
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 夏のクヌギ、コナラ、ヤナギなどには樹液を求めて、いろいろな昆虫が集まって来ます。私が見つけたあるヤナギの木にもカナブン、シロテンハナムグリ、ヨツボシケシキスイ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、アシナガヤセバエ、キマダラヒカゲなどがやって来ていることでしょう。

 ただ先日、根元にたくさんのノコギリクワガタの死骸を見つけました。それも頭・胸部、翅などの硬いところは残されていて、腹部がありませんでした。ふと頭上を見るとオオスズメバチが樹液にやって来たところでした。
  
 ひょっとしたらコイツの仕業か?と勘繰りましたが、少年時代に読んだ図鑑的知識に拠れば、樹液を巡る争いにおいてスズメバチはさほど上位ではありませんでした。強固な大顎を持ったスズメバチでも、同様に強固な甲羅で覆われたカブトムシ、クワガタを食い殺す程ではないでしょう。もっともオオスズメバチの外骨格も相当丈夫に出来ていることは確かなので、メスのカブトムシと同ランク程度だった記憶が・・・・。

 結局のところ、ノコギリクワガタを殺傷した犯人は野鳥のように思われます。一昨日載せたようにヤマトタマムシはヒヨドリに食べられかけました。アオバズクやハシブトガラスなどがセミを食べたりすることは普通にありますし、ね。070614

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 蜘蛛の腹には、美しいというか不気味というか、何とも不思議な模様が描かれていて、これがまた蜘蛛の魅力の一つでもあります。人面のようなもの、幾何的なもの、独特の質感を持つものなど様々です。

▼左上より時計回りにオオヒメグモ♀、ドヨウオニグモ♀、ギンメッキゴミグモ♀、アシナガグモ♂、ネコハグモ♀、ヤミイロカニグモ♂
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 一坪の庭でもあればそこには意外と多くの虫を見つけることができますが、このイトカメムシもその一つです。非常に繊細に見えますが、植物の汁を吸うだけでなく、微小な昆虫の体液を吸ったりすることも多いようです。

▼体のパーツは実に細長いものばかりである。070518
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▼クモの糸を渡るイトカメムシ。なぜかクモの糸に絡まない・・・・。070512
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 ツマキヘリカメムシを最近よく見かけるようになったと思ったら、つい先日、たくさんのツマキヘリカメムシが交尾しているのを発見しました。これだけの個体数が交尾しているのは何とも圧巻です。さて、産卵まで同じ場所になるんでしょうか?070608

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 ずいぶんと大きなアオダイショウでした。胴回りは手首くらいの印象で、2m以上あったのではないでしょうか。人に見つかっても王者の風格で、ゆっくり移動していました。フラッシュを灯して撮影した結果、眼がオパール色に反射しているのです。070613

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 一昨日、昨日と暑くなりましたが、この2日間で羽化したのでしょう、夏らしい昆虫を見ることが出来ました。
 それは一羽のヒヨドリから始まりました。私に気づいて逃げたヒヨドリが食べようとしていたのが、この写真のヤマトタマムシ♀です。左触角すべて、左前脚の脛節から先、左中脚の蹠節をやられています。折角、先陣を切って羽化してきたというのに災難でした。070613

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 昨日のヒゲブトハナムグリに引き続き、クシヒゲ状の触角に特徴のある虫たちを並べてみました。いずれもオスですので、やはりメスの性フェロモンを嗅ぎとるのに都合よくできているのでしょうね。

▼オオバナミガタエダシャク070610
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▼ベッコウガガンボ070610
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▼ヒゲナガハナノミ060512
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 ヒメジオンの花にやってきたヒゲブトハナムグリです。それほど大きくない甲虫ですが、トナカイのような触角が非常に立派なので、接写すると見栄えがします。070508

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 少し前の写真ですが、ノバラの葉が茶筒状に丸められているのを見つけました。ヒメクロオトシブミの仕業のようです。ヒメクロオトシブミは同じ種類に見えないくらい色彩に地域変異があります。

▼茶筒状の2個のゆりかご。070509
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▼ヒメクロオトシブミはオトシブミの仲間としては、首が短め。070516
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 アオモノ幼虫と私が称したのは、直翅目もしくはそれに近い不完全変態の昆虫たちの幼虫のことです。孵化して時間が経つ種類は今の時期、そこそこ成長していますが、孵化が比較的最近だった種類ではまだまだ小さい状態です。各種が成虫になったときの大きさと現在の大きさでは相当異なります。ヤブキリやヒメギスはそこそこ育っていますが、クダマキモドキやショウリョウバッタはまだまだ小さいのです。

▼左上より時計回りに、クダマキモドキ、ヒメギス、ヤブキリ、ショウリョウバッタ。
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▼カマキリは、おそらくハラビロカマキリの幼虫だが、まだ小さい。
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▼ナナフシモドキは以前見たたときより2回りくらい大きい感じに成長。
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 昨日に引き続きヒカリモノです。埼玉県鳩山町で5月中旬に撮影したものです。金色に輝く体が非常に美しく、体形もスマートな虻です。どのような生活をしているのか、私もよく知らないのですが、雑木林周辺で偶然見つけました。070516

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 昨日、翅の裏しか見えずに残念な思いをしたミドリシジミですが、今日は昨日とほぼ同じ場所に止まっていて、10~20分ほど待ちましたが、翅の表を見せてくれました。とても綺麗な色ですね。

