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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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 5月20日に載せた紙魚(シミ)に続き、総尾目に属する昆虫、石蚤(イシノミ)です。この仲間は昆虫の中でも特に原始的な特徴を残しているといわれ、幼虫も成虫も姿の変わらない無変態です。

 イシノミについては、私も見たのは初めてで、コンクリートの壁面などにいるとは思いませんでした。壁面を岩肌と見立ててコンクリートの気泡がつくった窪みに入り込んでいましたが、明らかに違う体色なので見つけることができました。数回、シャッターを切った後、全身を撮りたいので、小枝でつついて窪みから追い立てましたが、今度は止まらずに歩き続けるので、遮ろうとした瞬間、ピョンと跳ねて落下しました。なるほど、石蚤とはこういう由来があったのか、と合点がいったのでした。070620

▼全身はやはりシミに似ているが、シミより体高がある。
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▼顔の先端に2つ並んだ大きな複眼、体表を覆う鱗粉。やはり他の昆虫とは違う。
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  これもまた先日のアカガネサルハムシに勝るとも劣らぬ美麗な昆虫です。決して珍しいものではありませんが、金属光沢のある緑色が実に綺麗です。また個体変異もあるようで、もっと赤銅色のものや青く輝くものもいるようです。ひょっとしたら1種類ではないのかも知れませんね。070620

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 昨日、久しぶりに山に出かけてきました。半年振りになってしまったので、とても新鮮な感じがしました。
 今日はそこで見かけた意外な光景を紹介します。写真に写っているのはクシコメツキの仲間だと思うのですが、口に加えているものは、チャタテムシか有翅のアブラムシのように見えます。つまり捕食しているようなんですが、コメツキムシの成虫ってそんなものも食べるんですね。サビキコリが樹液に集まっているのは見たことがありますが・・・・。何とも意外でした。070620

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 アカガネサルハムシは日本産のハムシの中でも特に美麗な種類だと思います。しかし、ブドウにつくので害虫として駆除の対象にもなっています。つく植物をちょっと替えていれば、そんなに眼の敵にされなかったはずですが・・・・。070515

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 埼玉県内の丘陵地帯で側溝周辺を右往左往していた2cm程もある大きなハネカクシでした。

 毒虫として悪名高いアオバアリガタハネカクシもそうですが、一般にハネカクシは小さい種類が多いのです。日本だけで数百種類、世界では2万9千種類もいるといわれます。小昆虫などを捕食するものが多いといいますが、死体、糞、落ち葉、キノコなどを食べる種類もあるようです。070606

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 オオメカメムシがアワダチソウグンバイを捕食しているシーンに出くわしました。どちらも特徴が際立っていて、好きな昆虫たちです。オオメカメムシは餌にした昆虫を串刺しにしたまま、ウロウロしていることがあります。もっともどちらも小さいので見落としやすいものですが・・・・。070605

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 このホソヘリカメムシは、農作物の害虫としてもよく知られます。公園の外れの野原などといったロケーションで見かけることもよくあります。後ろ足の腿節が太く発達していますが、何かの役に立っているのか、私自身はよく知りません。逃げ足は割合に素早く、カメラを構えるとさっと飛び去ることもしばしばです。070509

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 先日、埼玉県寄居町にある、五百羅漢で有名な少林寺に行って来ました。あちこちで紫陽花が美しい季節になりましたが、ここでも紫陽花、額紫陽花(ガクアジサイ)が咲いています。紫陽花も素敵な花ですが、額紫陽花の清楚で控えめなところに惹かれます。070617

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 庭の玄関先にいました。地面から5cmくらい登ったところで休んでいましたが、地面の上を歩いていたり、土中に潜ったりするのが通常の姿ですから、土壌動物の一つといってもいいと思います。

