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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 「赤と黒」といえばフランスの文豪スタンダールの小説でしょうか。高校生の頃、寝しなに少しずつ読んでは眠りに就いたことが思い出されます。今では寝しなに嗜むのはお酒になってしまいましたが・・・・。

 さて、昆虫の「赤と黒」といえばいろいろありますが、最近の私にはまずヨコヅナサシガメがあげられます。初めてこの昆虫の実物を目にしたのは今年の夏でした。もともとは大陸からの帰化昆虫らしく、日本では1928年に最初の記録があるようです。西日本からだんだんと北進してきて、10年程前に関東辺りまで進出したのが話題になっていましたが、今年、私もよく出かける2箇所のフィールドで幼虫の越冬集団を確認しています。この幼虫の集団は、あまり虫が好きではない人にとっては悲鳴をあげそうなほどヴィジュアルのインパクトがありますが、私にはどうしても魅力あるものに見えてしまいます。誘惑に負けて5匹ほど捕獲し、今、自宅の飼育ケースの中に入っています。彼らについて湧いてきた疑問点を以下に述べましょう。

一、あれだけの個体数の集団がひと冬を過ごすだけの餌は得られるのか?よく見に行く集団では個体数が以前より減っていた。飼育下では共食いは見られない。共食いするくらいなら最初からカマキリのような単独生活者となるであろう。

二、彼らが体格負けするほど大きい相手でも餌にしていることがある。彼らの動きは鈍いし、力も弱そうであるが、どうやら毒を持っているように見える。口吻を差し込まれた餌たちは最初暴れるが、あっという間におとなしくなり、変色してしまう。ハエトリグモなどに捕らえられた餌は相当長い時間バタバタと抵抗するが、それでもハエトリグモは何某かの毒を持っている。それを考えればハエトリグモのよりずっと強い毒をもっているのではないか?   

P1000710sa.jpg   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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