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今日は成虫の方です。最近は秋も深まって、気温が上がらない日も結構ありますが、このホシホウジャクはそんな中でも意外に元気です。
ところでアザミ類の花は停空飛翔しながら吸蜜するスズメガの写真を撮るには向いているのだそうです。なぜならば一つの頭状花序は多くの筒状花から成り立っていて、スズメガはその一つひとつに口吻を差し入れていく手間をかけるからである、とハンマー56氏に教えていただきました。実際にこのホシホウジャクはアザミの群落で相当長時間を費やしていきました。071102
以前「死滅回遊蝶」イチモンジセセリの話を書きましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/311/
このウラナミシジミもイチモンジセセリと同様に夏場に北進を試み、冬場になると北進し過ぎた個体群は死んでしまうという生活史を繰り返します。地球温暖化だ、ヒートアイランドだといわれて分布を広げたツマグロヒョウモンのように、このウラナミシジミの分布も広がっているかも知れません。何しろウラナミシジミは非常に冒険的な蝶で、ユーラシア、アフリカ、オセアニアと旧世界の温暖な地域には殆ど分布しているそうですから。
秋になると本来の分布より北の地域でも我々の目につくようになります。翅表は一見ヤマトシジミのような光沢のある水色ですが、翅裏はココア色に波模様といった優しい感じです。幼虫はクズやハギなどのマメ科植物を広汎に食べるようです。071010
こんどはゴマダラチョウの幼虫です。竹垣の上を彷徨っていました。
エノキの葉はまだ十分残っているので、越冬場所を求めて木を降りてきたとも思えないし、ちょっと謎の行動です。何かしらの都合で木から一時的に離れることもあるのかも知れませんね。
ゴマダラチョウの幼虫は国蝶オオムラサキの幼虫と酷似していますが、背中の突起はオオムラサキの4対より少ない3対で容易に識別できます。そもそもこの辺でオオムラサキが発見されたら、大騒ぎになりそうです(笑)。071010
このハナバチはイネ科植物の穂につかまって休んでいるような素振りでしたが、とても愛らしい仕草でした。名前が判らなくてヒゲおやじさんの「掲示板」に書き込んで種名を教えて頂きました。どうも有難うございました。
さてこのアカガネコハナバチは秋になると雄が多く見られるようになるそうで、まさに旬のハナバチということになるのでしょうか。
ヒゲおやじさんのサイトではこのアカガネコハナバチが地下につくる、実に精緻な幼虫の育児室の写真が見られます。幼虫は地下室で花粉団子を食べて成長するようですが、こんな巣の中の様子を実際に見てみたいものです。070927
http://higeoyaji.com/kohana.htm
▼シロヘリクチブトカメムシの幼虫の塊。かなり密集しているが、遠くから却って目立つように思える・・・・。元来このカメムシは九州以南に分布する南方系の種だったのが、近年になって関東などでも見られるようになったらしい。これも温暖化やヒートアイランドの影響か、それとも単純に分布を広げただけなのか?
▼オレンジの紋が1対ずつある。サシガメ科でなくカメムシ科の彼らはこう見えて意外には肉食性のようである。不思議だ。
▼ヒメジュウジナガカメムシ。彼らも集団でいたが、冬になるまでには羽化して成虫になれそうだ。
埼玉県南部の自然公園の初秋でした。夏にはミナミカマバエをはじめとする多くの昆虫が観察できた池の水際をまた歩いてみました。ミナミカマバエには会えませんでしたが、この時見かけた微小な昆虫たちをいくつか紹介します。070919
※アシナガバエ科とミギワバエ科の2個体については、「一寸のハエにも五分の大和魂」において、ハエ男さん、アノニモミイアさん、バグリッチさんに教えを頂き、有難うございました。
▼アシナガバエ科(Dolichopodinae属らしい)の一種。複眼には美しい縞模様が映る。
▼ミギワバエ科の一種(Paralimna opacaらしいとのこと)。何やら妙な顔立ちのハエである。
▼ハネカクシ科の一種。不定形の白い斑紋は汚れ?
▼ミズギワカメムシ。ミズギワカメムシ下目をつくるほど陸生のカメムシとは縁遠いという。
▼こちらのメミズムシだけ8月23日の撮影。陸生のカメムシより寧ろタガメに近いそうである。半翅目(=カメムシ目)タイコウチ下目メミズムシ科になる。水際で微小な昆虫を捕食するので、生息環境の似たミナミカマバエとも競合するのかも知れない。070823
▼水際を歩いていた。コモリグモの一種のようだが、それ以上は判らない。水鳥のものらしい羽毛の上でしばらく静止していた。
以前、クモを食べるクモであるオナガグモを紹介したことがありました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/46/
今日もまたクモを食べるクモの続編です。
見つけたのは、よく行く寺の境内でした。最初、このクモたちを見たときはクモが脱皮しているのだろうと思ってシャッターを切りました。白い方のクモが抜け殻に見えたからです。ところがデジカメの液晶で拡大して驚きました。どうやらクモがクモを食べている様子なのです。
後から襲っているのがヤリグモ♀、襲われているクモはアシナガサラグモ♂です。ヤリグモは恐ろしい奇癖の持ち主で、網の主そのものを襲って食べしまうのです。サラグモの仲間はよく犠牲になるようです。071005
※「クモ蟲画像掲示板」でサラグモの種名についてお尋ねしたところ、きどばんさんより、アシナガサラグモの♂であるとの回答を頂きました。どうもありがとうございました。
緑色か褐色かは何によって決まり、どのようなタイミングで変わるのか、私には今ひとつ分かりません。昨年の秋には、緑色だったオンブバッタの成虫が褐色に変わったように思うのですが、エビなどと違い、成虫になってからは色は変わらないはずである、と言われる方も大勢いて、はて、私の勘違いだったのだろうか?といぶかしんでいます。出来れば昨年と同じ状況が観察できればいいと思っていますが、生憎、今年の自宅の庭にはオンブバッタが少ないようです。070921
▼これは緑色型のメスに褐色型のオスがオンブしているカップル。
▼これは褐色型のメスに緑色型のオスがオンブしているカップル。
秋といえば、鳴く虫です。ここではちょっと小さめのコオロギ類を3種ほど紹介します。070919
▼オカメコオロギ・オス。本当はハラオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、タンボオカメコオロギの3種あって、どれも似ている。翅の先は尖っていないので、ハラかタンボ。腹の下が白ければハラ、黒っぽければタンボになるそうだが、さてこれは?
▼マダラスズ・オス。名前は知っていても声は地味ですよね?
▼シバスズ・オス。これも声が地味なタイプ。
先日のウスグモスズは本当にマイナーで鳴きもしませんでしたが・・・・。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/287/
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使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1