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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 この写真は百日紅の枝の上に絡み付いて咲くカラスウリの花ですが、細かく枝分かれした独特の形状の花弁はまるで蛇女ゴルゴンの頭髪のようです。

 ゴルゴンというのはギリシア神話に出てくる3姉妹の怪物で、髪の毛が無数の蛇であったといわれます。その姿は醜さの余り、一目見た者を石に変えたとされます。末娘のメデューサは、ペルセウスに退治されてしまうという最期を遂げるのですが、ペルセウスは鏡の楯を持ち、そこに映ったメデューサの姿を見ながら戦い、剣で首を切り落としたといわれています。

 さて話を元に戻すと、カラスウリは、なぜ、こんなに複雑な花弁をしているのでしょう?
 それは受粉の運搬に関係しているという説があります。つまり・・・・雌雄異株の花が夜間に咲き、とても香りがよい。花筒が非常に長く、花弁は大きく広がっている。そのため、香りに惹かれて飛んできた口吻の長いスズメガ類のみが停空飛翔しながら吸蜜し、効率的に受粉を行う。他の昆虫は夜間の移動能力も余りないため、受粉については戦力外とされ、周辺に止まって吸蜜することから遠ざけられている。・・・・これもまたおそらく真実でシビアな世界ですが、一方でそれだけで割り切れないような気がするのも確かです。070827

img_18219tas.jpg





















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