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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 ハエトリグモは網を張らず、徘徊して餌を捕まえるタイプの蜘蛛ですが、巣らしきものを全然作らないかというと、そうではないようです。
 先日、私の部屋の中をウロウロしていた痩せっぽっちのハエトリグモを、大きなコップを伏せて閉じ込めました。彼女の体格に見合った小さなミルワームを与えたところ、すぐに飛びつきました。意外に抵抗するミルワームに悪戦苦闘した結果、彼女はようやく空腹を満たしたのでした。ところがその後コップの隅に自分の居場所をつくり上げました。蛾の繭より糸もはるかに少なくて薄い、窮屈でもないような構造の巣をつくり、その中に入ってじっとしていたのです。その翌日、コップを開放しておくといつの間にかハエトリグモはどこかへと消えていました。

 後日談があります。再び私の部屋の中を歩き回っていた恐らく同じ個体と思われるハエトリグモを見つけたのです。私はもう一度前と同じようにそのコップに閉じ込めましたが、コップには彼女の拵えた巣が残っていて、閉じ込められるや否やその巣の中にすんなり納まってしまったのです。再び与えたミルワームはしばらくして彼女の餌になりましたが、さらに1匹のミルワームを与えても見向きもせず、巣の中から出ようとはしませんでした。餌にならなかったミルワームはそのまま干からびてしまいました。
 実は今から1時間以上前にそのコップを開放し、新しいミルワームも1匹入れましたが、未だハエトリグモは巣から出て来ようともしません。夜だからでしょうか?

▼今年11月、屋外で撮影したネコハエトリのメス

DSCF1975ats.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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無題
僕はアダンソンを、綿棒のケースで飼育していた事がありますが、巣作りに遭遇したことはありません。

餌は、園芸用の土を保管していたゴミ箱に住み着いたヒメカツオブシムシの幼虫を1日1匹与えてました。
Erga-mio 2009/01/28(Wed)07:27:57 編集
産卵のため
>僕はアダンソンを、綿棒のケースで飼育していた事がありますが、巣作りに遭遇したことはありません。
>
>餌は、園芸用の土を保管していたゴミ箱に住み着いたヒメカツオブシムシの幼虫を1日1匹与えてました。

----Erga-mioさん、初めまして。
私もハエトリグモというのは徘徊するばかりのものと思っていましたから、不思議でしたが、どうも産卵する時にはそのような巣を作るようです。私の方のアダンソンは二度めに放した後には戻って来ることがなかったので、卵も見ることはなかったのですが、同じハエトリグモの仲間であるアリグモの一種が卵を守っているのを野外で見かけたことが何度かあります。
【2009/01/31 11:14】
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