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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 ハキリバチの一種だろうと思います。ムクゲの花の中にいました。何をしていたのか不明ですが、顔をこちらに向けたまま出てくる気配でもありません。

 とても愛くるしい顔をアップでどうぞ。080730

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 この写真は8月17日、雷雨になる直前です。

 植物は南米原産のルリヤナギです。ヤナギという名はご覧の通り、葉がヤナギのように細長いことに由来します。

 ナス科ナス属だけあって、花もナスのそれに似ているのですが、実も黒っぽくて丸いものがなります。もっとも大きさはかなり小さいようですが・・・・。080817

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 またまた雨、キバナコスモスの花の中にブチヒゲカメムシと思しき幼虫を見つけました。カメムシのような昆虫が花の中にいるのは多いようですが、どんな得があるのか解りません。植物の汁を吸うのなら花の中でなくともよさそうですし、特に蜜を吸っている様子ではありません。かえって目立ってしまい、クモなどの天敵にもやられそうな気がするのですが、花の辺りはやはり特別に美味しいのでしょうか・・・・。080823

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 自宅の庭にやってきたツマグロヒョウモンのカプルです。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/345/ http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/295/

 調べてみれば、この蝶は暖地では年に5、6回も羽化するとか・・・・。

 最近、日本列島をどんどん北上し続けて分布を広げていますが、暖かければ成長が速く何回でも羽化できるというそういったサーカディアンリムや生活史に理由の一つを求めることも出来そうです。080809

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 このところ不意に雨が降ることが多くなっていますが、この日は朝から雨がぱらついていました。こんな日は虫たちも雨に濡れそぼってじっと休止していることが多いものです。よく行く土手でエノキの小枝に留まっているところを見つけました。080817

▼構造色をもっていて、前翅は綺麗なグリーンの金属光沢に輝く。スジコガネ亜科の一種(ツヤコガネかサクラコガネあたりか)のようだが、それ以上は私には不明。胸が緑で前翅が褐色という種類は図鑑などにも載っていたが、こちらはその逆なので色彩変異か異なる種か。

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▼前翅に付いた細かい水滴も実に美しい。

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 昨日からぐっと涼しくなりました。しかしまだ8月、このまま夏が終わることはなさそうです。

 花期が長く、百日紅ともいわれるサルスベリ(ミソハギ科)はまだまだ咲いていますが、うちの近所を歩いていて白いサルスベリを見つけました。最初、白いため何の花なのか判らなかったくらいですが、逆に白いと花の構造がよく解ります。オシベが随分と多く、写真のものを数えてみれば40本以上あるようです。花弁は6枚あり、不思議な形をしていますね。

▼夏の空がよく似合う。080816

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▼近所の公園で見かけた白いサルスベリ。080823

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 山梨県清里高原で見た夏の空です。私が移動したあちらこちらで雷や夕立が発生しがちな気象状態が続いていました。080814

▼夏ならではの勇壮な積乱雲。

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 よく行く公園でショウリョウバッタを見つけました。しかしよく見ると、白く変色して動かないようです。写真を撮って拡大してみると、ボーベリア菌かそれに近い糸状菌にやられているようです。

 ここが花壇の管理された公園であるという点、死んでいるショウリョウバッタが数多く見られた点を考えると、微生物殺虫剤でも散布されたのでしょうか?080816 http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/370/  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/298/

▼てっぺんで「白骨化」する。空には今にも振り出しそうな黒い雲が立ち込め、雷が鳴っている。

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 群馬県北の山間部、落葉松の幹だったでしょうか、カシワマイマイのメスを見つけました。ヤママユの仲間ほどではないですが、それに準ずる大きさです。ピンク色がとても映えて目立ちます。

 ネット上で調べてみたら、カシワマイマイもマイマイガも住宅地などの近くで大発生すると異常に嫌われます。そしてそれをすぐ農薬で駆除しようとしています・・・・何とかならないものでしょうかね。080814

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 翌日、物置のある神社に行ってみました。

 ナメクジなど微小な陸貝の仲間なら雨の日がいいと思っていたのですが、ラッキーなことに空は雨模様。ところが実際に行って見ると、物置の表面には雨粒が当たらず濡れていませんし、陸貝のような姿も見つかりませんでした。

 それでも何か手がかりがないかとよく見ていると、小さな突起がいくつも見つかりました。長さ数ミリしかない、ミノムシの蓑のようなものです。つまんでみれば非常に小さな虫が顔を出しているように見えます。写真を撮ってネットで調べてみると・・・・ヒロズミノガという微小なミノムシの仲間のようでした。このサイズの生き物なら、あのジグザグ進行ができます。

 ただ一つ気になるのはこのヒロズミノガらしきものが付いていたところまで食み痕が続いていなかったことです。食事と休息の場所をしっかり使い分けているのでしょうか?080817

▼物置の表面に付いていた「突起」。

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▼中を覗くとミノムシのような頭。しかし現場では小さ過ぎてよく分らない。

