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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 最後にジャコウアゲハを見たのはいったい何年前でしたか・・・・。

 小学校の高学年の頃、蝶好きの友人につき合って捕虫網を振ったことがあります。そのとき捕らえたジャコウアゲハのあの独特の香りは言いようのない魅惑でした。

 その後もジャコウアゲハを見ることは何度もあったと思いますが、いつ頃まで意識して見ていたか・・・・。

 写真はジャコウアゲハの蛹「お菊虫」です。樹脂か磁器のように妙にツヤがあって、工芸品のような趣きです。蛹になっても成虫になれない個体も少なくなく、まだ安心は出来ませんが、是非ともあの美しい姿と芳しい香りで我々を楽しませて欲しいものです。081022

▼雨風を凌げるとも思えない場所。冷たい雨に打たれ、寒風に晒されても大丈夫なのだろうか?

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▼蛹を固定している黒っぽい糸も見える。幼虫が蛹化し、自らの体を器用に括り付けるときの姿も見てみたいものだ。

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追記:このジャコウアゲハも絶滅危惧種としてリストしている都道府県が多いらしいのです。非常に嘆かわしい事態ですが・・・・。
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 この日は久しぶりに雨が降りました。それでも写真を撮ろうとフィールドに出かけたのですが、あれよあれよと言う間にひどい雨になりました。今年の後半は何だか「降れば、どしゃ降り」という感じですね。081023

▼アスファルトの上、街路樹の落ち葉も雨に叩かれていた。

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▼エノキの大木の下は少し雨が弱くなるが、ちょっと先の川面はこの通り。

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▼エノキの樹影を背景にすると、酷く降っているのがよく判る。

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▼クルマの中から無数の水玉を見た。

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▼フロントガラス越しのガマズミの赤も流れている。

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▼線路と用水が接近する地点も辺り一面が秋色。

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 トゲサシガメを見つけた直後です。ベッコウバチの仲間がコモリグモの一種を運んでいました。秋もだいぶ進んで涼しいことも多いのですが、そんな時期でもクモを狩るハチがいることに驚きます。ハチの方はせいぜい1.5cmといったところでしたが、クモの方がまだ一回り大きい感じですね。081022

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訂正:申し訳ありません。
 どうやら科のレベルまで違う、大間違いのようです。当初、ナカノテングスケバとしてきましたが、どうにもテングスケバの類と雰囲気が違うので、調べ直してみたら・・・・テラウチウンカということになりました。こんな特異な鼻面が他にいるとは思いませんでした。
 ナカノテングスケバと同様にイネ科植物によるようですが、私が見たのはエノキの葉の上でした。081022

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 これは見事なサシガメでした。私も実物を初めて見ました。ネット上で調べてみれば埼玉県では準絶滅危惧種になっています。埼玉県のレッドデータブック2008に拠ると県南では田島ヶ原で古い記録があるとかで、後は県中部とか西部の記録ばかりのようです。ならば、私が見た県南のトゲサシガメは久しぶりの記録ということになるのでしょうかね。

 タケウチトゲアワフキの時もそうでしたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/573/  意外と昆虫を見ている人って少ないものなのかも知れません。そういえば県南のタケウチトゲアワフキについても県の自然環境課に報告してみたのですが、それ以降その扱いについては梨のつぶて。どうしちゃったんでしょうかね?081022

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 久しぶりに見たような気がします。

 ネコハエトリはもっと早い時期、初夏の頃によく見かける印象がありますが、手元の図鑑で見ても、成体の出現期は4~8月とのこと。既に10月ですから、このネコハエトリは随分と遅い時期に存在していることになります。

 彼女は次世代の卵を育てたのでしょうか? もしもそうだとすると今はもう余生なのでしょうか? こういう小さな生きものの余生というのも不思議な気がします。081015

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 前夜の満月は雲がかかっていて見ることが叶いませんでした。この日の夕方も雲は少しありましたが、十六夜の月の姿をしっかり拝むことが出来ました。081015

