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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 ノキシノブとは、ウラボシ科ノキシノブ属のシダ植物の総称です。我が国では北海道南部以南に分布し、10種程が知られているようですが、写真の種が何かまでは分りません。岩の上、樹木の幹、軒下などのなかなか厳しい環境で育つことから、軒忍と呼ばれるのだそうです。071005

▼よく行く寺の境内で。10月上旬、桜は葉を落としているが、ノキシノブは元気いっぱい。

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 不思議な赤い実です。10月に埼玉県南の川口自然公園内に落ちていました。ぼこぼこしたコブだらけの塊ですが、コブが一つずつ裂けると、中から赤い実が一つずつ覗きます。一見、ちょっと不気味な感じがしなくもありません。

 ・・・・調べてみると、意外にもよく知っている樹木の実・・・・なんと、コブシでした。春にハクモクレンに似て一回り小さな白い花を咲かせる、あのコブシです。

 秋になると、こんな不思議な実を結ぶんですね。071003

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 ガマズミなどの実の赤い色は鳥にとって食欲をそそられる色だというのはよく聞きます。私も少し口に入れてみましたが、甘酸っぱくて、人間にとってもなかなかいい味のようです。それもそのはず、調べてみるとガマズミのジュースも市販されていたりするんですね。知りませんでした。071024

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 イシミカワの実です。秋になると緑から青、紫の美しい実をつけるタデの仲間です。写真にも写っていますが、茎には鋭い棘もあります。摘んでみようという人は手を怪我しないよう気をつけて下さい。

 左は自然光、右はフラッシュと左右でライティングの異なる2枚の写真から合成してみました。071024

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 古代米の一つである黒米がよく行くフィールドにある水田で栽培されていました。普通の稲穂を見慣れた私には何とも違和感があるのですが、最近は健康ブームからさまざまな穀物の需要があり、栽培している農家も増えているようです。
 この黒米には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種、アントシアニンという色素が含まれているためにこのような色になっているのだそうです。071017

▼闇夜の黒米・・・・と言いたいが、実はフラッシュで撮ったためバックが暗い。

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 何やら丸い形のスナック菓子が大量に落ちている様子でした。誰かが公園の中でお菓子の袋をぶちまけてしまったのだと思いました(笑)。しかし、近づいてよく見るとそれはお菓子ではなくキノコでした。それも非常にたくさんのキノコが一面に生えていました。

 ネットで調べてみると、どうやらヒトヨタケ科のイヌセンボンタケというキノコのようです。生えている期間は短めのようで、イヌセンボンタケの群落を見つけるには若干の幸運に恵まれる必要があるようです。私の見かけたのは比較的清掃がよく入る公園内なので尚更それが言えるかも知れません。ただ私の見た群落より遙かに大きな群落を作ることもあるようで、十数㎡がこのイヌセンボンタケで埋め尽くされるようなこともあるとか・・・・ため息が出そうです。そんな群落にも是非出会って見たいものです。071017

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  以前、ウスバカミキリについていたのを見ましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/298/
今回はカマキリを殺したボーベリア菌です。

 この菌はいろいろな昆虫につくようですが、菌の種類はどのくらいあるのでしょう?まさか1種類? 071017
 
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 見事に花盛りでした。

 アザミの仲間もいろいろあるので、自宅に戻って調べてみるとタカアザミという種に酷似しています。ただしタカアザミは、日本では北海道と長野県以北の本州に、大陸ならば朝鮮半島からウスリー地方までの東北部に分布しているということですから、かなり寒冷な気候を好む北方系種のようです。私の住んでいる関東南部に果たして自生したものでしょうか?071017

※一日おいてネット上で調べてみると、関東が南限のようだ。全世界に知られるアザミのうち、3分の1が日本に産し、このタカアザミを含む5種が大陸との共通種、他は日本の特産種なのだとか。タカアザミは世界的に見ると全然珍しくないアザミというわけだ。さて、100種近くを固有種で占めるとは恐るべし、「アザミの国」日本!