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 その存在が忘れられかけていた(笑)ミステリーシリーズ第3弾です。

 とある神社に清掃道具を仕舞っておくスチール製の物置があります。その物置のグレーの塗装面は薄汚れて緑がかっているのですが、その表面のコケを食べたと思われる「食み痕」を見つけました。

 最初はカタツムリかナメクジの這った跡かと思ったのですが、銀色の道がありません。よく見てみると、どうももっと小さな生き物がジグザグに進行したような跡に見えてくるのです。一度通った場所は丹念に避けながら進んでいます。その出来栄えに感心してしまいました。

 果たして如何なる生き物による仕業なのか、翌日もう一度訪れた時に「犯人」と思しき生き物を見つけるには見つけたのですが・・・・。080816

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 群馬県北部山間部にて、温泉宿の軒下を出入りするイワツバメを狙って写真を撮りました。戦後、人工建造物に巣を掛けるようになってグンと分布域を増やしたのだそうです。泊り客が軒下の巣をよく覗くためか、人馴れしていてカメラの存在も苦にしないようです。あと少しで子育てを終えたイワツバメたちが親子で旅立って行くことでしょうね。080814

▼白と黒のシンプルなカラー、黒くて円らな眼が愛らしい。

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▼飛び去る刹那、チラリとこちらに眼を向ける。

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 昨日載せたヤナギランを撮っている時に見つけたイブキスズメの幼虫です。

 このヤナギランの群落は標高2000mを越えている場所にありましたから、これほど大きなスズメガの幼虫がいることに驚きましたが、あとでネット上の情報を探すと日本各地で個体数が減少していて、レッドデータブックなどにも載るような存在であることにも驚きました。

 セスジスズメの幼虫と同様にインパクトが強い色模様をもっています。080813

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 ヤナギランとは、ヤナギのような葉をもち、ランのような花を咲かせるアカバナ科の草本植物です。山渓の「日本の野草」によれば、北半球の温帯に広く分布し、森林の伐採跡、山火事跡などに積極的に入って大群落をつくる性質があるといいます。

 撮影場所は、長野県高峰高原付近でした。(私にしては最近珍しく遠方に出かけてきました・・・・。)

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 それほど珍しい変形菌の仲間ではありませんが、ムサラキホコリの一種です。

 前に載せたツノホコリの一種は、白色の子実体をもち、原生粘菌類に属しますが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/621/ こちらは熟した子実体が濃褐色で、真正粘菌類に属します。

 これもときどき出かける埼玉県西部の山で見かけましたが、山ではこんな生物と出会う機会も頻繁です。080720

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 今夏は局地的で短時間に猛烈に降る夕立が多く発生していますが、この日の夕立もその一つだったと思います。

 猛烈な雨脚と稲妻・・・・。そこから抜け出せば、少し離れた西の空は茜色に染まっているという、不思議さ。

 もっとも夕立は馬の背を分けるともいいますから、昔からそんな性質ではあったのですが、今年のは特にそれが著しいですよね。080727

▼夕立が止んで、茜に染まる西空。

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 ときどき出かける山の中で7月下旬に見つけました。十星(トホシ)が名前の由来になっている、大型のカメムシです。大きい方で2cmくらいあります。

 一般に半翅目は雌雄で同等の大きさか、雌の方がやや大きい傾向があると思われます。交尾をしているこの2匹は驚くほど大きさに差がありますが、私自身、トホシカメムシを何回も見ているわけではないので、特に大きい雌と特に小さい雄とのアンバランスなカップルなのか、普通にこの程度の体格差があるものなのかは不明です。080730

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 毒虫イラガの仲間は3度めの登場です。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/317/ http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/36/

 モノトーンで独特の模様をもつ繭も有名ですが、硬くて丈夫そうな、その繭もイラガイツツバセイボウなどの寄生者にやられたり、釣り人にタナゴ釣りの餌として調達されたりで、成虫になるのは意外と大変なようです。080804

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 私の小学生時代、カブトムシやクワガタを捕まえたのは主にクヌギ、コナラでした。

 小学生の頃持っていた図鑑にクワガタの集まる樹種としてヤナギが載っていた覚えはありますが、よく目にするシダレヤナギで見つからないから、ヤナギにはいないと暫く思い込んでいました。ところが実際は、川の土手や湿地などに生えているヤチヤナギなどで樹液が出ていれば、クワガタやカブトムシなんぞがごっそり集まるのです。

 ここでは樹液の出る木として、オニグルミを紹介したいと思います。私が小学生よりもまだ幼い頃、父の田舎にクワガタ採りに連れて行ってもらった記憶があります。その時、父はオニグルミの木も注意深く探していました。その後は自宅近くの野山にはオニグルミが余りなかったせいか、オニグルミの樹液のことは忘れ去ってしまいましたが、最近になってオニグルミが意外にも樹液をよく発酵させ、様々な昆虫たちが集まっているのを見る機会がありました。

