忍者ブログ
花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
[13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21]  [22]  [23
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 昨日(21日)は途中から少し風が出てきたものの、天気はよく晴れて鳥見日和となりました。数えた鳥は41種類でしたが、この冬、まだ声のみで姿を見ていない鳥もいますし、運が良ければもっと出る日もあるかも知れません。いずれにしても芝川の調節池工事が終わらないと、この場所は本領発揮といかないようです。

場所:通船堀付近から調節池付近までの芝川沿い、川口自然公園、自然の家、トラストの森、鷲神社付近、見沼自然公園まで7時半~13時

昨日観察できた鳥種:ハシブトガラス、ハシボソガラス、オナガ、ムクドリ、スズメ、シメ、カワラヒワ、アオジ、ホオジロ、カシラダカ、メジロ、シジュウカラ、ウグイス(声)、ツグミ、モズ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、コゲラ、カワセミ(声)、キジバト、ドバト、チョウゲンボウ、オオタカ、タシギ、オオバン、バン、アオサギ、コサギ、ダイサギ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、カルガモ、カイツブリ、ユリカモメ、カワウ

今冬観察できた鳥種で上に漏れているもの:ベニマシコ(声)、オオジュリン、エナガ、シロハラ、ジョウビタキ、キセキレイ、キジ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ノスリ、イソシギ、クイナ、ホオジロガモ、マガモ

他のバードウォッチャーの情報ではキクイタダキというものもありました。

▼オオタカが空に舞い上がったところを見つけたが、あっという間に遠ざかった。071221

img_22889tas.jpg























PR
 今日見たワンシーンです。この小枝にぶら下がって、シジュウカラは一生懸命に餌を啄ばんでいる様子でした。日本のカラ類は他にも何種類かいますが、市街地でも雑木林でも元気なのは、このシジュウカラが一番のようですね。071221

img_22854ts.jpg























 秋に芽吹いて冬を越し、翌年にタネをつくって枯れる草本植物を「越年草」あるいは「冬型1年草」といいます。小学生の頃、理科の時間に育てる植物は、アサガオもヘチマもヒマワリも春に種をまいて、秋には枯れてしまう「夏型1年草」ですから、冬型1年草っていってもピンとこない人もいるかも知れません。でもよくよく考えてみれば、農作物には秋に作付けして、冬から春に収穫するなんてものもありますから、野生の植物にそういったものがあっても不思議ではありません。

 さて、写真の植物は冬型1年草の一つである、ヤエムグラです。ヤエムグラは、古い時代に大陸からやってきた史前帰化植物だと言われています。秋に芽吹いてきた輪生の葉はまだ丸みを帯びており、霜が降るとまるで霜の花のように見えます。071122

img_21374ts.jpg























 昨日と同じ池によく飛来するダイサギです。人の多い公園ですが、やはり人目を気にしているのか、葦の陰で餌を漁っているようです。071205

img_21922s.jpg























 枯れた葦は冬鳥たちにとって格好の隠れ家となります。池の中に繁茂した葦の名残りがありますが、カイツブリも同じ枯れ草色になっていて、可愛らしくコーディネイトされています。071205

img_21992ts.jpg























 小春日和だったこの日に満開のロウバイを見つけました。ずいぶんと早いものです。

 ・・・・それにつけてもロウバイの香りはいい香りです。これからまだまだ冬は寒くなりますが、冬にこんな花が咲くのは神様の粋な計らいなのかも知れません。071212

 昨冬のロウバイはこちら→http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/28/

img_22622as.jpg























 私がよく行くフィールドで猛禽と遭遇する場合、かなりの確率でカラスともつれ合いながら飛んでいる姿を目にします。街からも近いにもかかわらず、豊かな自然が残っている場所でありますが、カラスとつばぜり合いをしなければいけない猛禽にとって、決して楽に棲める場所ではないようです。

▼上段はノスリ071121、下段はチュウヒ071209。どちらも特徴が判りづらい写真で恐縮・・・・。
          (ノスリの姿はこちらの方がハッキリと→http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/57/

