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以前、クモを食べるクモであるオナガグモを紹介したことがありました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/46/
今日もまたクモを食べるクモの続編です。
見つけたのは、よく行く寺の境内でした。最初、このクモたちを見たときはクモが脱皮しているのだろうと思ってシャッターを切りました。白い方のクモが抜け殻に見えたからです。ところがデジカメの液晶で拡大して驚きました。どうやらクモがクモを食べている様子なのです。
後から襲っているのがヤリグモ♀、襲われているクモはアシナガサラグモ♂です。ヤリグモは恐ろしい奇癖の持ち主で、網の主そのものを襲って食べしまうのです。サラグモの仲間はよく犠牲になるようです。071005
※「クモ蟲画像掲示板」でサラグモの種名についてお尋ねしたところ、きどばんさんより、アシナガサラグモの♂であるとの回答を頂きました。どうもありがとうございました。
緑色か褐色かは何によって決まり、どのようなタイミングで変わるのか、私には今ひとつ分かりません。昨年の秋には、緑色だったオンブバッタの成虫が褐色に変わったように思うのですが、エビなどと違い、成虫になってからは色は変わらないはずである、と言われる方も大勢いて、はて、私の勘違いだったのだろうか?といぶかしんでいます。出来れば昨年と同じ状況が観察できればいいと思っていますが、生憎、今年の自宅の庭にはオンブバッタが少ないようです。070921
▼これは緑色型のメスに褐色型のオスがオンブしているカップル。
▼これは褐色型のメスに緑色型のオスがオンブしているカップル。
秋といえば、鳴く虫です。ここではちょっと小さめのコオロギ類を3種ほど紹介します。070919
▼オカメコオロギ・オス。本当はハラオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、タンボオカメコオロギの3種あって、どれも似ている。翅の先は尖っていないので、ハラかタンボ。腹の下が白ければハラ、黒っぽければタンボになるそうだが、さてこれは?
▼マダラスズ・オス。名前は知っていても声は地味ですよね?
▼シバスズ・オス。これも声が地味なタイプ。
先日のウスグモスズは本当にマイナーで鳴きもしませんでしたが・・・・。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/287/
種名は例によって不明なのですが、トリバガを見るとどうしても写真を撮っておきたくなります。
トリバガの背中を拡大してみると鱗粉がみっしりで、鳥のようでもあり、翼竜のようでもあります。070902
▼突き出した翼が不思議な全身像。
▼トリバガの鱗粉。翅だけでなく頭も背中もしっかり覆われる。
もっともイトトンボ科には属さなくて、アオイトトンボ科という独立した別の科があって、そこに属しています。前に紹介したアジアイトトンボとは科のレベルで違うんですね。パッと目にはさほどの違いを感じないのですが・・・・。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/322/
樹皮などに産卵するので林の中にある水辺を好むらしく、確かに私がこれを撮ったのもそんな環境でした。070921
▼スマートで、そのうえ緑色が美しい。
▼エメラルド色の複眼はまるでサンゴ礁の海のようだ。
日本産の蛾は6000種類いるといわれますが、その中にはどんな生活をしているのか未だに分かっていない種類がたくさんいるようです。よくお世話になっている「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」を見ても、幼虫の食餌植物が不明と書かれている、もしくは記載されていない種が相当あります。
また食餌植物が判っているものの中にも意外なものを食べている蛾もいました。例えばヒトリガ科には地衣類を食べる蛾の仲間がいて、コケガといわれます。地衣類というのは樹皮などに生えている菌類と藻類の共生生物、例えばウメノキゴケのような「コケ」のことですが、そんな変わった生物を食べて育つわけです。
今日は少し古い画像から・・・・。
今回はハグロトンボのオスです。陽光でもフラッシュ光でも緑色にピカピカと反射します。
前にも記しましたが、自宅からさして離れていない場所に生息しているとは嬉しい驚きでした。そしてこの夏には、生息している個体数がかなり多いことも判りました。070706
チャノウンモンエダシャクという渋いエダシャクです。チャエダシャクやリンゴツノエダシャクに負けず劣らずのなかなか立派なエダシャクだと思うのですが、如何でしょうか?
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/4/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/282/
幼虫食餌植物は「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」によればチャ(ツバキ科)、コナラ(ブナ科)、ソメイヨシノ(バラ科)、イヌツゲ(モチノキ科)があげられていたので、相当多岐に渡っていると思われます。070921
関東のカマキリで個体数の多い普通種をあげると、オオカマキリ、(チョウセン)カマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリでしょうか。
カマキリの仲間は、同一種でも緑色型と褐色型の2タイプあるものが多く、先の4種にはいずれも2タイプが存在します。コカマキリ以外は褐色型より緑色型の方が個体数が多く、コカマキリはその逆に緑色型は稀です。
ここではコカマキリの写真を3葉と、ハラビロカマキリの褐色型を紹介します。
私が子供の頃は、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、コカマキリの3種が多く、ハラビロカマキリは少なかった記憶があるのですが、現在ではハラビロカマキリの方がコカマキリより個体数が多くなっているように感じます。都市部の小さな庭でも見かけるのはコカマキリよりハラビロカマキリのようです。
コカマキリはオオカマキリ、チョウセンカマキリと比べて小さく華奢で貧相な感じなので、子供たちには余り人気がないカマキリですが、大人になってからよくよく見てみると、渋い色と形の味わい深いカマキリです。実にわびさびの利いた容貌です。
▼コカマキリが木の幹に止まっていたが、写真を撮ろうとすると逆さまでギロリと睨んだ。070921
▼公園の植え込みから何かが飛んで地面に降り立った。近づいてみるとコカマキリだった。枯れ草のような色、無駄なところの何一つない風体、孤高の狩人といった風情である。070921
▼コカマキリの顔。至近距離で見ても、焼き物のような味わいがある。070921
▼ハラビロカマキリの褐色型。複眼や前脚が緑がかって不思議な色を呈している。翅の色柄もまるで「唐草模様」のようである。070824
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使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1