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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 明け方に霜がたくさん降った日ですが、昼間になって気温の上昇とともに蝶たちの日光浴が見られました。変温動物だというのに寒さに強いですね。人間なら凍死してしまいます。071121

▼ムラサキシジミ。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/255/ 夏からずっと成虫を見かけているが、このまま成虫越冬するだろう。この種の北限は関東だが、同じく南方系のムラサキツバメも近年、関東から報告されるようになったらしい。

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▼ツマグロヒョウモンの雄。人間の目から見ると、雌の方がメリハリが利いていて美しく感じられる。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/345/  http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/295/
近年になって関東でも見られるようになった。スミレ類が食草。

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▼キタテハ。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/259/ このキタテハを見かけた近辺では少し前まで食草となるカナムグラが随分生えていたので数もまずまず多く見られる。

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 この日の朝は風も湿度も少しあったようですが、面白い現象に出会いました。葦原でオオジュリンが餌を探しているような、カサカサというかミシミシというかそんな音が聞こえてきます。私はてっきりオオジュリンがもう来ているのだと思い込み、目をさらのようにして探しました。が、鳥影もなく、葦原の中に入ると葦そのものから音がしているように感じられました。どうも葦の内部に霜か露のような水分があって、それが太陽光で暖められて、葦そのものが音を立てているように思えました。確証はありませんが、ちょっと不思議な現象です。071122

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 この冬初めてのバードウォッチングに行った日に撮ったモズです。いつもの土手を歩いていたら、対岸の枯れ草の上にさっと止まりました。カメラを構えるや否や一閃。たった1枚の飛影を残して、飛び去りました。普段そんなに敏感な鳥ではないはずなんですが・・・・。071121

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 以前に幼虫を紹介したことがありましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/88/
それ以降、成虫を見かけることがなくて、ブログにアップすることが出来ませんでした。最近ふと思い立って自宅のヤツデの葉をめくってみると・・・・

 いました!いました! マエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイの♂、成虫です。

 確かにこの模様ならお尻の方を頭と間違えそうですね。ちなみに♀は♂よりもっと色模様が派手で体の中央を走る黒条がより細くその両側が赤く縁取られ、トロピカルな雰囲気は満点です。071121

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 朝からかなり強めの風が吹き、今日は鳥を見るのに苦労しました。

 さて写真は農家の庭先にあったクチナシの実です。かなり色づいてきていてパッと人目をひきます。寒風の中だけにオレンジのこの色合いは暖かさを感じますね。

 クチナシの実にはカロチノイドの一種クロシンという黄色の色素が含まれていて、昔から栗きんとん、沢庵などの色づけに用いられています。実をいえばクロシンはサフランにも含まれている色素で、西欧料理でも色づけに利用されているというのは面白いですね。この色素、洋の東西を問わないわけです。おまけにクチナシは漢方薬として黄疸にも効くそうで、何とも人間にとっては有意義な植物のようですね。071123

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 昨日の朝は霜の写真を撮った後、野鳥を見始めました。暖かい時期は暫くバードウォッチングを休んでいたので、実に久しぶりです。真冬なら当たり前の冬鳥もまだ到着していないものもいるようです。さて鳥合わせは・・・・ハシブトガラス、オナガ(声)、スズメ、シメ(声)、カワラヒワ、アオジ、ホオジロ、シジュウカラ、ジョウビタキ、モズ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、コゲラ、キジバト、チョウゲンボウ、ノスリ、オオタカ、オオバン、コサギ、コガモ、カルガモ、ユリカモメ、カワウ071121

▼コサギが飛んでいる姿をカメラで追っていると、太陽に近い位置に来てしまった。

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 朝寝坊の私ですが、今朝はちょっと早めに起きてみました。窓から外を見やれば、赤みがさしていた空が少しずつ白んでいきます。久しく野鳥を見ていないので、出かけてみることにしました。バードウォッチングの成果はブランクがあったのでまずまずでしたが、霜がたくさん降りていました。霜が降るほど冷え込んだんですね。驚きました。071121

▼カナムグラの葉には毛が多く、その毛が結晶の芯となって、霜が沢山つくようである。 

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▼枯野のありとあらゆるものに霜がつく。

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▼何という草か分らないが、先端についた雫がそのまま凍っている。