132a1637.jpg























 もう散ってしまってないかも知れませんが、先日なかなか綺麗な紅葉を2種類見つけました。ところがどちらも欧米風な感じはしても日本的な感じがしません。どうしてか考えてみると、どちらも葉が厚手であり表面に艶があるからですね。071122

▼こちらトウカエデの紅葉。

img_21433tas.jpg

























▼こちらはモミジバフウの紅葉。

img_21254tas.jpg

























▼これはモミジバフウの奇妙な実。紅葉した葉とともに。

img_21409tas.jpg























 熱帯の雰囲気を持っている鳥で、東北地方以北では夏鳥といえますが、関東地方以西では冬も残ります。全身の黒に嘴の赤が映え、鮮やかな黄緑色の脚も目立ちます。水かきのない足の指はとても長く、ぬかるんだ水辺を歩くのに適していますが、意外なほど上手に泳ぐことができます。ただ泳いでいる間、首を前後に振るのがご愛敬ですが・・・・。

 さて、バンは年に2、3回繁殖するそうですが、1回目に巣立った若鳥が、2、3回目に生まれたヒナたちの給餌を手伝うこともあるとか。なかなかしっかりした社会性をもった鳥でもあります。

▼正面から見ると嘴の基部が額辺りまで伸びていて、他の鳥とはちょっと異質。071213

img_22278tas.jpg


































▼泳ぐ速度は水面に弱い曳き波を残す程度。鴨ほど力強くない。071205

img_21927s.jpg























 先日、家の中で壁に張り付いている幼虫を1匹だけ発見しました。干物などの乾燥食品や毛の衣類などを食害する所謂、害虫です。この春、庭のエリゲロンに集まっているのを見てはいたのですが、結局、家の中に侵入されてしまったということになります。発見した壁の近くには毛のコートがかけてありましたし、幼虫も1匹だけということはあり得ないでしょうから、何かしらやられてしまったが可能性大です。

▼自宅で見つけたヒメマルカツオブシムシの幼虫。体じゅうの毛が憎々しげである。年1化性とのことだから、このまま冬を越し、来春、蛹を経て成虫になろうとしていたのだろう。ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。撮影後、飼っているヤモリの餌にしてしまった。071125

img_21597tas.jpg

























▼この5月、庭のエリゲロンにいた成虫。一見小さくて可愛らしいが・・・・。070516

IMG_9806tas.jpg























 日本で冬を過ごす鴨類のオスは、繁殖を前にして一般には派手な「生殖羽」になります。しかし、オカヨシガモはオスの生殖羽であっても非常にシックな羽色なのです。
 冬の見沼周辺に鳥を見に行くようになったのは昨年からですが、オカヨシガモは割合と数が多く、私の大好きな鴨の一つになりました。071130

img_21762kts.jpg























 イチョウの黄葉、落葉というのは街路樹などの中でも遅い方に入ると思いますが、私のよく通る土手沿いの道にも1本のイチョウの木があって、12月5日に行った時にはもうすっかり黄葉し、落葉もかなり進んでいました。風でも吹かなければ道一面が黄色い絨毯です。071205

img_21843s.jpg























 昨日は風が少し吹いたものの、概ね晴れていて暖かさを感じる日でした。私はいつもの土手を歩きました。土手道の左手には一面の葦原が広がり、右手を川が流れています。葦原からはベニマシコらしい声が遠くに聞こえたり、カワラヒワが群れ飛んでいるのが見えたり、コガモ、オカヨシガモ、カイツブリなどが川面に浮いていたりします。運良く、チュウヒがカラスに追われているのに出くわしたり、2羽のイソシギが連らなって飛び去っていくのを見かけたりしました。