▼午後、ヤマノイモの絡みついたセイタカアワダチソウの向こうを見れば雲が多い。

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▼夕暮れどき、ふわりと現れたアオサギ。久しぶりに見た。

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▼いよいよ夜。月の周囲に雲がかかる。寧ろ晴天より風情があってよろしいか。

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▼見えるのは、兎? 蟹? それとも・・・・

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 よく行くトンネルの中で見つけたオオシロカネグモです。

 アシナガグモ科に属するこのクモの腹部は黄色と緑色の模様で彩られる美しいものですが、黒っぽい縦条は刺激して興奮させると、見る間に太く変化します。この辺りの色素細胞は活発なようです。

 このトンネルは以前も紹介したように、蛾がよく集まってきます。きっとこの蜘蛛はそれらの蛾を糧にして育ったのでしょうね。081013

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 一昨日、夜の散歩をしていて見つけた子ヤモリです。捕まえるとき、キュッと鳴きました。大きさからいって、生まれてそれほど経っていないようです。おそらく夏以降に生まれたのではないでしょうか。

 同じ場所で同じくらいの子ヤモリをさらに一匹見つけました。ヤモリは卵を2個産みますが、近所で孵ってそのまま2匹とも居ついたのかな、と想像してみました。ヤモリは2個の卵が雌雄であるそうなので、これまたオスとメスの兄妹か、姉弟かだったのでしょうか。

 餌をやりつつ、2日間だけ手元においておきました。撮影後、自宅の外壁に放してあげました。棲みついてくれますかどうか・・・・。081014

▼ポリ袋に入って頂いて、腹側から1枚。

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▼10円玉と大きさ比べ。私のPCのディスプレイでは10円玉はちょうど実物大。

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追記:カナヘビの生まれたてはこちらをどうぞ。 http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/332/
 9月下旬、雨の上がった郊外の公園です。休んでいた生きものたちが少しばかり活動的になりました。080922

▼ウメノキゴケの仲間。いつもより余分に水分を吸ったか。

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▼丸い落ち葉に丸い水滴。

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▼ずっとここで休んでいたのか、ムラサキツバメ。

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▼ハナグモ♂のグリーンは美しい。

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▼おそらく今年の夏に生まれたカナヘビの子もチョロチョロ動き出す。

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▼水面の中の青空とセイタカアワダチソウ。

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 ものごころつくかつかないうちから目にすることの多い雑草でした。空き地で草の生い茂った野っ原などにあたり一面を覆うように生えていたり、半ズボンから出ていた脛を茎に生えている小さなトゲでひっかかれたりしたのを覚えています。

 このカナムグラ、属名をカラハナソウ属(Humulus)といい、ビールの苦味付けに使うホップと同じ仲間です。そういえばホップは絵か写真でしか見たことがありませんが、かなり似ている感じですね。081006

▼カナムグラは雌雄異株で、こちらは雌花の咲く雌株。ホップと違い、ビールの味・香り付けには利用できないらしい。

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 非常に美しいハエトリグモです。私が見る機会はそれほど多くありませんが、見ると嬉しくなるハエトリグモです。

 それにしてもデーニッツって? 学名が「Plexippoides doenitzi」なので、その学名の小種名から来ているのは確かなのでしょうが、その「doenitzi」がそもそも何なのですかね?・・・・081006

▼雨上がりに林地を囲ったロープの上で見つけた。

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 タデ科の植物で、北海道から南西諸島まで日本全国に分布しますが、南西諸島では稀だそうです。沖縄県や鹿児島県のレッドデータブックにも出ているくらいなので、その辺りでは少ないんですね。うちの方では自然分布か人為分布かは不明ですが、珍しいものではありません。

