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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 一昨日は雨の中、墓参りのために栃木県に出かけましたが、11時過ぎには雨も止んで晴れ間も出てきました。これは墓地で撮ったクモの写真です。1cm足らずの小さなクモでしたが、撮った写真を拡大してみると、脚の縞模様といい、頭胸部の迷彩色といい、腹部の赤といい、なかなか立派な色と形で見栄えがしました。どうやら全体の雰囲気や眼の配列からコモリグモ科の一種のようですが、そこから先が分かりません。ナミコモリグモかクラークコモリグモというのが近いようにも思います。ネット上でもそっくりの画像までは見つからないので、色彩変異の範囲で想像するしかないのですが・・・・。070311

 追記・・・・クモの名前が分かりました。こちらの「クモ蟲画像掲示板」で伺ったところ、カガリビコモリグモだろうとのことです。割合に珍しい種類のようで、腹部の赤い部分を「篝火」に喩えて命名されたようです。教えて下さったきどばんさん、mmmさん、どうもありがとうございました。http://bbs1.whocares.jp/bb/view?bbn=kjrshoj&vt=0

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 私がよく鳥見に行く川でこの冬に特に人気があった鳥というとベニマシコでしょうか。土手沿いですれ違うバードウォッチャーの大半がベニマシコのことを口にしました。そして人気者の定番カワセミ。他にはウソ、クイナ、アトリなどもこの土手もしくはその周辺でよく話題に出たようです。
 
 写真はいずれも3月2日(金)に撮ったものですが、ベニマシコの写真はこれがこの冬最後のものになるかも知れません。070302

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 先日、プラタナスグンバイを載せましたが、そのプラタナスグンバイを見つけたプラタナスの木が切られてしまいました。土手に1本だけポツンと生えていたなかなかの大木なのですが、何やら工事が入っていると思っていた矢先に早速やられました。かなり長い年月を生きてきた木なのだと思えば実に残念です。

 さて切り株の中央を見ると少し朽ちている部分があって、小さい橙色の蟻やらも蠢いていました。掘り返してみると、小さな白い生きものが出てきました。どうやらマクラギヤスデの仲間のようです。でも図鑑やネット上で見る「マクラギヤスデ」より色白で小さいので幼体か近縁種でしょうか・・・・。070309

▼プラタナスの切株
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▼マクラギヤスデの仲間?
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 昨夜遅く、迷い込んできた虫です。最初何だかよく分からなかったのですが、写真を撮っているうちにクサカゲロウに近い仲間であるように見えてきました。

 写真を元に調べていくと、どうやらヒメカゲロウ科の一種のようです。さらにネット上を探していくと、いくつか候補に挙がりました。
 チャバネヒメカゲロウ・・・・こちらの方が翅に小さい黒紋が多いので違う。
 コチャバネヒメカゲロウ・・・・同じくまだ黒紋が多すぎる。
 アヤホソバヒメカゲロウ・・・・こちらは細翅ではない。
 アシマダラヒメカゲロウ・・・・こちらの脚には斑はない。
 クロヒゲヒメカゲロウ・・・・こちらの触角は黒くない。
 ミヤマヒメカゲロウ・・・・翅の黒紋の具合、頭部から胸部にかけて背側に黄褐色の条があり、ドンピシャリの感が・・・・。他のブログなどで撮影されている時期もほぼ今頃でありました。

 クサカゲロウ科に近縁の仲間で、幼虫、成虫とも肉食昆虫であるようです。フラッシュを炊いて写真を撮っている短い間に死んでしまったのは謎ですが、小さく(8mm程)華奢な体つきで、か弱そうに見えるのに、顔を正面から見ると、如何にも獰猛そうなのはその性質を表しているようです。070309

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 今日は風も弱く、よく晴れました。いつもの川の土手を鳥や花を見ながら歩きました。冬鳥の影も薄くなってきた此の頃ですが、数えた鳥はこの土手以外の農地や公園も含めると36種。フィールドノートの内容は兎も角として、今日見てきた春の風景を七葉並べます。070307

▼オオイヌノフグリは花盛り。
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▼お気に入りの川沿いの小径。
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▼夏羽になりかかったカイツブリが一羽。
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▼偶然見かけた横顔。
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▼今の時期、ヤナギの仲間は、はしゃいでいるように芽吹く。
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▼冬よ、バイバイ。
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▼画面いっぱいの春。
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 昨日はよく晴れて気温も上がり、昆虫たちも活動的になっていたようでした。

 草の上に止まっていたベージュ色の蛾を見つけたので、調べてみるとスモモキリガというヤガの仲間でした。早春に現れる蛾で、幼虫の食樹はブナ科のコナラ、クヌギ、バラ科のサクラ、ウメ、リンゴ、勿論スモモも。070304

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▼全身はこんな感じ

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 3週間程前の話になります。鳥見のためにいつもの土手を歩いていると、道に真ん中で少し動きのぎこちないキジバトを見つけました。