 さて、いつもの折り返し地点で来た道を少し戻ると、流れに接する草薮の中に入っていくモズを見つけました。そっと覗き込むと、モズが潅木の枝に獲物を突き刺している様子でした。どうやら「はやにえ」を作っていたようです。暫くしてモズは飛び去りましたが、はやにえのある草薮は水際に近くて危険である上に、潅木や枯れ草が密集していて、近付こうにも近付けません。できたはやにえもモズが飛び去ると途端に見つけ難くなりました。071209

img_22431s.jpg


























img_22430s.jpg























 この日は天気が悪く、気温の上がらない寒い日でしたが、雨に濡れた紅葉の美しさはまた晴れた日とは別の美しさがありました。071130

▼紅葉の美しい植物の中でもドウダンツツジは比類がない。

img_21748s.jpg

























▼キンシバイも水滴を弾いて輝いていた。

img_21805aas.jpg























小さな赤い虫が2匹、クヌギの幹を這い回っていました。カイガラムシの一種とのことです。3mm程度だったと記憶します。
 ハンマー氏のブログにもこれと同種と思われる写真が最近載って、気になっていました。071205

※追記:最初、トビムシの仲間だと思い込み、トビムシの一種としましたが、アカカイガラムシの一種との御指摘を受け、訂正いたしました。

img_21971tas.jpg























 この辺りではおそらく珍客です。見覚えのない姿なので、最初は何だか不明でしたが、調べていくうちにホオジロガモだろうという結論になりました。おそらくホオジロガモのメスか、オスのエクリプスか。

 図鑑などでホオジロガモのメスを見ると、嘴の先にオレンジの部分があります。オスの繁殖羽はもっと派手ですが、嘴の先端にはオレンジ色はなく、エクリプスはメスに近い色になるとのこと。しかしオスのエクリプスの画像は少ないのか、ネット上でも見つかりませんでした。071130

img_21669as.jpg

























追記:見沼田圃で見た過去の変わりもの
 バリケン http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/53/
 アイガモとカルガモの雑種?http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/47/

 私のよく行くフィールドではときどき山椒の畑を見かけます。1m足らずの若木が畝に沿ってきれいに植えられているのですが、寡聞にして何のために山椒の畑をつくっているのかを知りません。和風のスパイスとして欠かせない実を採るためか、それとも食用になる山椒の芽を春先に採るためか、それとも庭木とするためか。一面の畑から全て抜いて絡げてあったのを見た覚えがありますが、こうなると尚更不明です。

 写真は昨日の朝、霜が沢山降りたサンショウの畑です。071205

img_21820s.jpg

























img_21826s.jpg























 高圧電線にたくさん止まっていて、まるで楽譜のように見えるのはカワウたちです。どうやらこの高圧電線がお気に入りのようで、同様の光景をよく見かけます。

img_21875s.jpg























 最近は寒いのでコバネイナゴの数もめっきり減っています。この日も雨がぱらつき、気温も上がらず・・・・。そんな中、コバネイナゴを見つけました。しかし、色がちょっと変ですね。

 調べてみると、コバネイナゴの色彩は緑色型、褐色型、紅色型の3タイプあり、褐色型が優性遺伝、紅色型は劣性遺伝するとか。さまざまな直翅目昆虫で緑色型、褐色型が見られますが、紅色型がある昆虫もけっこうあるようです。

 さて、写真のコバネイナゴはとても微妙な色合いなんですが、褐色型か紅色型か一体どっちでしょうね。071130

img_21717tas.jpg























 この頃は埼玉県も随分と寒くなりました。寒い朝、川の土手を歩いた時の写真です。071121

▼エノキがまだ緑の葉をつけて残っている。

img_21213as.jpg

























▼イタドリの実を撮っている私。

img_21232as.jpg























 月が右から少しずつ満ち欠けするのは、空で月と太陽が追いかけっこをするとき、太陽の方がほんの少し速いからです。月の公転周期や地球の公転周期・自転周期で説明することは兎も角、これまでずっと月が満ち欠けを繰り返してきたように、あと50億年同じことを繰り返すのでしょう。