 これもマルウンカに続き、レトロなロボットのようですね。070523

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 アジサイに付いていました。体色にはいろいろな個体変異が多いようで、この個体は黒ですが、もっと明るい体色のものもいました。写真にして拡大して見ると、何といっても顔が面白いですね。丸いデザインのロボットのようです。それもちょっとレトロな感じの・・・・。070606

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 5mm足らずとヒシバッタよりさらに小さいうえに色も黒、居る場所は通常、地面の上です・・・・見落とします。

 後ろ足を見ると分かりますが、非常に跳躍力があります。私が撮影している間はモゾモゾと何か動いていて、ピョンピョンと逃げはしませんでしたが、ピントが合わせ難いことには変わりありません。

 頭胸部の丸みは同じ直翅目のケラを思い出せますが、ケラではなくバッタ科なのですね。でも異色の存在です。070606

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 今どきの水辺では初夏にふさわしい爽やかな野鳥の鳴き声を聞くことがあります。そのうちの一つがこのコチドリの声です。意外に小さな鳥で、全長16cmしかありません。

 バードウォッチングでは双眼鏡・望遠鏡を通して観察することが殆どです。このとき鳥どうしの相対的な大きさも識別のポイントにもなり得ますが、絶対的な大きさについての感覚が麻痺してしまう場合も多々あります。特に遠くの鳥を望遠鏡で引き寄せる水辺の鳥では、野山の鳥と比べて嘴や脚が長く、体のバランスから勝手に判断して大きめに見誤りやすいようです。070615

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 オオヒラタシデムシは動物の死体を餌にするスカベンジャー(自然界の掃除屋)です。

▼早朝、静かにミミズの死体を貪っていた。よく見ると右の触角が少し変な形をしている。070530 
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▼この個体、確かに右の触角だけが二股になっている。幼虫時代ないし蛹時代に受けた傷が治癒していく過程でこんなミスが起こるのだろうか?070530
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▼幼虫の姿は、フナムシや三葉虫を想起させる。070531
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▼たくさんのスカベンジャーたちで賑やかな場所。交尾している2匹を見つけた。070606
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 夏のクヌギ、コナラ、ヤナギなどには樹液を求めて、いろいろな昆虫が集まって来ます。私が見つけたあるヤナギの木にもカナブン、シロテンハナムグリ、ヨツボシケシキスイ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、アシナガヤセバエ、キマダラヒカゲなどがやって来ていることでしょう。

 ただ先日、根元にたくさんのノコギリクワガタの死骸を見つけました。それも頭・胸部、翅などの硬いところは残されていて、腹部がありませんでした。ふと頭上を見るとオオスズメバチが樹液にやって来たところでした。
  
 ひょっとしたらコイツの仕業か?と勘繰りましたが、少年時代に読んだ図鑑的知識に拠れば、樹液を巡る争いにおいてスズメバチはさほど上位ではありませんでした。強固な大顎を持ったスズメバチでも、同様に強固な甲羅で覆われたカブトムシ、クワガタを食い殺す程ではないでしょう。もっともオオスズメバチの外骨格も相当丈夫に出来ていることは確かなので、メスのカブトムシと同ランク程度だった記憶が・・・・。

 結局のところ、ノコギリクワガタを殺傷した犯人は野鳥のように思われます。一昨日載せたようにヤマトタマムシはヒヨドリに食べられかけました。アオバズクやハシブトガラスなどがセミを食べたりすることは普通にありますし、ね。070614

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 蜘蛛の腹には、美しいというか不気味というか、何とも不思議な模様が描かれていて、これがまた蜘蛛の魅力の一つでもあります。人面のようなもの、幾何的なもの、独特の質感を持つものなど様々です。

▼左上より時計回りにオオヒメグモ♀、ドヨウオニグモ♀、ギンメッキゴミグモ♀、アシナガグモ♂、ネコハグモ♀、ヤミイロカニグモ♂
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 一坪の庭でもあればそこには意外と多くの虫を見つけることができますが、このイトカメムシもその一つです。非常に繊細に見えますが、植物の汁を吸うだけでなく、微小な昆虫の体液を吸ったりすることも多いようです。

