忍者ブログ
花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
[3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 クロスジホソサジヨコバイはこれまでに幼虫http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/88/、♂成虫http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/406/と記事にしてきましたが、♀を載せるのは初めてです。♂と異なり、黒条の両脇を縁取る赤が効いていて実に美しい色合いです。

 とここまできたところでふっと思い立ってネット上の他の画像を当たってみると、♀の赤は頭部まで入っている個体の写真が多いのですが、私の写真の個体は頭の黒条の両脇には殆ど赤が入っていません。もともと遺伝・環境などで色彩に変異が大きいのか、性成熟の度合いによるものなのかは不明です。そういえば前の♂の写真と比べて、お尻の先の橙色の棒状のものもないようです。どうしてでしょう?もう少しちゃんと調べてみた方がいいかも知れません。080112

img_23646tas.jpg























PR

 杉の皮がぺらぺらしていたので覗いてみました。するとこんなヤニサシガメの幼虫が数匹出てきました。ごつい感じがなかなか格好いい昆虫です。ところが最近はヨコヅナサシガメに押されて数を減らしているのではないか、という指摘があちこちで聞かれるようになりました。
 ヨコヅナサシガメは以前にも取り上げましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/16/  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/55/  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/61/  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/399/ 確かに黒くてテカっているところはよく似ています。凸凹した木の幹で幼虫が集団で越冬するところもよく似ています。競合するのも確かかも知れません。しかしヤニサシガメが競合に負けたのかどうかは分りません。例えば、セイヨウタンポポと在来種のタンポポでは確かにセイヨウタンポポの方が多く目につきますが、生存する環境がかなり違い、植物の多様性のあるような場所では寧ろ在来種のタンポポの方が強いとか。ならば、単純に人の目によくふれることイコール勝ち組ではないのでしょう。071222

img_22961ts.jpg































 先日、冬でも虫を探してみようと思い立ち、倒木をどけてみました。出てきたのがこのハサミムシです。どうやらヒゲジロハサミムシのメスのようです。触角の途中に白い部分があるのが確認できるでしょうか。何枚か写真を撮って、再び倒木を元に戻しておきました。越冬中の彼女にしてみたら、いい迷惑ですね。

 ヒゲジロハサミムシはどこにでもいる普通種のようですが、そんな彼女も母ともなれば卵を守り、子供たちを守り、最期は子供たちの餌となって果てていきます。自然の摂理というものは、恐ろしく残酷かつ見事な精緻さがありますね。071227

img_23269ts.jpg























 ウスバフユシャクといって、北海道から九州まで分布する冬尺蛾の一つです。この辺では今が旬の蛾のようです。メスも見つからないかと、18時半頃からこのオスを見つけた公園を探しましたが、探し方が下手なせいか発見できませんでした。日没後、深々と冷えてきていても、クルマのヘッドライトに飛んでいる蛾が時折照らされます。期待はそれなりだったのですが、成果はありませんでした。リベンジはまたの機会にしましょう。080104

▼幼虫食餌植物は、ブナ科、ニレ科、バラ科、カエデ科などらしい。メスもそんな木々の幹や小枝の上でオスをフェロモンで呼んでいるのか。

img_23617tas.jpg

































▼成虫になると餌は食べないため、口器はだいぶ退化しているらしい。

img_23619ttas.jpg























 これまでもクサカゲロウの記事を掲載してきましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/251/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/239/  、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/7/
種名が判りません。幼虫は仕方ないとしてもこれだけ特徴のある成虫なのですが・・・・。
 腹部に赤いダンダラ模様の出るクサカゲロウです。いろいろな方たちのブログに恐らく同一種と思しき写真が掲載されているのにどういう訳か「クサカゲロウ」という表現で、種名がないようです。そして撮影は12月から3月頃の寒い時期のものばかり見つかります。はてさて・・・・。071221

▼見沼田圃の川口自然公園にて。

img_22732ts.jpg



































img_22737tas.jpg

 




