 写真は満月の次の夜です。月はおよそ夜半には天空の頂きに登りつめ、煌々と青白い輝きを放ちます。071125

img_21629tasa.jpg























 昨日は一昨日より気温はいくらか上がったようですが、しばし吹いた風とぱらついた雨のせいで意外に寒い一日でした。今日の見沼田圃付近で私が観察できたのは37種・・・・ハシブトガラス、スズメ、シメ、カワラヒワ、アオジ、ホオジロ、メジロ、シジュウカラ、ツグミ、シロハラ(もしくはアカハラ、声)、モズ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、コゲラ(声)、カワセミ、キジバト、コジュケイ(声)、チュウヒ、オオバン、バン、クイナ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、ホシハジロ、ホオジロガモ(♀、若鳥?)、ハシビロガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、カルガモ、カイツブリ、ユリカモメ、カワウでした。冬鳥のレギュラーメンバーでも姿を見てないものがまだいくつもいます。

 写真はハシビロガモの雄の顔です。フラッシュを焚いたために眼や嘴の質感が作り物のような何とも言えない怖い顔になってしまいました(笑)。
 嘴をよく見ると、その縁に沿ってブラシの毛のようなものが覗いています。これは水の中の藻などを濾し取って食べるためにあるのだと言われています。ナガスクジラなど髭鯨類のヒゲが海中のアミなどを濾すのと同じしくみなのですね。アップにして初めて気づく発見でした。071130

img_21768taas.jpg























 

 11月中旬でした。1匹のキアシナガバチがエノキの葉上で休んでいました。

 一般にアシナガバチは、子育てを終わる秋には巣を解散します。新しく巣立った女王は越冬し、春になると新女王1匹だけで巣作りを始めるのです。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/142/ (コアシナガバチの営巣) http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/211/ (ムモンホソアシナガバチの営巣)

 写真はキアシナガバチですが、この個体がこれから未知の冬を越えようとしている新女王なのか、巣を解散し死を待つばかりの働き蜂なのかは、残念ながら私には分りません。ただどちらにしても何となく淋しげに見えてしまいます。071114

img_21115tas.jpg























 埼玉県南の見沼代用水沿いには川口自然公園、見沼自然公園という2つの自然公園があります。これらの自然公園にはメタセコイアとラクウショウという2種類のよく似た針葉樹が植えられています。
 メタセコイアは以前、冬に枝下ろしされた樹形を載せたことがあります。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/77/ 曙杉とも言われ、アジア大陸原産の生きている化石植物として有名です。
 一方のラクウショウは沼杉とも言われ、気根(呼吸根)を持つ独特の姿で、北アメリカ大陸原産の植物です。

 よく似てはいるのですが、遠くから見ると樹形はメタセコイアの方がスーッと高く、ラクウショウの方がややバラけた感じです。またメタセコイアの葉はややごつくて対生、ラクウショウのそれは少し繊細で互生です。メタセコイアの樹皮はラクウショウのそれよりずっと粗い感じです。いすれも比較してみれば、という程度なので、混在しても植えられているところでは、見分けようと思わないと同じ樹種だと思い込んでしまうかも知れません。
 今の季節はどちらも明るい褐色に紅葉していて美しいですよね。

▼メタセコイアの樹形は若い木も含めて綺麗な円錐形だが、ラクウショウも背が高くなるとメタセコイアに劣らず美しい樹形になることもあるようだ。左がメタセコイア、中央と右がラクウショウ。こうなると近づかなければ見分けられまい。071121

img_21266as.jpg

























▼ラクウショウの生え際に多くの呼吸根が見えている。071123

img_21541ktas.jpg

























▼ラクウショウの互生の葉071123

img_21490ts.jpg
























 言わずと知れたカワセミです。川口自然公園内の池に来ていたのですが、釣り人がいても全然平気なのに、私がカメラを持って草陰から出た途端、飛び去りました。

 ・・・・撮れたのは、グリーンのフレーム付きの絵ばかりでした(笑)。071122

img_21417as.jpg























<< 前のページ 次のページ >>
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[01/16 都下林]
[08/03 はこ]
[01/30 itotonbosan]
[01/10 itotonbosan]
[01/06 itotonbosan]
最新TB
プロフィール
HN:
タロ
性別:
男性
趣味:
広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1
バーコード
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]