▼体のパーツは実に細長いものばかりである。070518
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▼クモの糸を渡るイトカメムシ。なぜかクモの糸に絡まない・・・・。070512
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 5月21日(月)にUPした大陸原産の帰化植物、セリバヒエンソウの種子です。種子というより、まるでプラスチックで出来た何かの部品のようです。こういう造りの物が有機体である植物から産み出されるのは、何とも不思議な気がしますね。070608

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 ツマキヘリカメムシを最近よく見かけるようになったと思ったら、つい先日、たくさんのツマキヘリカメムシが交尾しているのを発見しました。これだけの個体数が交尾しているのは何とも圧巻です。さて、産卵まで同じ場所になるんでしょうか?070608

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 ずいぶんと大きなアオダイショウでした。胴回りは手首くらいの印象で、2m以上あったのではないでしょうか。人に見つかっても王者の風格で、ゆっくり移動していました。フラッシュを灯して撮影した結果、眼がオパール色に反射しているのです。070613

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 一昨日、昨日と暑くなりましたが、この2日間で羽化したのでしょう、夏らしい昆虫を見ることが出来ました。
 それは一羽のヒヨドリから始まりました。私に気づいて逃げたヒヨドリが食べようとしていたのが、この写真のヤマトタマムシ♀です。左触角すべて、左前脚の脛節から先、左中脚の蹠節をやられています。折角、先陣を切って羽化してきたというのに災難でした。070613

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 先日、ある沼で奇妙な光景を見かけました。大きな魚が何匹も水面から背中を出して泳いでいます。これだけ背中が出てしまうということは浅瀬にいるのでしょう。しかし、その沼の水量が少ないわけではなく、わざわざ浅いところに魚たちが集まっているようなのです。
 双眼鏡で見てみると、その魚たちはどうやらコイのようです。コイは今の時期、産卵をするために浅瀬に入り込むことが多いといいます。いずれこの沼でもたくさんのコイの稚魚が生まれるのでしょう。070610

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 昨日のヒゲブトハナムグリに引き続き、クシヒゲ状の触角に特徴のある虫たちを並べてみました。いずれもオスですので、やはりメスの性フェロモンを嗅ぎとるのに都合よくできているのでしょうね。

▼オオバナミガタエダシャク070610
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▼ベッコウガガンボ070610
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▼ヒゲナガハナノミ060512
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 ヒメジオンの花にやってきたヒゲブトハナムグリです。それほど大きくない甲虫ですが、トナカイのような触角が非常に立派なので、接写すると見栄えがします。070508

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 少し前の写真ですが、ノバラの葉が茶筒状に丸められているのを見つけました。ヒメクロオトシブミの仕業のようです。ヒメクロオトシブミは同じ種類に見えないくらい色彩に地域変異があります。

▼茶筒状の2個のゆりかご。070509
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▼ヒメクロオトシブミはオトシブミの仲間としては、首が短め。070516
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 アオモノ幼虫と私が称したのは、直翅目もしくはそれに近い不完全変態の昆虫たちの幼虫のことです。孵化して時間が経つ種類は今の時期、そこそこ成長していますが、孵化が比較的最近だった種類ではまだまだ小さい状態です。各種が成虫になったときの大きさと現在の大きさでは相当異なります。ヤブキリやヒメギスはそこそこ育っていますが、クダマキモドキやショウリョウバッタはまだまだ小さいのです。

▼左上より時計回りに、クダマキモドキ、ヒメギス、ヤブキリ、ショウリョウバッタ。
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▼カマキリは、おそらくハラビロカマキリの幼虫だが、まだ小さい。
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▼ナナフシモドキは以前見たたときより2回りくらい大きい感じに成長。
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広く、浅く・・・・
自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

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