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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 昨日に引き続きヒカリモノです。埼玉県鳩山町で5月中旬に撮影したものです。金色に輝く体が非常に美しく、体形もスマートな虻です。どのような生活をしているのか、私もよく知らないのですが、雑木林周辺で偶然見つけました。070516

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 昨日、翅の裏しか見えずに残念な思いをしたミドリシジミですが、今日は昨日とほぼ同じ場所に止まっていて、10~20分ほど待ちましたが、翅の表を見せてくれました。とても綺麗な色ですね。

▼羽化して日もあまり経っていないのか、ミドリシジミの翅の損傷は見当たらない。
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▼オマケでもう1枚。ナガタマムシが飛び立つ瞬間、鞘翅の下に青い金属光沢が輝く。
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 この後姿、どこかで見覚えありませんか?
 先日紹介したアシナガオニゾウムシです。でも、よく見ると何やら背中の模様が違うようです。気になって掌に転がしてみました。当然、ゾウムシの仲間なので擬死状態になりますが、頭に白い覆面を被っています。どうもこの覆面がスッポリはまって外れないようなのです。
 結局、自宅まで拉致して、家でカッターナイフを使って注意深く外してやりました。外した覆面を見たところ、どうもクモの卵嚢か何かを頭に被ってしまったようです。その作業の間、死んだフリはしていても腹部を前後に振ってキチキチという音を立てていました。何とも可愛らしい音でしたよ。070608

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 昨日は偶然に美しいチョウを2種類見つけましたが、どちらもその美しい翅の表を見せてくれませんでした。070608

▼ミドリシジミ
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▼ムラサキシジミ
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 一昨日、2匹のヒメジャノメが追いかけっこをしながら、辺りをクルクル飛び回っていました。実に目まぐるしい動きでしたが、フラッシュで何とか写真に納めました。果たしてこの2匹は交尾に至ったのでしょうか?070606

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 この蜂はダイミョウキマダラハナバチといいます。

 実はこの蜂も非常に変わった生活史をもっていて、なんと「托卵」するのです。鳥の仲間ではカッコウやらホトトギスなどが有名ですが、このダイミョウキマダラハナバチはヒゲナガハナバチの巣に自分の卵を紛れ込ませ、羽化するまで養ってもらうというわけです。

 さらにこの蜂が特殊なのはメスだけで単為生殖をするという点です。つまりある個体が産む卵はまるっきり親バチと同じ遺伝子を持っている、ある意味で「クローン」だということです。有性生殖の利点を全く無視したような方法で、遺伝子が良好な状態を保てるのでしょうか?まったく不思議です。060523

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 このカラフルな蜂の名前はキスジセアカカギバラバチといいます。カギバラというのは腹部を真横から見たときの腹板の重なり方がカギの手になっているからのようです。

 さて注目したいのは、このキスジセアカカギバラハチの生活史です。この蜂の産卵場所は葉裏なのですが、ガやハバチの幼虫が葉と一緒に卵を食べると、非常に固い殻で守られた卵はそのままガやハバチの幼虫の体内に入り込みます。そしてガやハバチの体内で孵化するのですが、ガやハバチの幼虫そのものに寄生するのではなく、それに寄生している寄生バエなどの幼虫を餌にするのです。

 自然界はかくも複雑です。寄生者に寄生するとは全くもって驚きです。070606

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 昨日、見かけた昆虫の中では最大です。図鑑では体長5cmくらいに書いてあるのですが、7cmくらいあったような印象です。灯火に集まってきた後、そのままその場所に留まっていたようです。3匹もいました。
 幼虫は他の水生昆虫を食べ、蛹化するときは岸に上がるので、水質汚染や護岸工事により個体数をかなり減らしてしまう傾向にあるようですが、私が見かけた場所ではまだ生息環境が保たれているんでしょうね。070606

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 マガリケムシヒキというムシヒキアブの一種です。よく見ると口吻に赤いクモがくっついています。ムシヒキアブの方がクモを餌にしたんだと思いますが、見ようによってはクモがムシヒキアブの口吻にぶら下がって空の旅を企んでいるようにも見えます。果たして真相はどうなんでしょう?
 尚、マガリケムシヒキの名前の由来は後頭部の毛がくるりと前を向いていることに由来するようです。

