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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 アキアカネの見事な複眼です。子供の頃に買った顕微鏡観察セットに付いてきた小冊子には、トンボの複眼を観察するためのスンプ法という技法が載っていました。薬品で複眼の型のようなものを取って、それを顕微鏡で観察するというやり方です。今はデジカメでもバッチリ複眼が撮れてしまうのだから驚きですね。071024

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 イシミカワの実です。秋になると緑から青、紫の美しい実をつけるタデの仲間です。写真にも写っていますが、茎には鋭い棘もあります。摘んでみようという人は手を怪我しないよう気をつけて下さい。

 左は自然光、右はフラッシュと左右でライティングの異なる2枚の写真から合成してみました。071024

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 コカマキリの頭部です。カマキリの中でも小型の方なので、普段は下から見上げることも余りないのですが、改めて下から見上げてみると結構な迫力があります。SF映画に出てくるモンスターかエイリアンといった容貌です。071010

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 先日、よく出かけるフィールドにある湿地で見た草紅葉です。セイタカアワダチソウのイエローやイヌタデのピンクがとても美しく、こんな近所でも草紅葉がしっかり楽しめるな、と思ってしまいました。071024

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 撮ったのは少し前です。かなり繊細そうに見えるササキリの仲間です。北海道から九州および奄美諸島まで全国に分布するようです。070902

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 なかなか立派なエダシャクです。カラフルな色も目立ちます。こんなに目立つことのメリットが何かはよく判りません。ひょっとしたらこんな色彩の蛾で、捕食者に食中毒を起こさせるような蛾があるのでしょうか?
 「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」で調べると、幼虫食餌植物も不明だとか。こんなに成虫は目立っているのに幼虫が何を食べるのか知られていないことも意外です。070902

▼見てから少し時間が経っているが、開長は5cm以上ありそうだった。 

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▼アップにした顔がなかなかコワイ。

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 何という虫によるものか判りません。ただ、あちらこちらのカナムグラの葉に非常に面白い食痕がつけられていました。いずれは正体を知りたいと思いますが、カナムグラの葉を引きちぎって水に差して置いても、ちゃんと成虫までいってくれるか甚だしく疑問です。・・・・ああ、そういえばヨツスジヒメシンクイ辺りも怪しいです・・・・。071010

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 古代米の一つである黒米がよく行くフィールドにある水田で栽培されていました。普通の稲穂を見慣れた私には何とも違和感があるのですが、最近は健康ブームからさまざまな穀物の需要があり、栽培している農家も増えているようです。
 この黒米には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種、アントシアニンという色素が含まれているためにこのような色になっているのだそうです。071017

▼闇夜の黒米・・・・と言いたいが、実はフラッシュで撮ったためバックが暗い。

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 アカエグリバという枯葉そっくりの蛾を見つけました。ヤガ科には~エグリバや~コノハといった枯葉に擬態する蛾が多く含まれます。中でもアケビコノハなどは幼虫、成虫とも有名ですが、こうして見ると、このアカエグリバも枯葉への化けっぷりは負けていませんね。

 さて、このアカエグリバ、幼虫はアオツヅラフジなどツヅラフジ科の植物を食草とし、成虫は果実に集まり、その汁を餌とするそうです。071024

▼虫が食んだ痕のある枯葉に擬態している。実に見事だ! 

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▼哺乳類のバクにも似ているような気がしてきて、顔をアップにしてみたが、寧ろ可愛らしい?

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 秋も深まり、ケヤキの枝振りがよく見えるようになりました。薄暮の空をバックにその姿を現しています。武蔵野の落葉広葉樹の代表ともいえる美しい樹形で、私の住む埼玉県の木にも指定されています。071024

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 おそらく六星鬼蜘蛛(ムツボシオニグモ)だと思われます。よく似た種類に尖鼻鬼蜘蛛(トガリハナオニグモ)というのがいて、生殖器以外は殆どそっくりなのだそうです。またトガリハナオニグモは北方系で、関東などでは山地帯~高山帯に生息するようですが、ムツボシオニグモはそうではないようです。071005

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 何やら丸い形のスナック菓子が大量に落ちている様子でした。誰かが公園の中でお菓子の袋をぶちまけてしまったのだと思いました(笑)。しかし、近づいてよく見るとそれはお菓子ではなくキノコでした。それも非常にたくさんのキノコが一面に生えていました。