 水引(ミズヒキ)という名の由来は、お祝いやお弔いなどでお金を包んだ紙を結ぶ、色の付いた、あのヒモ=「水引」に似ているからです。081006

▼雨の雫がついていた。 

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 最近、お茶の花が咲いていますが、この日は雨上がりのせいか、夕方でもいろいろな虫がやって来ました。ホシホウジャクも見かけたのですが、すばしっこくて写真を撮らせてはくれませんでした。スズメバチも花に来たというより葉の上で、私の撮影を邪魔するように止まっていました。そして、やってくる虫の中で非常に多かったのが、ミツバチです。腹の色が明るいのでセイヨウミツバチのようです。081006

▼花粉に塗れた姿で飛び去ろうというところ。

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 今日(6日)も雨が上がり、見沼田圃に出かけたのは午後遅くなってから。もたもたしていたら、夕暮れ時になってしまいました。2日間続けて夕景のアップは能がありませんが、たまにはいいですかね。081006

▼ススキの穂がシルエットになって秋らしい。

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▼雨が上がって、青さが見えてきたばかりなのにもう夕焼けか。

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▼振り向けば月が出ている。明日(7日)は上弦の月になる。

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 この日、野暮用を済ませて、やっと見沼田圃に出かけたのは夕方でした。生きものたちの写真は殆ど撮れませんでしたが、秋らしい雲が西の空高くたくさん漂っていて、素晴らしい夕景を見ることが出来ました。081001

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 花盛りのヒガンバナです。黄色くなって役目を終えた桜の葉が、ちょうどヒガンバナの真ん中に落ちてきて入り込んでしまったようです。秋らしい色になりました。080928

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 サクラの木でヒロヘリアオイラガ http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/317/ の幼虫を幾匹も見つけたのですが、同時にヨコヅナサシガメの幼虫集団を見つけました。中にはヨコヅナサシガメの餌食にされているヒロヘリアオイラガも結構いて、いずれ駆逐されてしまうのだろうと思われました。

 犠牲になっているヒロヘリアオイラガの体を見てみると、黒く変色しています。1枚目がヒロヘリアオイラガ本来の色ですから、どれほど変色しているかがよく分かります。以前、ヨコヅナサシガメは何か毒素か消化酵素のようなものを獲物に注入しているようだ、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/16/ と書いたことがありましたが、いったいどんなものなんでしょうね。080928

▼本来、ヒロヘリアオイラガ幼虫はこのくらい鮮やかな緑色をしているのだが・・・・。

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▼ストローのような口器だけで獲物を吊り下げている。口器の先が「かえし」のような構造を持っているのかも知れない。

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▼3匹の集団が襲う。ヨコヅナサシガメ自体は歩くのが余り速くないが、集団で追い詰めれば、かなり動きの速い昆虫でも捕まりそうである。このヒロヘリアオイラガは歩くのが速くないので、ヨコヅナサシガメのいい鴨になってしまう。

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 昨日ブログに載せた葦原にて見つけたアレチウリです。

 昨秋は生えていなかったのか、気づかなかったのか、不明ですが、先日はかなりたくさん見ました。確かに秋のこんな時期に余り葦原を徘徊しなかったので、去年はあることに気づかなかっただけかも知れません。

 ネット上で調べてみれば、特定外来生物法の第2次指定種、その植物9種のうちのひとつでした。第1次指定種は植物が3種でした。したがって、外国から入ってきた植物は数多あれども、目をつけられたワースト12に入ってしまったということでしょうか。080928

▼実が凄い。トゲトゲに見えるので、触るのは止した。

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▼アリが寄ってくる。アリが受粉に一役買っているのだろうか?

