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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 アブラムシやカイガラムシは甘露を排泄することでアリから歓迎され、他の天敵より守ってもらうほどの得な待遇ですが、一方でアリに追い掛け回される虫たちもいます。しかし、アリに嫌われているから追い掛け回されるというより、寧ろ、餌として歓迎されいるのかも知れません。蟻、恐るべし!

▼オオワラジカイガラムシにアミメアリが群がっている。これは共生か。070513
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▼イチモンジカメノコハムシがアリに追い掛け回されていた。070516
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▼トホシオサゾウムシがアリに襲われていた。まるでサバンナでライオンの狩を見ているかのようであった。最後は、トホシオサゾウムシが彼らの一瞬の隙をついて飛び立った。070603
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 異様な複眼の大きさを誇る、この昆虫はハラキンミズアブのオスです。虻の仲間は一般にメスよりオスの方が複眼が大きく、左右がくっついているものが殆どですが、これは特に大きな複眼を持っていて、頭がすべて複眼になっているように見えます。この頭をクリクリ動かすと頭の横から首の付け根が見えますが、何だか被り物をかぶっているような変な造りです。070603

▼頭の裏が空っぽ?そんなはずはないが・・・・。(左上は全身を上から見た写真)
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 2週間ほど前に埼玉県北本市にある自然公園で、ニホンミツバチの巣を見かけました。可愛らしいミツバチがブンブンいいながら出入りしていましたが、去年は天敵であるスズメバチの巣もあったことを思い出しました。今年はスズメバチの巣がどうなっているのか分かりませんでしたが、スズメバチも珍しい昆虫ではないし、近所に一つや二つ、巣があるんでしょうね。
 セイヨウミツバチと違ってニホンミツバチが、オオスズメバチやキイロスズメバチの襲撃に対して、効果的な防衛法を持っていることはあまりに有名です。オオスズメバチやキイロスズメバチを殺すニホンミツバチの蜂球の内部は45~47℃にもなるそうですが、あの可愛らしいニホンミツバチが力を合わせてスズメバチを負かしてしまうというところに、判官贔屓の日本人の心を感じ入らせるものがありますね。

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 さして珍しいとも思わず何気なくオニグモの一種(イエオニグモ?)を撮っておいたのですが、拡大して見ると、腹部の毛の描く模様が何ともいえない迫力をもっています。ちょっとした妖怪ですね。

 さて、ファーブルに拠ればオニグモの仲間のニワオニグモは古くなった網を食べてしまうのだそうです(Wikiより)。けっこう巣を張りっぱなしにするクモもいますが、後片付けしてくれるのもいるんですね。もっともクモは餌を捕り続ける限り網を張るでしょうし、何かが原因で網の主が死亡してしまえば、以降は空き家になりますから、一緒ですかね。

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 このコアシナガバチの巣作りに気づいたのは4月29日(日)でした。以来、少しずつ写真を撮っていましたが、一昨日、この巣はなくなってしまいました。辺り一帯も草刈が入っていたので、巣が取り除かれたのもその時のようです。近所の人に尋ねると、草刈が行われたのは前日とのことでした。

▼左上:最初は小さく、部屋は数室のみ。  右上:暑さ対策なのか?時々、親バチが翅で風を送っていた。   左下:親の口元に見えるのは巣材らしい。  右下:だいぶ大きくなった巣の部屋からは蛹が顔を出している。
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 5mmほどの非常に小さいハエですが、緑色の金属光沢をもっていて実に美しく見えます。里山の林縁部などでもよく見かける普通種ですが、こうしてみると綺麗なものですね。070530

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 淡い黄色が美しいこのクモの名はコガネグモダマシといいます。コガネグモ科に属し、草原などで垂直・水平円網を張って生活するクモです。色彩変異もありますが、コガネグモに似たような色模様にはならないようなので、なぜ「コガネグモダマシ」なのか私には分かりませんでした。ところが網の存在を忘れてこのクモを見るとき、シャコグモやハシリグモの仲間と見誤ります。実際に私もうっかりミスをしました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/124/どうやらそんな意味が込められているようです。

▼淡い黄色がとても柔らかく上品な印象である。070513
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 このアシナガオニゾウムシはそこそこ大きさがある(約1cm)うえに前脚が非常に長いので、実に見栄えがします。オス同士はこの長い前脚を使って、メスを巡る争いをするそうですが、是非とも実際に観察してみたいものです。070518

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▼追記:コワそうな顔の画像も並べてみました(6/2)。
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 蟻に擬態する虫はいろいろいますが、ホソクビアリモドキもそのうちの一つです。蟻に化けることのメリットというのは結構大きいのでしょうね。甲虫の仲間ですが、注意していないと見逃しそうです。私も何か違和感を感じて、写真に撮って拡大して、ああ、と納得した程度でしたから・・・・。弱々しそうですが、これでも他の微小昆虫を食べる捕食者のようです。070523