▼羽化して日もあまり経っていないのか、ミドリシジミの翅の損傷は見当たらない。
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▼オマケでもう1枚。ナガタマムシが飛び立つ瞬間、鞘翅の下に青い金属光沢が輝く。
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 この後姿、どこかで見覚えありませんか?
 先日紹介したアシナガオニゾウムシです。でも、よく見ると何やら背中の模様が違うようです。気になって掌に転がしてみました。当然、ゾウムシの仲間なので擬死状態になりますが、頭に白い覆面を被っています。どうもこの覆面がスッポリはまって外れないようなのです。
 結局、自宅まで拉致して、家でカッターナイフを使って注意深く外してやりました。外した覆面を見たところ、どうもクモの卵嚢か何かを頭に被ってしまったようです。その作業の間、死んだフリはしていても腹部を前後に振ってキチキチという音を立てていました。何とも可愛らしい音でしたよ。070608

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 昨日は偶然に美しいチョウを2種類見つけましたが、どちらもその美しい翅の表を見せてくれませんでした。070608

▼ミドリシジミ
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▼ムラサキシジミ
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 一昨日、2匹のヒメジャノメが追いかけっこをしながら、辺りをクルクル飛び回っていました。実に目まぐるしい動きでしたが、フラッシュで何とか写真に納めました。果たしてこの2匹は交尾に至ったのでしょうか?070606

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 この蜂はダイミョウキマダラハナバチといいます。

 実はこの蜂も非常に変わった生活史をもっていて、なんと「托卵」するのです。鳥の仲間ではカッコウやらホトトギスなどが有名ですが、このダイミョウキマダラハナバチはヒゲナガハナバチの巣に自分の卵を紛れ込ませ、羽化するまで養ってもらうというわけです。

 さらにこの蜂が特殊なのはメスだけで単為生殖をするという点です。つまりある個体が産む卵はまるっきり親バチと同じ遺伝子を持っている、ある意味で「クローン」だということです。有性生殖の利点を全く無視したような方法で、遺伝子が良好な状態を保てるのでしょうか?まったく不思議です。060523

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 このカラフルな蜂の名前はキスジセアカカギバラバチといいます。カギバラというのは腹部を真横から見たときの腹板の重なり方がカギの手になっているからのようです。

 さて注目したいのは、このキスジセアカカギバラハチの生活史です。この蜂の産卵場所は葉裏なのですが、ガやハバチの幼虫が葉と一緒に卵を食べると、非常に固い殻で守られた卵はそのままガやハバチの幼虫の体内に入り込みます。そしてガやハバチの体内で孵化するのですが、ガやハバチの幼虫そのものに寄生するのではなく、それに寄生している寄生バエなどの幼虫を餌にするのです。

 自然界はかくも複雑です。寄生者に寄生するとは全くもって驚きです。070606

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 昨日、見かけた昆虫の中では最大です。図鑑では体長5cmくらいに書いてあるのですが、7cmくらいあったような印象です。灯火に集まってきた後、そのままその場所に留まっていたようです。3匹もいました。
 幼虫は他の水生昆虫を食べ、蛹化するときは岸に上がるので、水質汚染や護岸工事により個体数をかなり減らしてしまう傾向にあるようですが、私が見かけた場所ではまだ生息環境が保たれているんでしょうね。070606

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 マガリケムシヒキというムシヒキアブの一種です。よく見ると口吻に赤いクモがくっついています。ムシヒキアブの方がクモを餌にしたんだと思いますが、見ようによってはクモがムシヒキアブの口吻にぶら下がって空の旅を企んでいるようにも見えます。果たして真相はどうなんでしょう?
 尚、マガリケムシヒキの名前の由来は後頭部の毛がくるりと前を向いていることに由来するようです。

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 この春、あるニワトコの木に花の咲いていた頃、そこには多くの虫たちが訪れていました。その木にはニワトコヒゲナガアブラムシが大量発生していたために、それを狙うヒラタアブ類の幼虫やテントウムシの成虫、幼虫などの肉食性昆虫も沢山来ましたが、それ以外にハバチや寄生蜂と思しき昆虫も随分と来ていたのでした。

 この写真はセリシマハバチという非常に美しいハバチの仲間です。ただ意外だったのは、撮ってきた写真の口元にはニワトコヒゲナガアブラムシらしき残骸が写っていたことです。どうやらセリシマハバチの成虫はアブラムシのような小昆虫を餌にするということがあるようです。他に植物性の餌を摂るか否かは不明ですが・・・・。

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 大きな蜘蛛ではありませんが、写真に撮って拡大してみると実に美しい色をした蜘蛛です。雌は黄緑色、雄はさらに腹部に赤っぽい色が入ります。

▼腹部に美しい鱗模様がある。左は♀、右♂は獲物を捕らえている。ユスリカの仲間だろうか。
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▼卵嚢を守る母親。この状態がしばらく続く。
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 最初はキシダグモ科のハシリグモか何かのアルビノなのかと思っていました。そもそも地面を素早く歩いていましたから・・・・。しかし拡大して単眼の大きさや配列を見るとどうも違います。
 かつてエビグモ科に Philodromus roseus という頭胸部と腹部斑紋が白い種がいたそうですが、生殖器の一致からキンイロエビグモ(P. auricomus)と同一種の色彩変異;ハラジロ型とされました。しかし生息環境も大きさも異なり、生殖的には断絶されているらしいことから、最近では再び別種であると考える人も多いようです。
 私の持っている図鑑でその白いエビグモを見ると、私の見つけたこのクモとよく似ています。ただし、こちらが殆ど真っ白に見えるのに大して、図鑑のものでは白い部分が少ないようです。和名がないクモならば、とりあえず“ハラジロエビグモ”とでもしておきましょうか。070524

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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