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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 昨日はよく晴れて随分と気温も上がり、30℃を超えた場所もあるようです。晩春とはいうものの、スゴイですね。
 さて、今日は紹介が滞っている写真の中から昆虫たちの交尾の様子を以下に並べてみることにします。

▼キイロクビナガハムシ。赤いのになぜキイロなのか?070509
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▼キタヒメヒラタアブ。何ともコミカルな様子。070509
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▼ヒメウラナミジャノメ070512
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▼ヒメカメノコテントウ。メスは無紋型といわれるタイプ。070518
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▼ルリハナアブ。「金の虻と銀の虻」に見えるが。070518
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▼ヤマトシリアゲムシ。メスが食べているアシナガグモはオスからのプレゼントかも?070516
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▼ホオズキカメムシ070522
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▼チビタマムシの一種070522
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▼アメンボ070523
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 赤い蛾です。赤い蛾は何やら妖しい魅力がありますね。バラ科やブナ科の広葉樹など幼虫の食餌植物はレパトリーが広いはずです。070513
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 セリバヒエンソウは、キンポウゲ科デルフィニウム属の大陸原産の帰化植物です。日本でこれ以外のデルフィニウム属の野生植物はありません。栽培品種にはあるようですが・・・・。

▼実に可憐・・・・花に気づいてから1ヶ月くらい経つが、次々と美しい花を咲かせ続けている。070426
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 一昨夜のことです。妻が床を歩いている虫に気がついて私を呼びました。久しぶりに見る紙魚でした。
 イシノミなども含めて総尾目というグループを作りますが、その成長過程は、幼虫から成虫まで形態が変わらない「無変態」です。日本の屋内では主にヤマトシミ、セイヨウシミ、マダラシミの3種類がよく見られるようです。ちなみにこれは触角の長さ(体長の2/3)や第10(最終)腹節が短いのでヤマトシミでしょうか。
 漢字では「紙魚」または「衣魚」と書き、英語では「silver fish」といいます。この虫を見て銀鱗のある魚を連想してしまうのは、洋の東西を問わないということなのですね。070517

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 昨日は、前日からの雨も上がって、爽やかな晴れ間が広がりましたが、それと同時に結婚飛行に飛び立った虫たちがいました。ヤマトシロアリです。私の住んでいる関東辺りでは、ヤマトシロアリとイエシロアリの両方が見られますが、ツツジの咲く頃の午前中の昼間に結婚飛行をするのが前者、もう少し季節が進んでアジサイの咲く頃の夜間に結婚飛行をするのが後者ということのようです。それでいくと、これはヤマトシロアリということになりますね。
 翅アリたちの集団が余りにもみっしりと込み入っているので、見ていて痒くなりそうなほどでした。おまけに次々と飛び立つので、うっかりしていると顔に向かって飛んできます。肩や背中にくっつけて自宅に帰ってしまった日には、後でどんな災難が起こるか分かりません。短時間に数枚の写真を撮って、その場は離れました。070518

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 これはナシグンバイという半翅目(セミ・カメムシなどの仲間)の一種です。以前にご紹介したプラタナスグンバイと同じグンバイ科に属し、こちらはサクラ、ナシなどバラ科植物の害虫として知られています。プラタナスグンバイと同様、非常に幾何的で螺鈿細工のような模様が印象的です。年4化はするそうですから、年間を通じて成虫を見ることが可能なようです。
 そのナシグンバイの交尾を見ることができました。と言いたいところなのですが、よく見るとどうやら正常な交尾ではないようです。3匹が絡まって接合していて判然としません。3mm程の小さな虫たちにもこんなハプニングが起こるのだと思うと、何とも不思議です。070504

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 比較的最近見つけたトラカミキリ2種です。トラカミキリはどれも美しい模様が特徴ですが、キスジトラカミキリの方はいかにも蜂に擬態しているという黄色の虎模様、エグリトラカミキリの方は対照的に大人しいシックなグレーの虎模様ですね。

▼キスジトラカミキリ。大きさは1.5cmくらい。070426
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▼エグリトラカミキリ。大きさは1cmくらい。070515
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 今日はメスジロハエトリです。和名の通り、白いのはメスだけです。ハエトリグモの仲間はオスとメスの色彩が異なる種類が多いとは思いますが、これはかなり極端な部類に入りそうです。卵を守るメスがこんなに目立っていいんでしょうか、というくらい野外でも目立ちます。しかも美しいですね。彼女を見た場所にその後、何回も行っていますが、それっきりです。今頃どうしているのやら・・・・。070501