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 「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」によれば、ウスミドリナミシャクは今が旬の蛾だそうです。

 写真は若干コントラストを強めてあるので、やや見やすいのですが、野外で樹木の幹などに張り付いている姿は地味で意外に見つかりません。

 またこの幼虫はマキ科のイヌマキなどを食べるようで、針葉樹を食べるというのも意外です。針葉樹ってクセばかり強くて美味しくなさそうですよね。

 それから気になるのは前脚の長さです。一体、何の役に立つからこんなに長いんでしょうね?071114

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 ノキシノブとは、ウラボシ科ノキシノブ属のシダ植物の総称です。我が国では北海道南部以南に分布し、10種程が知られているようですが、写真の種が何かまでは分りません。岩の上、樹木の幹、軒下などのなかなか厳しい環境で育つことから、軒忍と呼ばれるのだそうです。071005

▼よく行く寺の境内で。10月上旬、桜は葉を落としているが、ノキシノブは元気いっぱい。

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 不思議な赤い実です。10月に埼玉県南の川口自然公園内に落ちていました。ぼこぼこしたコブだらけの塊ですが、コブが一つずつ裂けると、中から赤い実が一つずつ覗きます。一見、ちょっと不気味な感じがしなくもありません。

 ・・・・調べてみると、意外にもよく知っている樹木の実・・・・なんと、コブシでした。春にハクモクレンに似て一回り小さな白い花を咲かせる、あのコブシです。

 秋になると、こんな不思議な実を結ぶんですね。071003

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 ヨコヅナサシガメの幼虫もそろそろ姿を見せ始めました。数十匹から百匹以上の群れで越冬することが多いようですが、この日見たヨコヅナサシガメの幼虫は1匹でポツンとケヤキの幹を歩いていました。このあと気温の低下とともに集合するのか、それとも一度バラけた幼虫はそのまま越冬するのか、どっちなのでしょうね。071024

▼カメラを向けると上に向かって逃げる・・・・。

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▼頭でっかち、尻すぼみ。若齢幼虫だと思われる。

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 ウシカメムシという名にふさわしい形態のカメムシです。アセビ、シキミ、フジなどにつくそうで、特にアセビを好むとか。

 アセビは有毒植物でありますが、そんな植物でも好んでつくんですね。もっとも有毒というのは人間から見て「有毒」であって、それと関係の深い生物にとっては大切な「糧」であったり、「パートナー」であったりするわけですからね。071109

▼渋い色、張り出した角、なかなか格好いい。

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▼ツツジの植え込みの上に落ちた枯葉の上にいた。全身が撮れる位置に動かそうとしたら、自らモミジバフウの実に乗り換えた。

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 埼玉県中部の、とある隧道の中にいました。前夜、灯火に誘われて飛んできたのでしょうが、昼間は精彩を欠いています。ひやりと冷たい風に吹かれて辛うじて命をつないでいるような、力ない風情でした。071102

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 アシ原で居眠りしているアマガエルです。撮影したのは10月も末でしたが、まだこんなところで日光浴をしながら、うたた寝をしているんですね。近くではモズの声が頻繁にしますから、さらわれたりしなければいいですけどね。071031

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 この秋のカマキリたちの顔です。一口にカマキリと言ってもなかなか個性があります。

 左上はハラビロカマキリです。ずんぐりとしたカマキリですが、昔より見かける頻度の増えたカマキリです。

 右上はオオカマキリか(チョウセン)カマキリの褐色型です。この個体は複眼に傷を負っています。おそらくカマキリ同士の喧嘩の傷でしょう。偶然にも1週間後この個体をほぼ同じ所で見かけて撮影しました。喧嘩っ早いけれど、無事でいたんですね(笑)。
 右下もオオカマキリか(チョウセン)カマキリですが、緑色型です。しっかりと良く太った大きな個体で、前の個体と違い無傷でしたが、意外と貫禄がありました。

 左下はコカマキリです。この個体はコカマキリとしてもかなり小柄な個体で色も淡く、ちょっと戸惑いました。顔はしっかりコカマキリの顔をしていますね。071024

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 ガマズミなどの実の赤い色は鳥にとって食欲をそそられる色だというのはよく聞きます。私も少し口に入れてみましたが、甘酸っぱくて、人間にとってもなかなかいい味のようです。それもそのはず、調べてみるとガマズミのジュースも市販されていたりするんですね。知りませんでした。071024