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 この春、あるニワトコの木に花の咲いていた頃、そこには多くの虫たちが訪れていました。その木にはニワトコヒゲナガアブラムシが大量発生していたために、それを狙うヒラタアブ類の幼虫やテントウムシの成虫、幼虫などの肉食性昆虫も沢山来ましたが、それ以外にハバチや寄生蜂と思しき昆虫も随分と来ていたのでした。

 この写真はセリシマハバチという非常に美しいハバチの仲間です。ただ意外だったのは、撮ってきた写真の口元にはニワトコヒゲナガアブラムシらしき残骸が写っていたことです。どうやらセリシマハバチの成虫はアブラムシのような小昆虫を餌にするということがあるようです。他に植物性の餌を摂るか否かは不明ですが・・・・。

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 新緑の中で小鳥たちが育雛に勤しむようになってから少し経ちました。私がよく行く場所では、先日のメジロの他、シジュウカラやコゲラなども見かけます。もっとも葉が邪魔をして冬ほど見やすくありませんが・・・・。070429

▼シジュウカラ♀ 腹側のネクタイ模様が細いので♀だとすぐ判断がつく。
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▼コゲラのシルエット。コゲラかどうか、写真を撮った私にしか分からない・・・・?
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 大きな蜘蛛ではありませんが、写真に撮って拡大してみると実に美しい色をした蜘蛛です。雌は黄緑色、雄はさらに腹部に赤っぽい色が入ります。

▼腹部に美しい鱗模様がある。左は♀、右♂は獲物を捕らえている。ユスリカの仲間だろうか。
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▼卵嚢を守る母親。この状態がしばらく続く。
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 最初はキシダグモ科のハシリグモか何かのアルビノなのかと思っていました。そもそも地面を素早く歩いていましたから・・・・。しかし拡大して単眼の大きさや配列を見るとどうも違います。
 かつてエビグモ科に Philodromus roseus という頭胸部と腹部斑紋が白い種がいたそうですが、生殖器の一致からキンイロエビグモ(P. auricomus)と同一種の色彩変異;ハラジロ型とされました。しかし生息環境も大きさも異なり、生殖的には断絶されているらしいことから、最近では再び別種であると考える人も多いようです。
 私の持っている図鑑でその白いエビグモを見ると、私の見つけたこのクモとよく似ています。ただし、こちらが殆ど真っ白に見えるのに大して、図鑑のものでは白い部分が少ないようです。和名がないクモならば、とりあえず“ハラジロエビグモ”とでもしておきましょうか。070524

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 アブラムシやカイガラムシは甘露を排泄することでアリから歓迎され、他の天敵より守ってもらうほどの得な待遇ですが、一方でアリに追い掛け回される虫たちもいます。しかし、アリに嫌われているから追い掛け回されるというより、寧ろ、餌として歓迎されいるのかも知れません。蟻、恐るべし!

▼オオワラジカイガラムシにアミメアリが群がっている。これは共生か。070513
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▼イチモンジカメノコハムシがアリに追い掛け回されていた。070516
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▼トホシオサゾウムシがアリに襲われていた。まるでサバンナでライオンの狩を見ているかのようであった。最後は、トホシオサゾウムシが彼らの一瞬の隙をついて飛び立った。070603
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 異様な複眼の大きさを誇る、この昆虫はハラキンミズアブのオスです。虻の仲間は一般にメスよりオスの方が複眼が大きく、左右がくっついているものが殆どですが、これは特に大きな複眼を持っていて、頭がすべて複眼になっているように見えます。この頭をクリクリ動かすと頭の横から首の付け根が見えますが、何だか被り物をかぶっているような変な造りです。070603

▼頭の裏が空っぽ?そんなはずはないが・・・・。(左上は全身を上から見た写真)
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 2週間ほど前に埼玉県北本市にある自然公園で、ニホンミツバチの巣を見かけました。可愛らしいミツバチがブンブンいいながら出入りしていましたが、去年は天敵であるスズメバチの巣もあったことを思い出しました。今年はスズメバチの巣がどうなっているのか分かりませんでしたが、スズメバチも珍しい昆虫ではないし、近所に一つや二つ、巣があるんでしょうね。
 セイヨウミツバチと違ってニホンミツバチが、オオスズメバチやキイロスズメバチの襲撃に対して、効果的な防衛法を持っていることはあまりに有名です。オオスズメバチやキイロスズメバチを殺すニホンミツバチの蜂球の内部は45~47℃にもなるそうですが、あの可愛らしいニホンミツバチが力を合わせてスズメバチを負かしてしまうというところに、判官贔屓の日本人の心を感じ入らせるものがありますね。