 これもクロオビフユナミシャクを見た隧道の中で一緒に見つけました。このチャバネフユエダシャクのメスでは翅は全くなくて、予備知識なしでは蛾の仲間だと想像がつかない程です。珍しい種ではないようですから、翅の全くないメスの姿というのを是非見たいものです。071222

img_22940tas.jpg

























img_22950tas.jpg























 場所は埼玉県中部の丘陵地帯です。昨日(22日)よく行く隧道の中で見つけました。前夜に灯火を求めて飛来したものと思われます。

 よく似た近縁種にヒメクロオビフユナミシャクがいますが、触角の櫛歯がクロオビフユナミシャクの倍以上あり、産地、発生時期とも限定的であるということです。

 一般に「冬尺」とは、成虫が冬に出る尺蛾という意味で、日本には36種類が生息しますが、メスは翅が全くないか飛べない程度の翅に退化しています。このクロオビフユナミシャクのメスは飛べないながらも、冬尺にしては翅が大きく残っているそうです。私自身は冬尺類のメスを見たことがないので、それらメスを1つでも2つでも写真に収めるのが今後の課題でもあります。071222

img_22934tas.jpg

























img_22930tas.jpg























 先日、家の中で壁に張り付いている幼虫を1匹だけ発見しました。干物などの乾燥食品や毛の衣類などを食害する所謂、害虫です。この春、庭のエリゲロンに集まっているのを見てはいたのですが、結局、家の中に侵入されてしまったということになります。発見した壁の近くには毛のコートがかけてありましたし、幼虫も1匹だけということはあり得ないでしょうから、何かしらやられてしまったが可能性大です。

▼自宅で見つけたヒメマルカツオブシムシの幼虫。体じゅうの毛が憎々しげである。年1化性とのことだから、このまま冬を越し、来春、蛹を経て成虫になろうとしていたのだろう。ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。撮影後、飼っているヤモリの餌にしてしまった。071125

img_21597tas.jpg

























▼この5月、庭のエリゲロンにいた成虫。一見小さくて可愛らしいが・・・・。070516

IMG_9806tas.jpg























小さな赤い虫が2匹、クヌギの幹を這い回っていました。カイガラムシの一種とのことです。3mm程度だったと記憶します。
 ハンマー氏のブログにもこれと同種と思われる写真が最近載って、気になっていました。071205

※追記:最初、トビムシの仲間だと思い込み、トビムシの一種としましたが、アカカイガラムシの一種との御指摘を受け、訂正いたしました。

img_21971tas.jpg























 最近は寒いのでコバネイナゴの数もめっきり減っています。この日も雨がぱらつき、気温も上がらず・・・・。そんな中、コバネイナゴを見つけました。しかし、色がちょっと変ですね。

 調べてみると、コバネイナゴの色彩は緑色型、褐色型、紅色型の3タイプあり、褐色型が優性遺伝、紅色型は劣性遺伝するとか。さまざまな直翅目昆虫で緑色型、褐色型が見られますが、紅色型がある昆虫もけっこうあるようです。

 さて、写真のコバネイナゴはとても微妙な色合いなんですが、褐色型か紅色型か一体どっちでしょうね。071130

img_21717tas.jpg























 11月中旬でした。1匹のキアシナガバチがエノキの葉上で休んでいました。

 一般にアシナガバチは、子育てを終わる秋には巣を解散します。新しく巣立った女王は越冬し、春になると新女王1匹だけで巣作りを始めるのです。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/142/ (コアシナガバチの営巣) http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/211/ (ムモンホソアシナガバチの営巣)

 写真はキアシナガバチですが、この個体がこれから未知の冬を越えようとしている新女王なのか、巣を解散し死を待つばかりの働き蜂なのかは、残念ながら私には分りません。ただどちらにしても何となく淋しげに見えてしまいます。071114

img_21115tas.jpg























 明け方に霜がたくさん降った日ですが、昼間になって気温の上昇とともに蝶たちの日光浴が見られました。変温動物だというのに寒さに強いですね。人間なら凍死してしまいます。071121