 ネットで調べてみると、どうやらヒトヨタケ科のイヌセンボンタケというキノコのようです。生えている期間は短めのようで、イヌセンボンタケの群落を見つけるには若干の幸運に恵まれる必要があるようです。私の見かけたのは比較的清掃がよく入る公園内なので尚更それが言えるかも知れません。ただ私の見た群落より遙かに大きな群落を作ることもあるようで、十数㎡がこのイヌセンボンタケで埋め尽くされるようなこともあるとか・・・・ため息が出そうです。そんな群落にも是非出会って見たいものです。071017

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 以前「死滅回遊蝶」イチモンジセセリの話を書きましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/311/
このウラナミシジミもイチモンジセセリと同様に夏場に北進を試み、冬場になると北進し過ぎた個体群は死んでしまうという生活史を繰り返します。地球温暖化だ、ヒートアイランドだといわれて分布を広げたツマグロヒョウモンのように、このウラナミシジミの分布も広がっているかも知れません。何しろウラナミシジミは非常に冒険的な蝶で、ユーラシア、アフリカ、オセアニアと旧世界の温暖な地域には殆ど分布しているそうですから。

 秋になると本来の分布より北の地域でも我々の目につくようになります。翅表は一見ヤマトシジミのような光沢のある水色ですが、翅裏はココア色に波模様といった優しい感じです。幼虫はクズやハギなどのマメ科植物を広汎に食べるようです。071010

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 今夏も幾度となくゴマダラチョウを見ていますが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/249/
こんどはゴマダラチョウの幼虫です。竹垣の上を彷徨っていました。
 エノキの葉はまだ十分残っているので、越冬場所を求めて木を降りてきたとも思えないし、ちょっと謎の行動です。何かしらの都合で木から一時的に離れることもあるのかも知れませんね。
 ゴマダラチョウの幼虫は国蝶オオムラサキの幼虫と酷似していますが、背中の突起はオオムラサキの4対より少ない3対で容易に識別できます。そもそもこの辺でオオムラサキが発見されたら、大騒ぎになりそうです(笑)。071010

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  以前、ウスバカミキリについていたのを見ましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/298/
今回はカマキリを殺したボーベリア菌です。

 この菌はいろいろな昆虫につくようですが、菌の種類はどのくらいあるのでしょう?まさか1種類? 071017
 
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 見事に花盛りでした。

 アザミの仲間もいろいろあるので、自宅に戻って調べてみるとタカアザミという種に酷似しています。ただしタカアザミは、日本では北海道と長野県以北の本州に、大陸ならば朝鮮半島からウスリー地方までの東北部に分布しているということですから、かなり寒冷な気候を好む北方系種のようです。私の住んでいる関東南部に果たして自生したものでしょうか?071017

※一日おいてネット上で調べてみると、関東が南限のようだ。全世界に知られるアザミのうち、3分の1が日本に産し、このタカアザミを含む5種が大陸との共通種、他は日本の特産種なのだとか。タカアザミは世界的に見ると全然珍しくないアザミというわけだ。さて、100種近くを固有種で占めるとは恐るべし、「アザミの国」日本!

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 ウラギンシジミは分類上、他のシジミチョウとはかなり離れているらしく、国産ではこの一種で、ウラギンシジミ科という独立した科、若しくはシジミチョウ科の下にウラギンシジミ亜科をつくります。

 大きさはヤマトシジミなどよりはるかに大きくモンシロチョウ並みです。また幼虫はクズやフジなどのマメ科植物を餌とします。花しか食べないというのですが、花の咲いていない時期はどうしているのでしょうか?