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 ハエトリグモにもいろいろな種類がありますが、このブログには未だ登場していないハエトリグモたちを紹介しましょう。既出のネコハエトリ雌雄、アダンソンハエトリ雌、メスジロハエトリ雌は除き、この春、お目にかかったハエトリグモたちです。

▼左上より時計回りに、マミジロハエトリ♀、同♂、カラスハエトリ♂、同♀
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▼左上より時計回りに、イナヅマハエトリ♀、同♂、アリグモ♂、同♀
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▼左上より時計回りに、アオオビハエトリ♀、デーニッツハエトリ♀、エキスハエトリ、ヨダンハエトリ♂
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 昨日はよく晴れて随分と気温も上がり、30℃を超えた場所もあるようです。晩春とはいうものの、スゴイですね。
 さて、今日は紹介が滞っている写真の中から昆虫たちの交尾の様子を以下に並べてみることにします。

▼キイロクビナガハムシ。赤いのになぜキイロなのか?070509
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▼キタヒメヒラタアブ。何ともコミカルな様子。070509
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▼ヒメウラナミジャノメ070512
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▼ヒメカメノコテントウ。メスは無紋型といわれるタイプ。070518
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▼ルリハナアブ。「金の虻と銀の虻」に見えるが。070518
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▼ヤマトシリアゲムシ。メスが食べているアシナガグモはオスからのプレゼントかも?070516
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▼ホオズキカメムシ070522
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▼チビタマムシの一種070522
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▼アメンボ070523
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 赤い蛾です。赤い蛾は何やら妖しい魅力がありますね。バラ科やブナ科の広葉樹など幼虫の食餌植物はレパトリーが広いはずです。070513
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 一昨夜のことです。妻が床を歩いている虫に気がついて私を呼びました。久しぶりに見る紙魚でした。
 イシノミなども含めて総尾目というグループを作りますが、その成長過程は、幼虫から成虫まで形態が変わらない「無変態」です。日本の屋内では主にヤマトシミ、セイヨウシミ、マダラシミの3種類がよく見られるようです。ちなみにこれは触角の長さ(体長の2/3)や第10(最終)腹節が短いのでヤマトシミでしょうか。
 漢字では「紙魚」または「衣魚」と書き、英語では「silver fish」といいます。この虫を見て銀鱗のある魚を連想してしまうのは、洋の東西を問わないということなのですね。070517

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 昨日は、前日からの雨も上がって、爽やかな晴れ間が広がりましたが、それと同時に結婚飛行に飛び立った虫たちがいました。ヤマトシロアリです。私の住んでいる関東辺りでは、ヤマトシロアリとイエシロアリの両方が見られますが、ツツジの咲く頃の午前中の昼間に結婚飛行をするのが前者、もう少し季節が進んでアジサイの咲く頃の夜間に結婚飛行をするのが後者ということのようです。それでいくと、これはヤマトシロアリということになりますね。
 翅アリたちの集団が余りにもみっしりと込み入っているので、見ていて痒くなりそうなほどでした。おまけに次々と飛び立つので、うっかりしていると顔に向かって飛んできます。肩や背中にくっつけて自宅に帰ってしまった日には、後でどんな災難が起こるか分かりません。短時間に数枚の写真を撮って、その場は離れました。070518

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 これはナシグンバイという半翅目(セミ・カメムシなどの仲間)の一種です。以前にご紹介したプラタナスグンバイと同じグンバイ科に属し、こちらはサクラ、ナシなどバラ科植物の害虫として知られています。プラタナスグンバイと同様、非常に幾何的で螺鈿細工のような模様が印象的です。年4化はするそうですから、年間を通じて成虫を見ることが可能なようです。
 そのナシグンバイの交尾を見ることができました。と言いたいところなのですが、よく見るとどうやら正常な交尾ではないようです。3匹が絡まって接合していて判然としません。3mm程の小さな虫たちにもこんなハプニングが起こるのだと思うと、何とも不思議です。070504

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 比較的最近見つけたトラカミキリ2種です。トラカミキリはどれも美しい模様が特徴ですが、キスジトラカミキリの方はいかにも蜂に擬態しているという黄色の虎模様、エグリトラカミキリの方は対照的に大人しいシックなグレーの虎模様ですね。

▼キスジトラカミキリ。大きさは1.5cmくらい。070426
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▼エグリトラカミキリ。大きさは1cmくらい。070515
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 今日はメスジロハエトリです。和名の通り、白いのはメスだけです。ハエトリグモの仲間はオスとメスの色彩が異なる種類が多いとは思いますが、これはかなり極端な部類に入りそうです。卵を守るメスがこんなに目立っていいんでしょうか、というくらい野外でも目立ちます。しかも美しいですね。彼女を見た場所にその後、何回も行っていますが、それっきりです。今頃どうしているのやら・・・・。070501