 怪我でもしているのか、近づいてみてもやはり逃げません。どうも一本足で小さく跳ねながらでしか移動できないようです。そのせいで尾羽は地面と擦れてボロボロ・・・・。

 しかしこんな状態でも餌を探して啄ばんでいるようでした。猫や猛禽に襲われないかと心配になりましたが、後から来た原付バイクを避けるように飛んでいきました。

 自由に飛べることが彼にとってまだ幸いでした。070209


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 枝下ろしの済んだこの針葉樹はメタセコイアの木です。見沼代用水東縁沿いの川口自然公園はよく通りかかる場所ですが、園内を初めて歩いてみたらこれを見つけたという訳です。

 日本のメタセコイアはセコイア(現生種)に似た化石植物として発見されましたが、後に大陸で現存していることが明らかになり、「生きている化石」として知られるようになったのは有名な話です。日本での化石の発見が1939年、大陸での現生種の発見は1945年のことだそうですから、この植物の発見物語は戦中・戦後の複雑な時期に綴られたことになりますね。070302

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▼背景は「曙」ではなく「夕暮れ」ですが・・・・。

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 今日はよく晴れて風もなく本当に春らしい感じの天気になりました。製作を依頼していたデジスコの部品がやっと届いたので、試し撮りを兼ねていつもの場所に鳥見に行くことにしました。

 写真はイソシギです。今までは撮影のために距離を寄せるとさっさと移動されてしまうという憂き目に遭っていましたが、今度はかなり撮り易くなった気がします。タシギには相変わらず逃げられてしまいましたが・・・・。

 イソシギは私の持っている図鑑によると、繁殖期は川や湖沼などに生息し、非繁殖期には川や湖沼以外の干潟や岩礁のような海辺でも観察されると載っています。ずっと観察できる場所は陸水なのですから、イソシギっていう名前は少し変ですね。070302

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 今冬よく見たアオジです。普通に見られる冬鳥なので珍重されませんが、やはり冬が来たら見ない訳にはいかない野鳥です。黄色いお腹が実に可愛らしいと思います。

▼北本自然観察公園にて070207

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▼つんと上がったお尻が可愛らしい・・・見沼自然の家付近にて070225

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 半翅目グンバイムシ科の昆虫ですが、2001年に愛知県で最初に報告された北米原産の帰化種です。昨日紹介した土手のプラタナスの樹皮の下から簡単に見つかります。他にも越冬中の有翅アブラムシやクモなどの微小な虫たちがいました。070228


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 古い曲で「鈴懸けの径」というのがあります。私は流行している頃にリアルタイムで聞いた訳ではありませんが、後年、JAZZとして演奏されていたこの曲をたまたまFMラジオで聞いてファンになりました。
 この写真は、その「鈴懸けの木」こと、プラタナスです。どこにでもある当たり前の街路樹ですが、土手に1本だけぽつんと立っていました。070118

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 先日から目をつけていたサンシュユの花です。遠目には黄色い若芽が目立つ樹木なのかと近寄ってみればサンシュユでした。ミズキ科の植物で別名春小金花。調べてみれば、享保時代(江戸中期、1720年頃)に大陸より渡来したようですが、いろいろとある薬効のせいで持ち込まれたのでしょうか?070225 

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 うちからそんなに近いところでは目にすることが出来ないと思い込んでいた鳥です。いるらしい、という話は聞いていましたが、なかなか居場所を絞り込めず、この冬もしばらくは見ることが出来ませんでした。
 この写真は少し距離がありますが、数羽の群れを見かけたときに撮ったものです。写真はメスなのでホロ酔い顔のオスよりやさしい感じがします。もちろんオスはその名の通り赤い鳥なのですが、まだ写真はありません。もう少し暖かくなると北海道やさらに北の方へ帰っていってしまうでしょう。070209

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 大晦日から今年の元旦にかけて初詣に出かけた際、埼玉県の丘陵地で撮った冬尺蛾です。「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」で調べた限りでは、どうやらイチモジフユナミシャクという種類のようですが、そちらの写真も個体差が大きいように見えて、いま一つ確信は持てません。昆虫なのに真冬に飛び回るという生活史そのものが不思議に満ちています。070101

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 昨日撮ったオオジュリンの写真を見ていたら、その場では気づかなかった足環に気づきました。かつて私はバードウォッチングでは写真を撮らない主義でしたが、こういう発見は写真ならではのものですね。
 オオジュリンは私の住んでいる辺りでは冬鳥ですが、北海道や北東北の一部では繁殖するようです。他にもユーラシア大陸の温帯から亜寒帯で広く繁殖することが図鑑などには記されていますが、果たしてこの足環、いずれの場所で付けられた物なのでしょうか?070221

▼日当たりもよく暖かな葦原で、餌をとるオオジュリンたち。

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▼左の個体の右足には足環が・・・・。

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 今日はいい天気だったのですが、探鳥では鳥種はかなり少なめでした。
 ただコゲラの姿をよく見かけました。目の前でコゲラが木の幹を飛び回り、木の皮を剥がして虫を探している様子を撮ることができました。070221

