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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 ハシビロガモが一生懸命に水面の藻などの餌を濾し取って食べている様子です。本当にハシビロガモが水面の藻を濾し取って食べているかどうかは直接確認した訳ではありませんが、そう言われています(笑)。ハシビロガモの嘴の内側はブラシ状になっていて、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/413/ それを使ってこんな風に食べる訳です。

 近くでオナガガモも同じようなポーズで餌を採っているようです。ただオナガガモの嘴はハシビロガモのようなブラシがはっきり見えませんから、同じようなやり方で効率がどのくらい違うものなのか分かりません。

▼ハシビロガモのオスが水面の餌を採る。080301

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▼オナガガモのオスも水面の餌を採る。080301

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▼オナガガモはこんなこともする(笑)。071123

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 2月21日に載せたヤナギイネゾウモドキ(?) http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/495/ の続きです。

 この日もヤナギイネゾウモドキと思しき甲虫たちを同じ木で見かけましたが、こんどは交尾中のケースが多くなりました。もしも年1化だとすると、今の時期に交尾をしてその後産卵すれば、幼虫・蛹を経て来冬までには羽化しているタイミングでしょうか。そしてそのまま成虫越冬し、早春に再び繁殖を繰り返す・・・・そんなサイクルなのかも知れません。年2化以上だと・・・・どうなるか。

 変なライフサイクルをもった甲虫も結構多いようですから、実際のところはどうなんでしょう?080229

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 漢字では尉鶲、上鶲、常鶲など書かれるようです。ということは、語源が余り明らかではないのでしょうか? ジョウとは如何なる意味に由来するのか、興味深いものです。

 このジョウビタキ、冬鳥としてやって来た日本での生活環境は里山などの開けた所が多いようですが、繁殖期は大陸の北部ウスリー、シベリアなどの森林で過ごすのだそうです。

 そういえば私が子供の頃、何を勘違いしたか、オスのジョウビタキが家に飛び込んできたことがあります。怪我をさせないうちに捕獲して、記念写真を撮ってから放した記憶があります(笑)。080229

▼何を思ったか、写真を撮られて小首を傾げるジョウビタキ・オス。

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 写真の虫瘤・・・・できていたのはクヌギの木だったかコナラの木だったか、うろ覚えだったので現場に行ってもう一度確かめたら・・・・クヌギの木でした。

 調べてみればクヌギエダイガフシという虫瘤です。これはクヌギエダイガタマバチという蜂の仕業によるものだそうですが、このクヌギエダイガタマバチというのが曲者で、晩秋に全てメスとして羽化し、雄花の花芽に産卵した結果、クヌギハナコツヤタマフシという別の形状の虫瘤ができます。ここから羽化したオス、メスが次世代を残すために若枝に産卵した結果、このクヌギエダイガフシという虫瘤ができるのだそうです。何とも複雑な生活史です。しかもクヌギハナコツヤタマフシを作るタマバチはかつては別種だと思われ、クヌギハナコツヤタマバチという和名もあったのだそうです。

・・・・たかが虫瘤、されど虫瘤。080221

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 言わずと知れた春の花ヒメオドリコソウです。ただこれもヨーロッパ原産の帰化植物で、日本では明治26年に初めて記録されたとか。私の持っている図鑑には関東や信州では雑草化していると書かれていますが、他の地方では意外にまだ雑草化していないのでしょうか?080301

▼地面すれすれからヒメオドリコソウを見上げてみた。まるで小さな虫になった気分である。

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 昨日は妙に暖かかったからでしょうか? 私も余り見ることがないような鳥と遭遇しました。見沼田圃でたまに見かけるという情報は聞いていましたが、私がここで見るのは初めてです。
 アリスイです。行動はキツツキらしくありませんが、これでもれっきとしたキツツキ科です。アリスイの名の通り、アリが主食なのです。何とも奇妙な鳥であります。
 私の持っている図鑑によれば、関東地方にはクロナガアリの活動する11月頃までいて、その後はもっと南へ渡るということが書かれていますが、いまここにこうしているアリスイは、このような葦原に木がまばらに生えているような土地で何を食べて過ごしているんでしょうか?080229

▼逆光で判別し難いが、辛うじて見える模様とシルエットでアリスイであることが判る。

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▼余り写りはよくないが、アオゲラの時と同様、証拠写真にはなるだろうか。

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 今日はよく晴れたうえに風もなく、かなり気温も上がって、早春らしい陽気になりました。鳥や虫の写真を撮りつつ歩き、最後に辿りついた公園で夕暮の風景を撮ってみました。080229

▼夕方の公園内の小径。誰かが自転車を停めて何かしている。
 
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▼水面に映るメタセコイアの樹影。

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▼燃えて落ちる太陽・・・・しかし暖かい今日は、まだ寒さを感じない。