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 先日、奇妙な触角をもつ昆虫を撮影しました。触角が左右2本ずつの合計4本もある、おそらくハバチの仲間と思われる黒い蜂でした。それにしても異様な触角ですね。
 結局、私一人では蜂の正体が判明しなかったので「世界の自然観察BBS2」の掲示板で伺ったところ(http://splash-republic.com/nature/kansatsu.cgi)、詳しい方々から有難くご教示をいただき、クワガタハバチ亜科の一種、おそらくサクラクワガタハバチであろうという結論になりました。070509

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 オオメカメムシがアブラムシらしき微小昆虫を餌食にしているところを見かけました。もともとオオメカメムシ自体が5mmくらいしかない昆虫です。雑食性といわれていますので、よく見かけるヒメジオンの花の上では蜜を吸っているのでしょう。
 ところで、私はこのカメムシの未来的なデザインが素敵だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

▼微細な昆虫を口吻で串刺しにして体液を吸う。070513
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▼ヒメジオンの花の上では花粉にまみれて口吻を花の奥に差し込んでいる。070504
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 昨日はベッコウバチの一種を見つけました。
 運んでいるハチの方はオオシロフベッコウによく似ていますが、オオシロフベッコウは通常、垂直円網を張るオニグモやコガネグモなどを狩るようです。運ばれているのは徘徊性のハシリグモですから、写真のハチはよく似た近縁種かも知れません。それともオオシロフベッコウが徘徊性のクモを狩ることもあるということでしょうか。
 撮影中、難儀をして運んでいた自分より重いくらいのクモを途中で置き去りにしました。草原の中の数メートル離れた裸地部分に飛んでいくと、足跡で少しばかり固くなった地面に穴を掘り始めました。ひょっとすると私がベッコウバチの掘った穴を知らないうちに踏みつけてしまったのかも知れません。また私が近づいて写真を撮っていると、それが気に入らなかったのか、また置き去りにした獲物の方へ戻っていきました。しばらく素知らぬふりをしていると、ベッコウバチは再び穴掘り作業を再開するのでした。070512

▼重くて飛べない、飛んでもすぐ落ちるので、相当の重労働に見える。
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▼クモをしばし、置き去りにして、穴を掘る。
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追記:このとき撮った一連の写真を見直していたら、疑問が氷解しました。この獲物になったクモは徘徊性のクモなんかではありません。垂直・水平円網を張るコガネグモ科のコガネグモダマシだったのです。騙されたのは私だったわけです。(それに合わせてタイトルを若干変更しました。)

▼一時置き去りにされた獲物のクモをトリミング拡大してみると・・・・コガネグモダマシだった!!
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 桜の葉の裏をめくったら、ハチとアオムシが一緒にいたのでピンときました。ハチは卵を産み付けて寄生しようとしているヒメバチの仲間、アオムシはハバチあたりの幼虫でしょうか。
 撮影中は肉眼で卵を見ることはできませんでしたが、なるべく多くシャッターを切りました。少ししてハチが去った後、ふと気づいてさらに写真を2、3枚撮っておきました。あとで見たら案の定、卵が産み付けられているのでした。070509

▼ヒメバチは最初、腹部を腹部をこちら側へ向けていたが、その時、卵が産み付けられたようだ。
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▼ヒメバチが去った後、左中脚の付け根辺りに卵がはっきりと確認できる。
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 さほど大きくないカメムシの仲間ですが、近くで見るとなかなか格好のいい昆虫です。何ともカマキリのような前脚が強そうですが、知られているところでは草食性なのだとか。でも単純に信じる訳にもいかないにように思われます。同じ科のオオメカメムシなどはもっと小さい種類ですが、雑食性で小さな虫を捕らえて食べます。やっぱり捕まえてきて飼ってみると、はっきり分かるかも知れませんね。070509
※あとで調べたところによれば、近似種で、オスどうしがメスをめぐって争う際、前脚を使ってボクシングのような闘いをするものがあるようである。

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 これは植物の実ではありません。先日よりこの垣根には多くのテントウムシの蛹が付いていて、そのうちの一つが羽化したものです。まるで食べられそうなくらい綺麗なオレンジ色をしていて、見つけた時はテントウムシだと思いませんでした。070504

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 エノキの幹に卵を産んでいるナミテントウを見つけました。何枚か撮影しているうちに腹部先端から卵が出てくる瞬間を捉えることも出来ました。何日で孵化するのだろうと気になっていましたが、数日後には跡形もなく卵は消えていました。何とも厳しい世界です。070426

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 クモ合戦といえば、昔から伝わるクモを戦わせる遊びで、鹿児島地方に伝わるコガネグモの雌によるもの、南関東などに伝わるネコハエトリの雄によるものが有名なようです。

