雨の匂い、風の色ヒメトラハナムグリ

花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を

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2024/11/22 (Fri)

　飛んでいる姿はまるでハナバチでした。そして花に止まっている時も後方から見るとやはりハナバチのように見えます。これがハナムグリだとやっと分かるのは上方から硬い前翅を確認した後でした。

　このヒメトラハナムグリはハナバチの仲間に擬態しているように見えます。しかし、余り凶暴とはいえないハナバチ類に擬態しても受ける恩恵がさほど大きいとは思われないのですが・・・・。080528

▼お尻の方から見た場合、ハナバチ類に見える。体の下面に生えた毛の多さを見よ。

▼前翅にはこんな虎模様をもっている。これでヒメトラハナムグリというわけ。

2008/06/09 (Mon) 虫の類 Trackback() Comment(2)

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無題

こりゃ、とんでもなく毛深いハナムグリですね。
しかもトラ模様まであるとは・・・・こういう盛り沢山な生き物は大好きです。
いいものを見させていただきました。

てふてふ URL 2008/06/09(Mon)02:00:42 編集

盛り沢山

>こりゃ、とんでもなく毛深いハナムグリですね。
>しかもトラ模様まであるとは・・・・こういう盛り沢山な生き物は大好きです。
>いいものを見させていただきました。

----「盛り沢山」とは面白い表現ですね。そう言われれば確かにいろいろ特徴的なものを備えています。その延長で言うと想像上の動物である「鵺」などは盛り沢山の極みでしょうか(笑)。
　このハナムグリの毛は花粉をくっつけるためのもののようにも思えますし、クロマルハナバチ、トラマルハナバチ、コマルハナバチなどの毛もそのためのもののようにも思えてきます。だとすると擬態ではなく平行進化ですかね？虫媒花植物と昆虫はかなり補完的に進化を遂げてきたようですが、そもそもこの場合では、そういうった因果関係はあるのでしょうか････？？

【2008/06/09 03:01】

無題

確かにマルハナバチの体毛は受粉に役立っていると思いますし、花は蜜を提供するかわり、受粉をしてもらっているのだと思います。このハナムグリもそのような役目を果たしている可能性は高いと思われますが、詳しいことは私にはわかりません。ちょっと気になるので文献なのどを漁ってみようと思います。

てふてふ URL 2008/06/11(Wed)02:32:20 編集

擬態か平行進化か

>確かにマルハナバチの体毛は受粉に役立っていると思いますし、花は蜜を提供するかわり、受粉をしてもらっているのだと思います。このハナムグリもそのような役目を果たしている可能性は高いと思われますが、詳しいことは私にはわかりません。ちょっと気になるので文献なのどを漁ってみようと思います。

ｰｰｰｰてふてふさん、どうもありがとうございます。

私なりにネット上を調べた印象では、擬態のように感じました。
前提として、ハナムグリの仲間では多少なりとも他のコガネムシ類より毛が多く受粉に役立っているのは、確かなようです（ここまではハナバチと平行進化、しかし毛が多い程度でそう言っていいものか、笑）。
さらに、トラハナムグリだけが形態から飛び方まで特にハナバチ類に似ているという事実を考えると、「擬態」のように思えてきます。

【2008/06/11 10:36】

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