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 近頃、キンモクセイがよく香るようになりました。私がよく写真を撮りに行く公園でも満開でした。

 大陸原産のキンモクセイは雌雄異株であって、日本には雄樹しかないのだといいます。ですから我が国では実生のものはなく、挿し木で殖やしたものが売られているのだとか。

 いくら咲いても実はならない・・・・ちょっと悲しい香りですね。071010

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 最初見たときはカワラタケの仲間だろうな、と思った程度でした。ただカワラタケは灰色だという先入観があったので、これはカワラタケの仲間の何か別種である、とそう思っていました。ところがネットで調べると黒いカワラタケの画像がゾロゾロ出てくるではないですか。カワラタケはかなり色彩変異が大きい菌類なのですね。
 カワラタケは漢方薬としてネット上にも多く登場するようです。071003

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 ススキの穂がたくさん出てくるようになりました。ススキの穂が出てくるときはクルリと丸まった状態で出てきます。その様子がなかなか愛らしいので写真に撮ってみました。070927

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 樹皮が分厚く剥がれていました。何の木だろうと上を見上げたら、どうやらタイサンボクのようです。大きな葉もダイナミックですが、樹皮がばかばかと大きく剥がれる様もダイナミックです。そういえばタイサンボクの花もダイナミックでしたっけ・・・・。070919

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 お彼岸が終わりましたが、まだまだあちこちで咲いているようです。今年は暑さが厳しかったせいか、盛りがやや遅いようですね。

 昨日はヒガンバナを撮ってみることにしました。写真を撮っているうちに何やら小さな虫たちに気づきました。意外なところにひっそりと隠れているものですね。070927

▼ちょうど花が満開状態のヒガンバナ

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▼オシベにハスモンヨトウの若齢幼虫を見つけた。

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▼春、タンポポで見つけたヒメジュウジナガカメムシが、今はこんなところに。

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▼こんなにところにも小さな昆虫を待ち構えている罠があった。ハナグモ、雌、幼体。

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▼曼珠沙華・・・・あくまで赤い。

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 ガガイモの花がいい香りでした。そして、その香りが虫たちを集めます。070904

▼きつい日差しに気温も上がるが、ガガイモの花もよく香り立つ。

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▼ガガイモにコアオハナムグリがやってきた。初夏によく見たが、真夏はご無沙汰だったか・・・。

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 8月ももう終わろうかという東秩父の山中で見かけたヤマホトトギスの花です。 写真にしてみると、ハナバチの一種が飛んできて、花の中に蜜を求めに来た様子が写っていました。非常に個性的な花ですが、味わい深いものを感じます。070827

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 この写真は百日紅の枝の上に絡み付いて咲くカラスウリの花ですが、細かく枝分かれした独特の形状の花弁はまるで蛇女ゴルゴンの頭髪のようです。

 ゴルゴンというのはギリシア神話に出てくる3姉妹の怪物で、髪の毛が無数の蛇であったといわれます。その姿は醜さの余り、一目見た者を石に変えたとされます。末娘のメデューサは、ペルセウスに退治されてしまうという最期を遂げるのですが、ペルセウスは鏡の楯を持ち、そこに映ったメデューサの姿を見ながら戦い、剣で首を切り落としたといわれています。

 さて話を元に戻すと、カラスウリは、なぜ、こんなに複雑な花弁をしているのでしょう?
 それは受粉の運搬に関係しているという説があります。つまり・・・・雌雄異株の花が夜間に咲き、とても香りがよい。花筒が非常に長く、花弁は大きく広がっている。そのため、香りに惹かれて飛んできた口吻の長いスズメガ類のみが停空飛翔しながら吸蜜し、効率的に受粉を行う。他の昆虫は夜間の移動能力も余りないため、受粉については戦力外とされ、周辺に止まって吸蜜することから遠ざけられている。・・・・これもまたおそらく真実でシビアな世界ですが、一方でそれだけで割り切れないような気がするのも確かです。070827

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 センニンソウがあちこちで満開です。香りもよく、清楚な白い花がなかなか見栄えもよいのですが、外面とは裏腹に「毒草」です。
 センニンソウに含まれるプロトアネモニンという毒は、皮膚につけば水疱ができ、食べれば口中や胃腸の粘膜をただれさせるそうですから、取り扱いには十分に注意を!!
 同じキンポウゲ科のボタンズルという植物ともよく似ています。070814

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 このところ雨が多いのですが、雨が多いと外で野晒しになっている丸太などにキノコが生えてきます。そんななかでもアカキクラゲ科のキノコは色が派手なので、一際目立ちます。
 これを撮影したのは少し前で7月ですが、多分ツノマタタケ。近縁種でハナビラダクリオキンというキノコもあります。070718