 それともう一つ、樹液が出る木として珍しかったのがエノキです。私はエノキにカブトムシやクワガタが寄って来るとは思っていなかったのですが、この写真くらい樹液が出ていれば十分考えられそうですね。080730

▼オニグルミの樹液に来た虫たち。左上より時計周りにゴマダラチョウ、コムラサキ♂とヤセバエの仲間、クロカナブン、コクワガタ♂(大顎は小さいが一応オスの個体)

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▼これは珍しいエノキの樹液。エノキの樹液にもこのような昆虫は集まるとは知らなかった。左からヤセバエの仲間、カナブン、シラホシハナムグリ(シロテンハナムグリ?)、サビキコリの一種。

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 オオカバフスジドロバチ、オオカバフドロバチともいいます。

 このハチは、岩の窪みや竹筒の中に泥で巣をつくります。巣作りの途中段階で出入り口がエントツ状になるのが「エントツドロバチ」という名の由来です。親虫はヤガ、ハマキガ、メイガなど蛾の幼虫を麻酔し、卵を産みつけた上で、泥で作った巣内に閉じ込めます。巣中では卵から孵ったハチの幼虫が、動けなくなった蛾の幼虫を餌として育つことになります。いわゆる「狩人蜂」の一つですね。

 日本ではオスが見つかっておらず、メスだけの単為生殖で世代を繰り返し、しかも次世代のハチも同じ巣(場所?)を使う傾向があるのだとか。もっともこのような雨風を凌げる場所というのが野外では貴重なためにそういう場所を離れないというのはありそうですね。(以上、森林総研のHPを参考にしましたhttp://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bamboohymeno/species/orancistrocerus-drewseni/0022.html

 また単為生殖をするハチひいては昆虫というのも数多いでしょうが、それが日本ではとか内地限定でとかとなると、なぜそういう傾向が出るのでしょう? ナナフシの仲間も南西諸島ではオスがいても内地ではオスがいないとか、稀であるとかという現象がありますが、どうしてそのような遺伝的な偏りが出来たのか、実に不可解です。080804

▼親バチが戻ってきた。

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▼まだ獲物を抱えておらず、巣作り途中のようだ。

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▼「エントツドロバチ」の名の通りの泥の煙突。

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 昨日載せたミナミカマバエが獲物を襲っているところです。犠牲になったのはミナミカマバエと同様に水際に集まっていた蝿の仲間でした。

 しゃがみ込んで水際を観察していると、勢いよくピョンと他の蝿に飛び付いていった蝿がいました。案の定、ミナミカマバエでした。昨年、食事中のミナミカマバエを見たときは、その辺で死んでいる獲物を調達してきたようにも見えましたが、今回のは明らかに生きている蝿を襲ったのです。080804

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 昨夏、初めて見たミナミカマバエですが、今夏も見ることが出来ました。水辺とはいえ、やたら暑い日中に非常に小さいこの虫を探して撮影するのも一苦労ですが、こんなに面白い姿の虫を見れば、それも仕方ない気がします。080730

▼獲物でも狙っているように見えるが・・・・。

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▼この前脚はカマキリのよう・・・・というより、全体がカマキリを寸詰まりにデフォルメしたような姿。

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▼蝿なのに三角形の顔。

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 カメムシのヒゲ掃除です。以前は背中を掻いているカメムシを見ました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/32/ こういう仕草はどういうわけか愛らしいものです。

 このカメムシはミツボシツチカメムシといいますが、調べてみると4、5月が成虫の出現期になっているものが多いので、普通よりずいぶん長生きしているようですね。

 ヒメオドリコソウやフキの葉上でよく見られるようですが、さてこれは何の葉の上でしたっけ?080804

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 先日、載せたフクロウの初列風切羽と思われる羽根を拡大してみました。

 フクロウは獲物に気づかれないように音を立てず暗闇を飛ぶことができます。

 その理由の1つは風切羽の前縁が櫛状になっているためだといいます。櫛状であることで、どのように音が消えるのか、詳細は知りませんが、1枚めは初列風切羽(?)の前縁を拡大してみました。

 理由のもう1つは、羽毛の表面に生えている細毛が空気の流れを整えるためだといいます。2枚めは、その羽の表面を拡大しました。080728

▼確かに櫛状の前縁(?)に見えるが、この構造が音を消す?

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▼表面には細かい毛がたくさん生えている。他の鳥の羽とは確かに違うように思える。

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 この後脚が妙に長いカメムシは、ホソヘリカメムシといいます。

 写真を撮っている時は目の前で飛んでくれませんでしたが、飛んでいる姿はアシナガバチに似ていると言われます。もっとも擬態というのは、ときどき悪戯をしかける人間よりも、鳥のような捕食者が見て敬遠するかどうかが問題です。しかし鳥が、人の目から見てアシナガバチによく似た色彩をもち、よく似た動きをする昆虫を敬遠することはありそうなことです。鳥が形態や色彩を認識・識別する能力は、人間のそれより優れている部分、劣っている部分もあるでしょうが、ある程度似ているでしょう・・・・。080604

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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