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先日、アブラムシは年間を通じて、やっと「1匹の虫の一生」が完遂するような感じがあるという話をしましたが、今日はアブラムシが他の様々な動物の餌になることで食物連鎖・食物網の下支えをしている、と感じられるような写真を並べてみました。
アブラムシたちは様々な捕食者から本当によく食べられています。何年か前に流行った「ピクミン・愛のうた」をふと思い出しますが、その歌詞はまるでアブラムシたちの悲哀に満ちた運命を歌っているかのようです。
♪引っこ抜かれて、あなただけについて行く♪
>「あなた」というのは蟻のことです。ヤノクチナガアブラムシなどは蟻に助けられて口吻を植物の茎に突き刺すようですから、引っこ抜いたり移動も蟻の意のままにされるのかも知れません。
♪今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる♪
>「運ぶ」というのは有翅雌虫が自分の遺伝子を他の場所にある寄主植物に運んでいくこと、そして「戦う」というのはボタンズルワタムシの胎生雌虫から産まれた兵隊アブラムシが外敵と戦うようなこと、「増える」というのは胎生雌虫が単為生殖でバンバン増えていくこと、そして「食べられる」というのは他のいろいろな生物の餌になっているようなことになぞらえてみたらよさそうです。
▼左上より時計回りに、①タラノキにつくアブラムシとアリの共生、②ニワトコの花の上でニワトコヒゲナガアブラムシを貪るナミテントウ幼虫、③ケヤキの葉の上でボタンヅルワタムシを食べるナミテントウ、④ヒメカメノコテントウが交尾しつつ、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシを食べて産卵のための栄養を摂っている図。
▼左上より時計回りに、①ハラビロカマキリ1齢幼虫も②ネコハエトリ♀もアブラムシを食べる。③葦の葉の上でモモコフキアブラムシがヒラタアブ類?の幼虫に食べられ、④ニワトコの葉の上でニワトコヒゲナガアブラムシがフタスジヒラタアブの幼虫に食べられる。
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使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1