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 レンゲショウマという名は、花が蓮華(ハス)の様、葉がサラシナショウマの様であることに由来するといわれます。
 名前は兎も角として、清楚な花がはにかみがちに下を向く様は実に可憐です。S県民の森では8月に花を咲かせるらしく、私が見た花たちは残念ながら最盛期を過ぎているように見えます。

▼花弁の中にはクモが潜んでいるのが見えるだろうか? クモの種類は特定できないが、こんなところにも昆虫たちを陥れる罠は待ち構えている。070902

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 死んだウスバカミキリにカビが生えたのだと思っていました。

 ところが先ほどネットを見ていて興味深いものに行き当たりました。カビの仲間であるボーベリア菌(Beauveria)という微生物は昆虫に寄生し、その生長に伴ってその宿主をとり殺すのだそうです。その性質を利用して生物農薬として実用化されているので、ネット上の情報でその購入・利用まで可能です。
http://www.idemitsu.co.jp/agri/biseibutsu/vaiorisa/index.html

 この写真のカビの生え方、どうやらボーベリアのようですね。ウスバカミキリが葉の上で不自然な死骸となっていたのとも符合します。070719

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 埼玉県民の森で見かけたヤマユリです。見事に大きな花が咲いていました。いかにも夏山らしい風景です。070802

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 樹木の中には「花外蜜腺」といって、花以外に蜜腺をもち、昆虫たちに甘い蜜を提供するものがあります。花外蜜腺が存在するのはアリを呼び寄せ、他の虫たちから守ってもらう為だというのですが、さて真相は・・・・。

 春、このブログによく登場したニワトコの木にも花外蜜腺がありますが、今日のはアカメガシワです。アカメガシワには、葉の表側、葉脈の元の方に2箇所の蜜腺があります。写真は2匹のアミメアリでしょうか、ちょうど蜜腺の恩恵に与かっているところです。070807

▼アカメガシワという名前の由来にも、芽が赤いから、という説と、花外蜜腺が赤目のように見えるから、という説がある。さて漢字で書くと、「赤芽柏」か、それとも「赤目柏」かということになるが、本当はどちらに由来するのか?
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 6月19日に額紫陽花を載せましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/177/ 今日は小紫陽花です。

 コアジサイはアジサイの仲間(ユキノシタ科アジサイ属)ですが、一見アジサイには見えません。写真ではかなりクローズアップしてありますが、実は一つ一つの花が非常に小さくて繊細な感じです。

 アジサイの仲間は私たちに梅雨時の鬱陶しさを忘れさせてくれます。最近、個人的にお気に入りの花の一つになりました。070620

▼埼玉県民の森にて。装飾花(ガクアジサイの花序の周りの「額縁」)の部分がない。img_13900ts.jpg
































 5月頃、埼玉県北本市にある自然公園で変なものを見つけました。奇怪な実のように見える物体は、クワ科コウゾ属ヒメコウゾ(Broussonetia kazinoki)の雌花です。
 それが結実し、赤く熟してきたものを、場所は違いますが、昨日見つけました。甘くて美味しいそうですが、私はまだ試していません。

 雌雄異花同株のヒメコウゾと、雌雄異株のカジノキ(Broussonetia papyrifera)の雑種が、和紙の原料となるコウゾであるといわれ、カジノキ同様に雌雄異株です。人によってはヒメコウゾとコウゾを統一の名称「コウゾ」で呼び、単に野生種、栽培種のように表現することもあります。もともとヒメコウゾの小種名自体kazinokiという辺りから混乱しています。何とも分かりづらいことですが、こういうワケアリの話って多いですね。

▼5月頃のヒメコウゾ070516
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▼最近のヒメコウゾ070708
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 6月中旬、黄色い花が見事でした。

 水辺に咲く花ですが、最近は数を減らしているとのこと。この場所もどうやらそれを知っている方たちが意図的に栽培しているようでした。

 ガガブタなどとともにミツガシワ科の植物で、水底の泥中に地下茎を張り巡らし、水面に楕円の葉を浮かせます。070615

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▼こんな水面に浮かぶ花にも虫たちはやって来て花粉を運ぶ。ムカシハナバチ科のメンハナバチの一種らしい。ヒゲおやじさんに教えて頂いた。http://higeoyaji.com/cgi-bin/toukou/toukou.cgi
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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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