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何やら丸い形のスナック菓子が大量に落ちている様子でした。誰かが公園の中でお菓子の袋をぶちまけてしまったのだと思いました(笑)。しかし、近づいてよく見るとそれはお菓子ではなくキノコでした。それも非常にたくさんのキノコが一面に生えていました。
ネットで調べてみると、どうやらヒトヨタケ科のイヌセンボンタケというキノコのようです。生えている期間は短めのようで、イヌセンボンタケの群落を見つけるには若干の幸運に恵まれる必要があるようです。私の見かけたのは比較的清掃がよく入る公園内なので尚更それが言えるかも知れません。ただ私の見た群落より遙かに大きな群落を作ることもあるようで、十数㎡がこのイヌセンボンタケで埋め尽くされるようなこともあるとか・・・・ため息が出そうです。そんな群落にも是非出会って見たいものです。071017
以前「死滅回遊蝶」イチモンジセセリの話を書きましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/311/
このウラナミシジミもイチモンジセセリと同様に夏場に北進を試み、冬場になると北進し過ぎた個体群は死んでしまうという生活史を繰り返します。地球温暖化だ、ヒートアイランドだといわれて分布を広げたツマグロヒョウモンのように、このウラナミシジミの分布も広がっているかも知れません。何しろウラナミシジミは非常に冒険的な蝶で、ユーラシア、アフリカ、オセアニアと旧世界の温暖な地域には殆ど分布しているそうですから。
秋になると本来の分布より北の地域でも我々の目につくようになります。翅表は一見ヤマトシジミのような光沢のある水色ですが、翅裏はココア色に波模様といった優しい感じです。幼虫はクズやハギなどのマメ科植物を広汎に食べるようです。071010
こんどはゴマダラチョウの幼虫です。竹垣の上を彷徨っていました。
エノキの葉はまだ十分残っているので、越冬場所を求めて木を降りてきたとも思えないし、ちょっと謎の行動です。何かしらの都合で木から一時的に離れることもあるのかも知れませんね。
ゴマダラチョウの幼虫は国蝶オオムラサキの幼虫と酷似していますが、背中の突起はオオムラサキの4対より少ない3対で容易に識別できます。そもそもこの辺でオオムラサキが発見されたら、大騒ぎになりそうです(笑)。071010
以前、ウスバカミキリについていたのを見ましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/298/
今回はカマキリを殺したボーベリア菌です。
この菌はいろいろな昆虫につくようですが、菌の種類はどのくらいあるのでしょう?まさか1種類? 071017
見事に花盛りでした。
アザミの仲間もいろいろあるので、自宅に戻って調べてみるとタカアザミという種に酷似しています。ただしタカアザミは、日本では北海道と長野県以北の本州に、大陸ならば朝鮮半島からウスリー地方までの東北部に分布しているということですから、かなり寒冷な気候を好む北方系種のようです。私の住んでいる関東南部に果たして自生したものでしょうか?071017
※一日おいてネット上で調べてみると、関東が南限のようだ。全世界に知られるアザミのうち、3分の1が日本に産し、このタカアザミを含む5種が大陸との共通種、他は日本の特産種なのだとか。タカアザミは世界的に見ると全然珍しくないアザミというわけだ。さて、100種近くを固有種で占めるとは恐るべし、「アザミの国」日本!
このハナバチはイネ科植物の穂につかまって休んでいるような素振りでしたが、とても愛らしい仕草でした。名前が判らなくてヒゲおやじさんの「掲示板」に書き込んで種名を教えて頂きました。どうも有難うございました。
さてこのアカガネコハナバチは秋になると雄が多く見られるようになるそうで、まさに旬のハナバチということになるのでしょうか。
ヒゲおやじさんのサイトではこのアカガネコハナバチが地下につくる、実に精緻な幼虫の育児室の写真が見られます。幼虫は地下室で花粉団子を食べて成長するようですが、こんな巣の中の様子を実際に見てみたいものです。070927
http://higeoyaji.com/kohana.htm
▼シロヘリクチブトカメムシの幼虫の塊。かなり密集しているが、遠くから却って目立つように思える・・・・。元来このカメムシは九州以南に分布する南方系の種だったのが、近年になって関東などでも見られるようになったらしい。これも温暖化やヒートアイランドの影響か、それとも単純に分布を広げただけなのか?
▼オレンジの紋が1対ずつある。サシガメ科でなくカメムシ科の彼らはこう見えて意外には肉食性のようである。不思議だ。
▼ヒメジュウジナガカメムシ。彼らも集団でいたが、冬になるまでには羽化して成虫になれそうだ。
埼玉県南部の自然公園の初秋でした。夏にはミナミカマバエをはじめとする多くの昆虫が観察できた池の水際をまた歩いてみました。ミナミカマバエには会えませんでしたが、この時見かけた微小な昆虫たちをいくつか紹介します。070919
※アシナガバエ科とミギワバエ科の2個体については、「一寸のハエにも五分の大和魂」において、ハエ男さん、アノニモミイアさん、バグリッチさんに教えを頂き、有難うございました。
▼アシナガバエ科(Dolichopodinae属らしい)の一種。複眼には美しい縞模様が映る。
▼ミギワバエ科の一種(Paralimna opacaらしいとのこと)。何やら妙な顔立ちのハエである。
▼ハネカクシ科の一種。不定形の白い斑紋は汚れ?
▼ミズギワカメムシ。ミズギワカメムシ下目をつくるほど陸生のカメムシとは縁遠いという。
▼こちらのメミズムシだけ8月23日の撮影。陸生のカメムシより寧ろタガメに近いそうである。半翅目(=カメムシ目)タイコウチ下目メミズムシ科になる。水際で微小な昆虫を捕食するので、生息環境の似たミナミカマバエとも競合するのかも知れない。070823
▼水際を歩いていた。コモリグモの一種のようだが、それ以上は判らない。水鳥のものらしい羽毛の上でしばらく静止していた。
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使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1