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 まだまだ寒い日が続きますが、私のよく行くフィールドでは先日すでに梅が咲いていて、ところによっては満開の梅まで見かけました。やはりその場所の日当たり、サーカディアンリズムの個体差などで、ずいぶんと開花の時期は異なるものだと実感しました。080227

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 枯れたヘクソカズラを見かけました。まだ実が残っていますが、見た感じではかなり乾燥しているようです。こんな状態ならもう臭わないのか、と気になって手に取ってみましたが、ほんの少量の汁とともにやはり臭いがありました。枯れてもヘクソカズラです(笑)。

 先日、オカチョウジガイは右巻きという話をしましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/479/さて、ヘクソカズラは右巻き、左巻き、どちらになるでしょうか?
 巻き方が決まっていない植物もあるそうなので、私の写真1枚だけでは判断できないのですが、これによれば左巻きということになります。ネット上で調べるとやはり左巻きのようですね。
 この左巻きというのは巻貝と同様、生長して伸びていく方向について左に(反時計回りに)巻いていくという意味です。かつて蔓植物が巻きついている対象を右手で掴んだとき、親指の指す方向に伸びている植物を「右巻き」とした時代がありました。ここではそれを「右手巻き」と呼んで区別したいと思います。080227

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 今日は曇っていましたが、ヒバリの声がしました。そして晴れている日よりずっとヒバリを見つけやすかったのです。いつもは眩しいばかりで一苦労ですが・・・・。ヒバリを見ているとその遥か上空をユリカモメが飛んでいきました。最近、ユリカモメの数が減ってきていましたが、この辺りのユリカモメはそろそろ旅立ちが近いのでしょうか?080226

▼空で囀るヒバリ。080226

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▼その遥か先の高圧線の上をどこかへ飛んでいくユリカモメの群れ。070206

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 名前だけは聞いたことがありました。変わった実だなと思って拾って帰って調べたら、ムクロジでした。

 黄色の皮の中に黒い硬い種が入っています。この黒い種は昔、羽子板のツクバネに使ったものだそうです。また黄色い皮の方は水に入れると泡が立ち易くなるので、洗濯に使ったのだとか。いろいろと使い道の多い実なのでした(笑)。

▼外見はこんな感じ。080124

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▼黄色い皮を切って、中を覗くと黒い種が。080220

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▼ちょっと悪戯してコップの水に入れて振ってみた。ビールの泡ではない。080220

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 ハシブトガラスですが、シルエットはほとんどキョロちゃんのようです。見事なデコッパチぶりです。ここまでしっかりハシブトガラスだとハシボソガラスとは見間違えないでしょう。080221

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 冬の初め頃、イタドリにはまだまだ種がたくさん付いていたのですが、冬の木枯らしに飛ばされてしまったようで、1月末に見たときはかなり減っていました。080131

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 残っている種をひと摑みして息を吹くと、パーッと飛びます。とてもよく風に乗ります。形が面白いので、ちょっと集めて整列させてみました。

▼種には翼が付いている。なかなか洒落た造りだ。080220

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▼すぐ隣にあったので黒っぽいイタドリの種だと思い込んでしまったが、ギシギシかスイバの種であるようだ。ふにょさんから御指摘を頂き、面目ない。こちらも同じタデ科で、翼は小さいが、やはり風に乗る。080220

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 見沼田圃界隈で冬鳥を見始めてから2シーズンめですが、初めて見たアオゲラです。辛うじて証拠写真くらいにしかなりませんでしたが、お蔵入りも口惜しいので載せることにしました。昨冬はアカゲラを見ました。今冬もアカゲラを観察した人はいるようですが、私は見ていません。080130

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 どうやら春らしい写真になりました。土手に生えていたヤナギには花芽が出てきていたのですが、注意して見ると、小さな甲虫が・・・・ゾウムシの仲間のようです。
 そろそろこんな季節になったのですね。家に帰って調べてみると、ヤナギイネゾウモドキでしょうか?さもなくば、その近縁種。ヤナギの花芽についているヤナギイネゾウモドキの写真は他にもネット上で見つけることができます。080220

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 鵜といえば、上野の動物園に行けば不忍池周辺で群れていたような記憶があり、TVのニュースなどで長良川の鵜飼の映像を見たりするので、あまり神経質な鳥のイメージはありません。ところが私が今よく行くフィールドの川では、人が通りがかったときなどにカモが逃げないような状況でも一目散にさっさと飛んで退散します。少し前に高圧線に止まって日光浴しているカワウたちの写真を載せましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/417/ 近距離からの写真はなかなか撮れませんでした。今日は飛んで逃げ去る直前のカワウを撮ってみました。水面をバタバタと助走?をつけながら離陸します。意外と飛び上がるまでが難儀そうに見える鳥です。080220

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 小枝の先に枯れ葉が1枚だけ付いていて風に揺らいでいました。
・・・・近づいてよく見ると、繭です。道理で枯れ葉は枝から離れていかない訳です。どんな蛾の幼虫がこの繭を作ったのかは分かりませんが、春までもう少しの辛抱といった状況でしょうか。080215