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 さして珍しいとも思わず何気なくオニグモの一種(イエオニグモ?)を撮っておいたのですが、拡大して見ると、腹部の毛の描く模様が何ともいえない迫力をもっています。ちょっとした妖怪ですね。

 さて、ファーブルに拠ればオニグモの仲間のニワオニグモは古くなった網を食べてしまうのだそうです(Wikiより)。けっこう巣を張りっぱなしにするクモもいますが、後片付けしてくれるのもいるんですね。もっともクモは餌を捕り続ける限り網を張るでしょうし、何かが原因で網の主が死亡してしまえば、以降は空き家になりますから、一緒ですかね。

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 このコアシナガバチの巣作りに気づいたのは4月29日(日)でした。以来、少しずつ写真を撮っていましたが、一昨日、この巣はなくなってしまいました。辺り一帯も草刈が入っていたので、巣が取り除かれたのもその時のようです。近所の人に尋ねると、草刈が行われたのは前日とのことでした。

▼左上:最初は小さく、部屋は数室のみ。  右上:暑さ対策なのか?時々、親バチが翅で風を送っていた。   左下:親の口元に見えるのは巣材らしい。  右下:だいぶ大きくなった巣の部屋からは蛹が顔を出している。
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 5mmほどの非常に小さいハエですが、緑色の金属光沢をもっていて実に美しく見えます。里山の林縁部などでもよく見かける普通種ですが、こうしてみると綺麗なものですね。070530

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 淡い黄色が美しいこのクモの名はコガネグモダマシといいます。コガネグモ科に属し、草原などで垂直・水平円網を張って生活するクモです。色彩変異もありますが、コガネグモに似たような色模様にはならないようなので、なぜ「コガネグモダマシ」なのか私には分かりませんでした。ところが網の存在を忘れてこのクモを見るとき、シャコグモやハシリグモの仲間と見誤ります。実際に私もうっかりミスをしました。http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/124/どうやらそんな意味が込められているようです。

▼淡い黄色がとても柔らかく上品な印象である。070513
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 このアシナガオニゾウムシはそこそこ大きさがある(約1cm)うえに前脚が非常に長いので、実に見栄えがします。オス同士はこの長い前脚を使って、メスを巡る争いをするそうですが、是非とも実際に観察してみたいものです。070518

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▼追記:コワそうな顔の画像も並べてみました(6/2)。
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 以前、足環をつけたオオジュリンを紹介しましたが、こんどはメジロの話です。
 2週間ほど前、余り飛ぶことのできないメジロを見かけました。最初は巣立ったばかりの雛だと思い込んでいましたが、追いかけて写真を撮ってみると足環をつけていました。ということは、羽を切られて飼われていたメジロが逃げ出したものかも知れませんし、巣立ったばかりのメジロに調査研究のための足環をつけたものかも知れません。いずれにしても飛ぶことが不得手のようでしたので、生き延びられるかどうか何やら心配になりました。今頃、どうしているかな?070512

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 蟻に擬態する虫はいろいろいますが、ホソクビアリモドキもそのうちの一つです。蟻に化けることのメリットというのは結構大きいのでしょうね。甲虫の仲間ですが、注意していないと見逃しそうです。私も何か違和感を感じて、写真に撮って拡大して、ああ、と納得した程度でしたから・・・・。弱々しそうですが、これでも他の微小昆虫を食べる捕食者のようです。070523

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 ハエトリグモにもいろいろな種類がありますが、このブログには未だ登場していないハエトリグモたちを紹介しましょう。既出のネコハエトリ雌雄、アダンソンハエトリ雌、メスジロハエトリ雌は除き、この春、お目にかかったハエトリグモたちです。

▼左上より時計回りに、マミジロハエトリ♀、同♂、カラスハエトリ♂、同♀
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▼左上より時計回りに、イナヅマハエトリ♀、同♂、アリグモ♂、同♀
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▼左上より時計回りに、アオオビハエトリ♀、デーニッツハエトリ♀、エキスハエトリ、ヨダンハエトリ♂
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 よく晴れた5月20日(日)の夕方、宵の明星を見つけました。まだ陽の色が残る西の空に月と並んで明るく光る金星(Venus)がとても綺麗でした。070520

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最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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