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▼花びらについた緑の模様が何とも言えず渋い。

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 私がよく行く葦原の秋景色です。「葦原」とひと口に言っても、余り湿地とも言えないない場所もあり、クズやカナムグラなどが茂っていたり、潅木が生えていたり、「荒地」という表現の方が近いかも知れません。そんな所にも秋はやはりやって来ます。しかし、紅葉や黄葉もさほどありません。色彩を抑えつつ秋は進みます。080928

▼桜の落ち葉を捉えたヒガンバナ。

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▼成熟しつつあるナガコガネグモだが、餌にはありつけるのか。

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▼枯れたアシの向こうにアメンボが群れていた。

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▼チカラシバのシルエットばかりのようだが、よく見れば様々な植物が実っている。

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▼アマツバメが長時間飛び回っていた。旅路の前の腹拵えか。

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 おそらくこのまま越冬することになるであろうヨコヅナサシガメの幼虫集団を見つけました。場所はよく行くS川の土手です。その土手に生えている大きな桜の幹の洞にまとまっていました。中には真っ赤な個体も見ることが出来ましたが、これは脱皮したばかりの、まだ黒くなるべきところが黒くなっていない状態のものです。昨年、自宅で5匹のヨコヅナサシガメを飼っていたときも脱皮を見るタイミングを逸していたのですから、偶然というのは面白いものです。080928

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 ビロウドハマキは以前から見たいと思っていた蛾ですが、よく行くフィールドでいきなり交尾をしているペアに遭遇です。おかげさまで♂も♀もいっぺんに見ることが出来ました。

 よく見ると翅の雰囲気が微妙に違います。一方が色が濃く、一方が色が薄めです。色の濃い方が体がやや小さくて、触角も発達している感じです。こちらが♂なのだろうと予想して確認してみると、やはりそのようです。それにしても美しくて派手な蛾です。自然界でこんなに目立つメリットがどれほどあるのでしょうね。

 それからこの蛾は夏と秋、年に2化するそうですが、興味深いことに夏と秋で幼虫の食餌植物を替える、つまり親が卵を産み付ける植物を替えるらしいのです。夏はカエデ、秋は常緑のカシやツバキなどに産卵するそうです。幼虫は数枚の葉を綴り合せた巣の中で越冬するそうですから、秋は常緑樹に卵を産みつけるのが都合がいいわけですね。080928

▼派手なコメツキムシのような形にも見える。

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▼こちらは♂の顔。

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 久しぶりにアマツバメを見ました。私の場合、かなり限られたフィールドで活動しているので、向こうが来てくれないと見られません(笑)。

 南への渡りの途中で立ち寄ったものでしょう。バードウォッチングでよく訪れるアシ原の上をビュンビュン旋回して飛んでいました。080929

▼腰の白いのが見える。

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▼アマツバメの翼の形は、実に格好がいい。ブーメラン型というか三日月型というか。

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追記:見沼田圃ではかなり珍しいようです。見沼田圃で鳥見をされている方の過去の記録などを当たっても余りありません。081013

 ちょうど今頃のしとしと降る雨を秋霖、霖雨などと呼びますが、そんな雨が上がって乾く頃、それまで雨のスクリーンの向こうに霞んでいた景色が変わり始めます。080922

▼Celeste(チェレステ)といえば、イタリアの自転車ビアンキのミラノ・ブルーを思い出す。

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▼いまだに咲くヤブカラシの花は和菓子のような淡い優しい色合い。

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▼ヤブカラシの蔓が空に手を伸ばすが、摑まるところはない。

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▼ナメクジがまだ這っている。早く逃げないと干からびるぞ。

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 トックリバチの巣です。入り口がきれいに塞がっているところを見ると、内部の幼虫はまだ育成中のようです。

 さてトックリバチとひと口に言ってもいろいろ種類があって、丸い写真のような巣を作るものをざっと見ただけでミカドトックリバチ、キアシトックリバチ、キボシトックリバチが見つかりました。私もネット上で写真をいくつか見て当たりを付けただけで、他にも丸い巣を作るものがいるか否か、私が単純に丸いと思っていても実はハッキリした識別点を見落としているのではないか、といろいろと気になります。

 それから、内部を覗いてみたいという興味が湧くところでもありましたが、そのままにしておきました。家に持ち帰って、配偶者のいない季節に勘違いさせて羽化してしまっても罪ですしね・・・・。080915

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広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1
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