▼ムラサキシジミ。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/255/ 夏からずっと成虫を見かけているが、このまま成虫越冬するだろう。この種の北限は関東だが、同じく南方系のムラサキツバメも近年、関東から報告されるようになったらしい。

img_21330tas.jpg

























▼ツマグロヒョウモンの雄。人間の目から見ると、雌の方がメリハリが利いていて美しく感じられる。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/345/  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/295/
近年になって関東でも見られるようになった。スミレ類が食草。

img_21321tas.jpg

























▼キタテハ。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/259/ このキタテハを見かけた近辺では少し前まで食草となるカナムグラが随分生えていたので数もまずまず多く見られる。

img_21298tas.jpg























 以前に幼虫を紹介したことがありましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/88/
それ以降、成虫を見かけることがなくて、ブログにアップすることが出来ませんでした。最近ふと思い立って自宅のヤツデの葉をめくってみると・・・・

 いました!いました! マエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイの♂、成虫です。

 確かにこの模様ならお尻の方を頭と間違えそうですね。ちなみに♀は♂よりもっと色模様が派手で体の中央を走る黒条がより細くその両側が赤く縁取られ、トロピカルな雰囲気は満点です。071121

img_21342as.jpg























 「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」によれば、ウスミドリナミシャクは今が旬の蛾だそうです。

 写真は若干コントラストを強めてあるので、やや見やすいのですが、野外で樹木の幹などに張り付いている姿は地味で意外に見つかりません。

 またこの幼虫はマキ科のイヌマキなどを食べるようで、針葉樹を食べるというのも意外です。針葉樹ってクセばかり強くて美味しくなさそうですよね。

 それから気になるのは前脚の長さです。一体、何の役に立つからこんなに長いんでしょうね?071114

img_21107tas.jpg























 ヨコヅナサシガメの幼虫もそろそろ姿を見せ始めました。数十匹から百匹以上の群れで越冬することが多いようですが、この日見たヨコヅナサシガメの幼虫は1匹でポツンとケヤキの幹を歩いていました。このあと気温の低下とともに集合するのか、それとも一度バラけた幼虫はそのまま越冬するのか、どっちなのでしょうね。071024

▼カメラを向けると上に向かって逃げる・・・・。

img_20728ttas.jpg

























▼頭でっかち、尻すぼみ。若齢幼虫だと思われる。

img_20727tas.jpg































 ウシカメムシという名にふさわしい形態のカメムシです。アセビ、シキミ、フジなどにつくそうで、特にアセビを好むとか。

 アセビは有毒植物でありますが、そんな植物でも好んでつくんですね。もっとも有毒というのは人間から見て「有毒」であって、それと関係の深い生物にとっては大切な「糧」であったり、「パートナー」であったりするわけですからね。071109

▼渋い色、張り出した角、なかなか格好いい。

img_20974tas.jpg

































▼ツツジの植え込みの上に落ちた枯葉の上にいた。全身が撮れる位置に動かそうとしたら、自らモミジバフウの実に乗り換えた。

img_20978tas.jpg























 埼玉県中部の、とある隧道の中にいました。前夜、灯火に誘われて飛んできたのでしょうが、昼間は精彩を欠いています。ひやりと冷たい風に吹かれて辛うじて命をつないでいるような、力ない風情でした。071102

img_20919tas.jpg























 アシ原で居眠りしているアマガエルです。撮影したのは10月も末でしたが、まだこんなところで日光浴をしながら、うたた寝をしているんですね。近くではモズの声が頻繁にしますから、さらわれたりしなければいいですけどね。071031

img_20791tas.jpg

























 この秋のカマキリたちの顔です。一口にカマキリと言ってもなかなか個性があります。

 左上はハラビロカマキリです。ずんぐりとしたカマキリですが、昔より見かける頻度の増えたカマキリです。

 右上はオオカマキリか(チョウセン)カマキリの褐色型です。この個体は複眼に傷を負っています。おそらくカマキリ同士の喧嘩の傷でしょう。偶然にも1週間後この個体をほぼ同じ所で見かけて撮影しました。喧嘩っ早いけれど、無事でいたんですね(笑)。
 右下もオオカマキリか(チョウセン)カマキリですが、緑色型です。しっかりと良く太った大きな個体で、前の個体と違い無傷でしたが、意外と貫禄がありました。