 林縁などを飛び過ぎる様子は今年もよく見ているのですが、なかなか写真が撮れるほど近づけませんでした。この写真のように、翅の表に橙色の紋があるのがオスです。メスではちょうどこの紋が光沢のある水色になっています。071010

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 ザトウムシが2匹でくっついていました。果たして交尾なのか、それともファイトなのか、不明です。調べてみるとザトウムシ目はクモ綱の中では珍しく交接ではなく交尾をする仲間なのだとか。写真を撮ってしばらくすると離れていきましたが、果たして交尾だったのでしょうか?071005

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 このハナバチはイネ科植物の穂につかまって休んでいるような素振りでしたが、とても愛らしい仕草でした。名前が判らなくてヒゲおやじさんの「掲示板」に書き込んで種名を教えて頂きました。どうも有難うございました。

 さてこのアカガネコハナバチは秋になると雄が多く見られるようになるそうで、まさに旬のハナバチということになるのでしょうか。

 ヒゲおやじさんのサイトではこのアカガネコハナバチが地下につくる、実に精緻な幼虫の育児室の写真が見られます。幼虫は地下室で花粉団子を食べて成長するようですが、こんな巣の中の様子を実際に見てみたいものです。070927
http://higeoyaji.com/kohana.htm

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 草原にカメムシの幼虫の集団を2つ見つけました。私が近づくと少しバラけて避難する様子を見せますが、しばらく経つとまた集まり始めます。彼らはどちらも成虫になって越冬するようです。071003

▼シロヘリクチブトカメムシの幼虫の塊。かなり密集しているが、遠くから却って目立つように思える・・・・。元来このカメムシは九州以南に分布する南方系の種だったのが、近年になって関東などでも見られるようになったらしい。これも温暖化やヒートアイランドの影響か、それとも単純に分布を広げただけなのか?

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▼オレンジの紋が1対ずつある。サシガメ科でなくカメムシ科の彼らはこう見えて意外には肉食性のようである。不思議だ。

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▼ヒメジュウジナガカメムシ。彼らも集団でいたが、冬になるまでには羽化して成虫になれそうだ。

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 秋の深まりと共に赤とんぼが多くなってきました。

▼ノシメトンボ。翅の先端が濃い色になっているのは、他にコノシメトンボ、リスアカネがあるが、胸の模様から、これはよく見られるノシメトンボのようだ。071003

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▼アキアカネ。なかなか赤が美しい。070927

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 なかなか大きなヤガの仲間です。叢からバサバサと飛んで逃げました。追うと飛び立っては少し先に止まり、また追うと・・・・。何回か繰り返し、じっと動かなくなったところを撮影しました。調べてみると、オオウンモンクチバでした。幼虫の食餌植物はマメ科が多いようですね。071010

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 近頃、キンモクセイがよく香るようになりました。私がよく写真を撮りに行く公園でも満開でした。

 大陸原産のキンモクセイは雌雄異株であって、日本には雄樹しかないのだといいます。ですから我が国では実生のものはなく、挿し木で殖やしたものが売られているのだとか。

 いくら咲いても実はならない・・・・ちょっと悲しい香りですね。071010

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 埼玉県南部の自然公園の初秋でした。夏にはミナミカマバエをはじめとする多くの昆虫が観察できた池の水際をまた歩いてみました。ミナミカマバエには会えませんでしたが、この時見かけた微小な昆虫たちをいくつか紹介します。070919

※アシナガバエ科とミギワバエ科の2個体については、「一寸のハエにも五分の大和魂」において、ハエ男さん、アノニモミイアさん、バグリッチさんに教えを頂き、有難うございました。

▼アシナガバエ科(Dolichopodinae属らしい)の一種。複眼には美しい縞模様が映る。

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▼ミギワバエ科の一種(Paralimna opacaらしいとのこと)。何やら妙な顔立ちのハエである。

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▼ハネカクシ科の一種。不定形の白い斑紋は汚れ?

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▼ミズギワカメムシ。ミズギワカメムシ下目をつくるほど陸生のカメムシとは縁遠いという。

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▼こちらのメミズムシだけ8月23日の撮影。陸生のカメムシより寧ろタガメに近いそうである。半翅目(=カメムシ目)タイコウチ下目メミズムシ科になる。水際で微小な昆虫を捕食するので、生息環境の似たミナミカマバエとも競合するのかも知れない。070823

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▼水際を歩いていた。コモリグモの一種のようだが、それ以上は判らない。水鳥のものらしい羽毛の上でしばらく静止していた。

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 ハナアブの仲間だろうと余り注意せずに写真を撮りましたが、拡大してみて、複眼のそばかすに驚きました。私の写真では見ることが出来ませんが、複眼を拡大して撮った画像がネット上にもあり、その写真で見ると改めて特異な複眼だと思います。一般的に秋に見られることが多いようです。070927

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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