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 先日、埼玉県中央部の丘陵地にある雑木林で見つけたキノコを調べてみたら、どうやらエゴノキタケといわれるキノコのようです。傘の表は霊芝ともいわれるマンネンタケやマゴジャクシほどではありませんが、かなりカラフルな印象です。そして傘の裏は迷路状の深いヒダが刻まれています。エゴノキタケの名の通り、エゴノキの枯木にしか生えず、日本固有の種です。080210

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 先日、アカミミガメとクサガメを見た話をしました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/467/
 今回は第3の亀です(笑)。キールが中央に1本しかなくクサガメと比べて平らな感じがする甲羅の形状などから判断するに、前の2種よりずっと数を減らしているといわれているニホンイシガメのようです。ただ甲羅以外の頭や手足が黒すぎる気がしないでもありませんが、甲羅に乾いて白くなった泥があれだけ付いているので、泥のせいかも分かりません。
 結局、この亀もニホンイシガメとひと括りで呼んでみてもオリジナルはどこの地方のものだか不明でしょう。失われた時は戻すことができません。080131

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  今の季節、朽木をひっくり返したり、土を掘ったりすることがありますが、そんな時によくお目にかかるマクラギヤスデの仲間です。何だかんだ言ってもグロテスクですから、余り人には好まれませんが、無視するには存在感がある生き物です。実際、雑木林の臨床で落ち葉の分解に一役も二役も買っている彼らの働きぶりは非常に大きいものです。

▼朽木の裏からゾロゾロ登場した。080214

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▼ヤスデの仲間の体節を拡大してみると、1節について脚が2対つまり4本付いている。これが「倍脚類」と呼ばれる由縁である。080131
(写真の個体はマクラギヤスデではない・・・・Aclerisさんから御指摘を受け、調査中 m(_ _)m )

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 よくお参りに行く埼玉県中部の丘陵地帯にあるお寺の境内で撮りました。ルリビタキの見事なオスです。ふだん行くフィールド(アシ原が中心)にはルリビタキはいませんので、久しぶりの逢瀬です。やはり青がキレイでした。しかしなかなか思うようなところにじっとしていてくれず、オマケに薄暗いところが多かったので、ブレた写真ばかりで苦労しました。とりあえず証拠写真にはなりますね(笑)。080210

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 雑木林の陽だまりではもうドングリが朽木の上で芽吹いていました。さてこのドングリ、将来はどんな木になるのでしょうか? 既に帽子も失くしてしまったようですし、この微妙な曲率のカーブからだけでは私には判りません(笑)。080214

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 風の強い日でした。川面にせり出したセイタカアワダチソウの枯れ穂にしっかり摑まったカワセミです。風の強い日というのは、風の音や止まり木の揺れで、鳥たちも不意な接近を許してしまうことが多いようです。もっとも人間の方もボーボーという風の音と寒さに抗いながら、鳥を観察するのは容易ではありませんが・・・・。
 面白い経験があります。TVの音を消して、CMなどを見ていると普段は気づかないような画面の隅々まで注意が行き渡り、新しい発見をすることが多いのです。つまり音を出してTVを見ていると、人間の脳は聴覚についても情報処理しなくてはならず、視覚が少しばかり疎かになるようです。
 風の強い日というのは鳥たちに似たようなことが起きているように思えます。風の音に対する聴覚の情報処理、というより止まり木が揺れたりすることで、彼らが余分な運動神経ないし脳を働かせているように思えるのです。もっとも人の接近に気づかないのは、足音が風で掻き消されることも大きいでしょうが。080117

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 街中にも郊外にも現れるシジュウカラですが、その姿は実に愛らしいものです。同じようにどこにでも現れるカラスは嫌われることが多いのですが、シジュウカラが嫌われているという話は聞いたことがありません。「役得」でしょうか。
 今の時期、シジュウカラは他の種類の鳥たちと混群をつくります。同じカラ類やエナガ、メジロ、コゲラに至るまでシジュウカラの群れと一緒にあるいは近くで行動を共にしている姿をよく見かけます。時にはアシ原の中からオオジュリンと一緒に出てきたりして・・・・笑わせてくれます。なんてフレンドリーな鳥なんでしょう(笑)。対照的にスズメやカワラヒワの群れに他の鳥が混ざっているのは余り見かけません。080212

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 先日、キセキレイをK自然公園内で見つけました。最初、キセキレイの存在に気づかず、他の写真を撮っていたのですが、かなり近い距離にキセキレイを発見、少しずつにじり寄りましたが、余り逃げようとしませんでした。キセキレイのお腹の羽毛って、つるんとした印象のことが多いのですが、この個体のお腹は意外とボサボサです(笑)。
 広くユーラシア大陸に分布し、日本も例外ではないですが、冬、積雪のある地方からは南に移動するようです。これは冬羽ですが、黄色の部分が少ないのでメスですか・・・・。080124

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広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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