 私が見たのはネコハエトリどうしの偶発的な「クモ合戦」です。たまたま近くで3匹のネコハエトリの雄が鉢合わせたらしく、三つ巴の戦いになっていました。ある2匹が戦っているともう1匹は右往左往しているので、まるで相撲の行司のようです。それでもとうとう3匹が一塊になって取っ組み合い、離れると1匹がどこかに逃げ去り、再び2匹で取っ組合いをして、最後は1匹の雄がその場に勝ち残りました。070503

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 これはシソ科キランソウ属に属する多年草です。チゴユリを見た自然公園で、やはり林床にたくさん咲いていました。
 今、自宅の庭には「アジュガ」という園芸種が咲いていますが、ジュウニヒトエの学名は「Ajuga nipponensis」 なので同じ属の植物なのだと妻が教えてくれました。ということはどちらも「キランソウ」の仲間ですね。どれも確かによく似ています。自宅のアジュガはもっと濃いブルーで、別名「セイヨウジュウニヒトエ」とか。070502

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 ユリ科チゴユリ属に属する多年草です。やや明るい林床に生え、春に花を咲かせます。
 先日、ふと立ち寄った自然公園内の林でたくさんのチゴユリを見つけました。可愛らしい花が実に印象的でした。070502

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 花に来る虫をよく待ち伏せしているので、花蜘蛛という名が付いたのでしょうが、待ち伏せするのは花の傍だけではありません。雌もパステル調で愛らしい色合いですが、雄は七宝焼きのような腹部のグリーンが見事です。070422

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 きれいな黄緑の若葉の木を見つけました。この木の枝では、まだ山へ帰っていないアオジが囀りを始めていました。月もあとちょっとで満月というところ。折角ですから、記念写真を撮っておきました。
 はて、この新緑の美しい木は何だろうと調べたら、ミツデカエデという名前でした。カエデの仲間なので秋にはまた美しく紅葉するのです。

▼三出複葉の対生であることが写真からもよく分かる。070501
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▼山へ帰らないで囀るアオジ。070429
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▼昼間の空にぽっかりと浮かぶ月。満月にあとちょっと。070429
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 先日、見かけたヒメバチの一種です。かなり大きく、触角を入れずに2、3cmくらいはあったと思いますが、余りに見事な造形なので、取り上げてみることにしました。しかし、寄生生活をするというヒメバチ科は日本だけで1300種いるといわれ、素人の私にとって種の同定は夢のまた夢です。ヒメバチの一種ということだけで、どうぞご勘弁下さい。070429

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 最近はいろいろな野鳥の囀りを耳にするようになりました。冬鳥だと思っていたのにいつ北へ帰るのだろうと心配してしまうのは、要らぬ御節介というものでしょうね。最近よく出かける場所だと、虫の写真を撮りながら鳥の声だけ聞いていてもそれなりの種類数が数えられます。農家の屋敷林と田圃、葦原が混在するような場所だからですね。例をあげると、ハシボソガラス、カケス、オナガ、シメ、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、アオジ、ホオジロ、ツグミ、ウグイス、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、モズ、コゲラ、ツバメ、キジバト、キジ、コジュケイ、カワセミ・・・・。まだまだ冬鳥も混ざっています。
 今日はそこに着くや否やキジの姿を見つけて写真を撮ったのですが、派手な雄にばかり気を取られていて、雌がいたことに気づいたのはいたのは、写真をPCにダウンロードした後でした。この写真はトリミングして、キジのペアの姿を判りやすくしてあります。ただ雄と雌でこれだけ目立ち方に差があるというのは、キジにとって雌を守ることが如何に大切なのかということを表しているのでしょうね。070501

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 雑木林の新緑が美しい季節には、ナナフシの子供たちがよく似合います。若葉の上に何匹ものナナフシの幼虫を見かけることもあります。
 ところでナナフシの仲間は単為生殖し、雌だけで卵を産みます。卵は形や質感がまるで植物の種のような感じで、この親にしてこの子あり、という言葉がぴったりです。070425

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 年間を通じて春だけに現れる蝶、ツマキチョウです。イヌガラシ、タネツケバナなどを食草として育ちます。飛んでいる姿はモンシロチョウとさして変わりませんが、雄の前翅表側の先端が濃い黄色なので、この名があります。写真は雌ですが、季節外れにならないうちに何とか滑り込みで撮ることができました。070429

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 今日はフタホシヒラタアブです。ハコベの花を訪れて停空飛行しているところを偶然キャッチしました。よく似た仲間にナミホシヒラタアブがいます。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/90/ 070428

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広く、浅く・・・・
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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1
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