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 先日、奇妙な触角をもつ昆虫を撮影しました。触角が左右2本ずつの合計4本もある、おそらくハバチの仲間と思われる黒い蜂でした。それにしても異様な触角ですね。
 結局、私一人では蜂の正体が判明しなかったので「世界の自然観察BBS2」の掲示板で伺ったところ(http://splash-republic.com/nature/kansatsu.cgi)、詳しい方々から有難くご教示をいただき、クワガタハバチ亜科の一種、おそらくサクラクワガタハバチであろうという結論になりました。070509

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 オオメカメムシがアブラムシらしき微小昆虫を餌食にしているところを見かけました。もともとオオメカメムシ自体が5mmくらいしかない昆虫です。雑食性といわれていますので、よく見かけるヒメジオンの花の上では蜜を吸っているのでしょう。
 ところで、私はこのカメムシの未来的なデザインが素敵だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

▼微細な昆虫を口吻で串刺しにして体液を吸う。070513
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▼ヒメジオンの花の上では花粉にまみれて口吻を花の奥に差し込んでいる。070504
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 昨日はベッコウバチの一種を見つけました。
 運んでいるハチの方はオオシロフベッコウによく似ていますが、オオシロフベッコウは通常、垂直円網を張るオニグモやコガネグモなどを狩るようです。運ばれているのは徘徊性のハシリグモですから、写真のハチはよく似た近縁種かも知れません。それともオオシロフベッコウが徘徊性のクモを狩ることもあるということでしょうか。
 撮影中、難儀をして運んでいた自分より重いくらいのクモを途中で置き去りにしました。草原の中の数メートル離れた裸地部分に飛んでいくと、足跡で少しばかり固くなった地面に穴を掘り始めました。ひょっとすると私がベッコウバチの掘った穴を知らないうちに踏みつけてしまったのかも知れません。また私が近づいて写真を撮っていると、それが気に入らなかったのか、また置き去りにした獲物の方へ戻っていきました。しばらく素知らぬふりをしていると、ベッコウバチは再び穴掘り作業を再開するのでした。070512

▼重くて飛べない、飛んでもすぐ落ちるので、相当の重労働に見える。
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▼クモをしばし、置き去りにして、穴を掘る。
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追記:このとき撮った一連の写真を見直していたら、疑問が氷解しました。この獲物になったクモは徘徊性のクモなんかではありません。垂直・水平円網を張るコガネグモ科のコガネグモダマシだったのです。騙されたのは私だったわけです。(それに合わせてタイトルを若干変更しました。)

▼一時置き去りにされた獲物のクモをトリミング拡大してみると・・・・コガネグモダマシだった!!
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 桜の葉の裏をめくったら、ハチとアオムシが一緒にいたのでピンときました。ハチは卵を産み付けて寄生しようとしているヒメバチの仲間、アオムシはハバチあたりの幼虫でしょうか。
 撮影中は肉眼で卵を見ることはできませんでしたが、なるべく多くシャッターを切りました。少ししてハチが去った後、ふと気づいてさらに写真を2、3枚撮っておきました。あとで見たら案の定、卵が産み付けられているのでした。070509

▼ヒメバチは最初、腹部を腹部をこちら側へ向けていたが、その時、卵が産み付けられたようだ。
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▼ヒメバチが去った後、左中脚の付け根辺りに卵がはっきりと確認できる。
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 さほど大きくないカメムシの仲間ですが、近くで見るとなかなか格好のいい昆虫です。何ともカマキリのような前脚が強そうですが、知られているところでは草食性なのだとか。でも単純に信じる訳にもいかないにように思われます。同じ科のオオメカメムシなどはもっと小さい種類ですが、雑食性で小さな虫を捕らえて食べます。やっぱり捕まえてきて飼ってみると、はっきり分かるかも知れませんね。070509
※あとで調べたところによれば、近似種で、オスどうしがメスをめぐって争う際、前脚を使ってボクシングのような闘いをするものがあるようである。

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 これは植物の実ではありません。先日よりこの垣根には多くのテントウムシの蛹が付いていて、そのうちの一つが羽化したものです。まるで食べられそうなくらい綺麗なオレンジ色をしていて、見つけた時はテントウムシだと思いませんでした。070504

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 エノキの幹に卵を産んでいるナミテントウを見つけました。何枚か撮影しているうちに腹部先端から卵が出てくる瞬間を捉えることも出来ました。何日で孵化するのだろうと気になっていましたが、数日後には跡形もなく卵は消えていました。何とも厳しい世界です。070426

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 クモ合戦といえば、昔から伝わるクモを戦わせる遊びで、鹿児島地方に伝わるコガネグモの雌によるもの、南関東などに伝わるネコハエトリの雄によるものが有名なようです。

 私が見たのはネコハエトリどうしの偶発的な「クモ合戦」です。たまたま近くで3匹のネコハエトリの雄が鉢合わせたらしく、三つ巴の戦いになっていました。ある2匹が戦っているともう1匹は右往左往しているので、まるで相撲の行司のようです。それでもとうとう3匹が一塊になって取っ組み合い、離れると1匹がどこかに逃げ去り、再び2匹で取っ組合いをして、最後は1匹の雄がその場に勝ち残りました。070503

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男性
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広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1
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