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 昨年の秋に撮影した晩秋型のキチョウです。今頃はどこかの草陰で寒さに耐えながら春を待ち焦がれているはずです。061026

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 ハンノキは、カバノキ科の一つで田園風景には如何にも相応しい樹木です。昔は刈った稲を干すために水田の脇によく植栽されたそうです。これは水に強く湿地でも根腐れしにくいこと、根に根粒バクテリアがいて空中窒素を固定するため稲の必要とする窒素分を土地から横取りしないことなどの理由によるようです。残念ながら現在では花粉症の原因となる植物の一つとして知られるようになってしまいました。

▼北風に吹かれるハンノキの雄花070218

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 一つめは先日咲いているのを見かけたノボロギクです。ヨーロッパ原産の帰化植物で一年中花を持ちます。ボロは襤褸(ボロ)切れのボロで、花の後がボサボサと汚くなるからだそうです。他にボロギク(正式和名サワギク)というのもあるそうですが、こちらはまだ他の名前があるだけマシなようです。キク科の植物は花の後、白くフワフワとした冠毛のあるタネをもつものが多いと思うのですが、命名者の方いかがでしょうか?
 二つめは昨年9月に撮った写真でハキダメギクです。南米原産の帰化植物で夏から秋に花を咲かせます。掃き溜めの由来はもともと東京は世田谷のゴミ捨て場で発見されたからだそうです。
 何とも気の毒な名前をつけられた菊たちです。昔、武士は魔除けのため自分の子供に酷い幼名をつけたといいますが・・・・。

▼ノボロギク070209

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▼ノボロギクの襤褸?・・・・フワフワで綺麗でした。070209

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▼ハキダメギク・・・・実に可愛らしい小さな花を持ちます。060928

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 片や黄色、片や青紫。しかしこれら二つは同じ種類の貝です。この色は遺伝に拠って決まるそうですが、実に美しい色彩変異ですね。主に西日本で養殖され、貝柱は食用に供されるのですが、その後、貝殻がまた人の目を楽しませることになるわけです。名前の「桧扇」は、桧を薄く削って作った昔の扇子に由来します。070202

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 昨日は埼玉県北本市にある自然公園に出かけてきました。鳥を見るのが中心、他にフユシャクのメスでも見つかればいい、という気持ちで。現地に着くとどうやら探鳥会の一行もいて、アトリを見るつもりとか。アトリも昔見たきりで久しく見てなかったなぁ、とその後に何の気なしについて行くと・・・・そこには数羽のアトリがいました。アトリ科の科名にまでなっているのに何でこうマイナーな鳥なんだろう・・・・と思いますが、数万羽の大群で越冬することもあって、そういうときはメジャーな鳥になってしまうのでしょうね。いつか「数万羽のアトリの大群」っていうのもこの目で見られたら、と思います。

 観察できたのは・・・・ハジブトガラス、ハシボソガラス、ムクドリ、スズメ、シメ、ウソ、アトリ、アオジ、ホオジロ、カシラダカ、メジロ、エナガ、シジュウカラ、ウグイス、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、モズ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、コゲラ、カワセミ、キジバト、アオサギ、コガモ、マガモ、ガビチョウ。本当は鴨類などもう少しはいたでしょうが、昨日、何回か覗いた双眼鏡には入ってきませんでした。他にベニマシコ、ミソサザイ、カヤクグリなども割合よく出没しているそうです。070211

▼アトリの雄と雌

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 ▼アトリ(続き)

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▼同じアトリ科のウソですが、精一杯背伸びして芽を啄ばむ様子が愛らしい。

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▼春めくにつれ、藪から出ることの多くなるウグイスの目元は、きりりとして端正な顔立ちです。

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 冬のよく晴れた風もない暖かい日に葦原の近くを歩くと、そこかしこからオオジュリンが立てるカサカサカサ・・・・という音が聞こえてきます。オオジュリンは垂直に近い葦の茎につかまったまま、歌舞伎役者のように少しずつせり上がります。せり上がるうちに茎の中の虫をほじくり出しては啄ばむのです。
 全体に淡い感じの色合いが可愛らしく、特にベージュののっぺりとした腹の質感が何ともいえません。ただし、これからは季節が進んで繁殖期が近づくにつれて雄の頭がだんだんと黒くなっていきます。070205

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 先日、飼っていたヨコヅナサシガメが羽化したことを記しましたが、これは2月5日(月)の冷え込みのきつかった午前中に見てきた幼虫の集団越冬です。10月に撮影したものと比べて、びっしりと密集していました。まるで厳しい寒さを表しているかのようです。

   彼らは肉食性の昆虫であるにもかかわらず、共食いということをしないようです。私が飼っていた、恐らく同じ親から生まれた幼虫どうし5匹については少なくともそうでした。070205

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 2月5日(月)の朝は、この冬一番といってもよい冷え込みでした。放射冷却で気温は氷点下、さらに風もなく、霜の降る条件が揃っていたため、暖冬で例年より早く咲き出した春の花達にも霜が降りました。上からナズナ、オオイヌノフグリ、ホトケノザです。

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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