 左下はコカマキリです。この個体はコカマキリとしてもかなり小柄な個体で色も淡く、ちょっと戸惑いました。顔はしっかりコカマキリの顔をしていますね。071024

img_2066920632tas.jpg























 寒くなってめっきり見かけなくなったカナヘビです。10月も下旬くらいまでなら見かけたものですが、そろそろ冬眠の季節ですかね。そういえばヤモリはもっと前に姿を見かけなくなりました。元気なのは部屋で飼っているヤモリくらいなものです(笑)。

▼日光浴するカナヘビ。よく行く公園にある木道にて。071024

img_20675tas.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初はこのカメムシの名前が判りませんでした。チャバネアオカメムシによく似ていますが、色が緑ではありません。ところが調べてみるとチャバネアオカメムシには秋型というのがあって、このような秋に相応しい色合いになるのですね。保護色としても機能しそうですが、美しく不思議な色です。
 ネット上では、チャバネアオカメムシが果樹の重要な害虫であることを記したサイトが多く見つかりますが、リンゴなどはボコボコのアバタにされてしまうようです。一般人からは匂いで嫌われ、果樹害虫として農家にも嫌われ、何とも人間と相性の悪い虫であります(笑)。071109

img_20985tas.jpg
































 ブチヒゲクロカスミカメというカスミカメムシ科の一種です。背中の左右にある黄白色の紋と触角のダンダラがポイントのようですが、写真に撮ると複眼の赤も意外に目立ちます。071017

img_20417tas.jpg























 よく通る隧道に変わった蛾が張り付いていました。それにしても2枚しか翅がないように見えるほどの奇妙な形です。さらに横向きに止まっていて重力の向きに尻が垂れていたので、何ともだらしない感じでもあります。

 「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」で調べてみると・・・・ヒメノコメエダシャクというシャクガ科の一種のようです。幼虫の食餌植物もブナ科、ニレ科、バラ科、ニシキギ科、ミズキ科、ツツジ科、エゴノキ科、カバノキ科、ミツバウツギ科、キブシ科・・・・と続いてくれば、何でもありですね。それから分布も北海道、本州、九州、対馬とありましたが、四国がないのはなぜでしょう? 071102

▼壁にメガネの悪戯描きでもしたかのような、奇妙な形。

img_20855tas.jpg
































 一昨日の夕焼けとダンダラ雲にちなんで、「赤くて縞々のもの」を集めてみました。

▼左上より時計回りに、①カナヘビと一緒に写っているカナムグラの茎には赤い縞がある。070812 ②アカスジカメムシには見事な赤い縞がある。070824 ③その幼虫は意外に赤さが薄い。カメムシの仲間は幼虫の方が派手な色が多いものだが、彼らは幼虫の方が地味である。070824 ④ツマグロキンバエの複眼も縞々で赤い。071017

img_2051017121tas.jpg























 撮ったのは少し前ですが、そのからしばらくの間、何という蛾なのか不明でした。新・蛾像掲示板で「ナカジロシタバ」という種名を教えていただきました。
 ヤガ科シタバガ亜科に属し、他の~シタバという名前の蛾と同様、地味な前翅と派手な後翅を持っています。このナカジロシタバは真っ黒の縁取りに大きな白紋が目立つ後翅を持っていますが、残念ながらこの写真には写っていません。
 幼虫の食餌植物はヒルガオ科とか。近くでよく見ると、豊富な鱗粉がささくれ立っています。071003

img_19870ttas.jpg


























img_19866tas.jpg























カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
最新CM
[01/16 都下林]
[08/03 はこ]
[01/30 itotonbosan]
[01/10 itotonbosan]
[01/06 itotonbosan]
最新TB
プロフィール
HN:
タロ
性別:
男性
趣味:
広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1
バーコード
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]