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 寒くなってめっきり見かけなくなったカナヘビです。10月も下旬くらいまでなら見かけたものですが、そろそろ冬眠の季節ですかね。そういえばヤモリはもっと前に姿を見かけなくなりました。元気なのは部屋で飼っているヤモリくらいなものです(笑)。

▼日光浴するカナヘビ。よく行く公園にある木道にて。071024

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 最初はこのカメムシの名前が判りませんでした。チャバネアオカメムシによく似ていますが、色が緑ではありません。ところが調べてみるとチャバネアオカメムシには秋型というのがあって、このような秋に相応しい色合いになるのですね。保護色としても機能しそうですが、美しく不思議な色です。
 ネット上では、チャバネアオカメムシが果樹の重要な害虫であることを記したサイトが多く見つかりますが、リンゴなどはボコボコのアバタにされてしまうようです。一般人からは匂いで嫌われ、果樹害虫として農家にも嫌われ、何とも人間と相性の悪い虫であります(笑)。071109

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 ブチヒゲクロカスミカメというカスミカメムシ科の一種です。背中の左右にある黄白色の紋と触角のダンダラがポイントのようですが、写真に撮ると複眼の赤も意外に目立ちます。071017

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 10月31日(水)は午後になって雲が多くなりました。
 夕方近くなって少し空に赤みが差してきた頃の景色です。071031

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 よく通る隧道に変わった蛾が張り付いていました。それにしても2枚しか翅がないように見えるほどの奇妙な形です。さらに横向きに止まっていて重力の向きに尻が垂れていたので、何ともだらしない感じでもあります。

 「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」で調べてみると・・・・ヒメノコメエダシャクというシャクガ科の一種のようです。幼虫の食餌植物もブナ科、ニレ科、バラ科、ニシキギ科、ミズキ科、ツツジ科、エゴノキ科、カバノキ科、ミツバウツギ科、キブシ科・・・・と続いてくれば、何でもありですね。それから分布も北海道、本州、九州、対馬とありましたが、四国がないのはなぜでしょう? 071102

▼壁にメガネの悪戯描きでもしたかのような、奇妙な形。

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 一昨日の夕焼けとダンダラ雲にちなんで、「赤くて縞々のもの」を集めてみました。

▼左上より時計回りに、①カナヘビと一緒に写っているカナムグラの茎には赤い縞がある。070812 ②アカスジカメムシには見事な赤い縞がある。070824 ③その幼虫は意外に赤さが薄い。カメムシの仲間は幼虫の方が派手な色が多いものだが、彼らは幼虫の方が地味である。070824 ④ツマグロキンバエの複眼も縞々で赤い。071017

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 撮ったのは少し前ですが、そのからしばらくの間、何という蛾なのか不明でした。新・蛾像掲示板で「ナカジロシタバ」という種名を教えていただきました。
 ヤガ科シタバガ亜科に属し、他の~シタバという名前の蛾と同様、地味な前翅と派手な後翅を持っています。このナカジロシタバは真っ黒の縁取りに大きな白紋が目立つ後翅を持っていますが、残念ながらこの写真には写っていません。
 幼虫の食餌植物はヒルガオ科とか。近くでよく見ると、豊富な鱗粉がささくれ立っています。071003

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 時間が余り経過しないうちに、と思って10月17日に撮った夕焼けの写真を載せることにしました。この日の夕焼けは何ともマゼンタのような不思議な色で、この写真もデジカメで撮ったままで特に色の補正をしていません。071017

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 先日、ホシホウジャクの幼虫の写真を載せましたが、http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/350/
今日は成虫の方です。最近は秋も深まって、気温が上がらない日も結構ありますが、このホシホウジャクはそんな中でも意外に元気です。

 ところでアザミ類の花は停空飛翔しながら吸蜜するスズメガの写真を撮るには向いているのだそうです。なぜならば一つの頭状花序は多くの筒状花から成り立っていて、スズメガはその一つひとつに口吻を差し入れていく手間をかけるからである、とハンマー56氏に教えていただきました。実際にこのホシホウジャクはアザミの群落で相当長時間を費やしていきました。071102

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自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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