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花、鳥、風、月、虫・・・・森羅万象を
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コロナの報道は殆どしなくなりましたが、
感染の流行は自然現象なので、五類に移行したからなくなるというものではないですね。
さのごとく巷ではコロナもインフルエンザも流行中です。
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 今年は天候不順のせいか、こいつの顔を見るのも遅かったような気がします。もっとも1ヶ月前の話です。
 私自身もフィールドに出なかったため、このブログも不順に・・・・今月も今日で終わりです。100505

 春にしか現れない虫や花をスプリングエフェメラルと言いますが、虫でも蝶のような可憐なものではない場合もそう呼んでいいものでしょうか?
 この蛾もネット上を調べてみると、春にしか現れていないようですね。名前を調べるときも、特徴的な模様で見覚えもあるし、すぐ判明すると思ったのですが、もたついてしまいました。
 スギタニキリガ。幼虫の食樹はコナラ、サクラなどで、北海道から九州まで分布します。
 それにしても渋~い模様ですねぇ・・・・。100430

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 この2月、埼玉県北本市にある自然公園に行ったときの写真です。かなり見苦しい写真ですが、観察できた証拠にはなるでしょうか。一緒に雌もいたのですが、そちらはもっと無残な写真だったので、割愛いたしました。  
 冬のホオジロ類にあって、顔の部分に鮮やかな黄色が入る華やかさは、この辺りではミヤマホオジロくらいでしょうか。100204
 可哀相なことをしてしまいました。昨年、幼虫を見つけてきて育て、土中に潜って何とか蛹化までこぎつけたものを・・・・。

 私が不用意に余り気温の下がらない部屋に置いてしまったために、春だと勘違いした蛹は羽化してしまっていたのでした。さらにこちらが気づいていれば、ちょっとは長生きさせることが出来たかも知れないのですが、生憎それも気づかないまま、餓死させてしまいました。

 何とも惜しまれる結末、後味の悪い結末。背中の髑髏が恨めしや。100203
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/841/

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 1月下旬といえば、冬も冬、立派な真冬ですが、こんな真冬にも活動している昆虫がいるんですね。

 ひとつめは言わずと知れた「冬尺」です。翅が退化したメスを見たのは、私も初めてのことで、ようやく念願が叶いました。見つけたのは見沼田圃の一角にある公園内です。オスの方はどうもウスバフユシャクという種類が一番近そうですが、同定に余り自信はありません。メスの方はさらに不明ですが、やはりウスバフユシャクでしょうか。
 ふたつめは以前にも紹介したことのあるヤナギイネゾウモドキ?です。毎年1月頃からか芝川の土手のヤナギの芽に張り付いています。芽が出てくるまでどこにいたのかは知りません。ひょっとしたら枝先でじっと越冬しているのかも知れません。100128

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▲これが冬尺のメス。

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▲冬尺のオス。ウスバフユシャクか?

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▲色が少々違って見えるが、これも同じ種類(ウスバフユシャク?)だろうか。明るさが異なるために撮影時のホワイトバランスが違っているかも知れない。

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▲例年1、2月に見かけるゾウムシの仲間。ヤナギイネゾウモドキだと思っているが。
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/801/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/508/
http://ta440ro.blog.shinobi.jp/Entry/495/
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▲またまたコゲラの登場。でも愛らしい。

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▲今冬はオカヨシガモの数が少ない。芝川の脇に広がる葦原での調節池工事のせいか。

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▲凛々しいハヤブサ。昨冬から居ついているようだが、このままずっと居続けて欲しいものだ。

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▲いつもながらコゲラは可愛らしい。シジュウカラなどと一緒に混群をつくるときもあるし、コゲラだけ1羽から数羽で餌を漁っていることもある。

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▲シジュウカラは芸達者な鳥だと思う。こうやって餌を取っているようだが、まるでオオジュリンが餌を取っているときのようである。かと思うと、エナガやコゲラを仲間に混群をつくっていたり。このくらい柔軟性に富んだ鳥だから街中でも生活できるのか。

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▲ジョウビタキのメス。円らな瞳が愛らしい。ジョウビタキには縄張りがあるというが、同じ場所で余り見ることがないように思う。縄張りって冬場もあるのだろうか。

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▲ここ見沼田圃ではユリカモメの方がずっと多いが、ときどきセグロカモメなんかもやってくる。

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▲以前、紹介した足の欠損したセグロセキレイ。いまだ健在である。昨日(2月21日)ももう1羽のセグロセキレイと餌を漁っていた。大したものだ。100222 

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 この季節になると、抜けるような青空をバックにしたロウバイの写真をどうしても撮りたくなります。12月頃からしばらくの間、芳しい香りを我々に届けてくれます。これも冬のフィールドを歩くときの楽しみの一つですね。091229

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 見沼田圃は通船堀付近、とある橋の下にホームレスが住んでいまして、その人がユリカモメに餌をやっていました。
 賛否両論のある野鳥への餌やりですが、水鳥への餌やりだけがどうして批判の対象となるのか、いま一つすっきりしないものもあります。自宅の庭にバードフィーダーを設置することを白眼視する人は余りいないのですからね。例えば上野・不忍池のカモたちにも餌をあげないよう見回りまでしているそうですが、それ以前、実際にメタボで北へ帰れなくなったカモの話は聞いたことがありませんでしたし・・・・。091227

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 ハクセキレイは水辺だけでなく、街中にも現れます。東京・渋谷の真ん中でも見かけるほどです。人怖じしない個体も多いと思いますが、こいつもそうでした。本当に手が届きそうなくらいでしたから・・・・。そのおかげでふわふわの羽毛の質感まで撮れました。091227 

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 見沼田圃の一角にある葦原には毎冬、チュウヒがやって来ます。トビと同じような大きさの猛禽ですが、葦原の上を低く飛ぶ様はこの季節の風物詩の感があります。低く飛んでいると、正面からV字形に見えるのが特徴です。091224
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アオサギの飛翔です。さすがに大物が飛んでいるという重量感があります。しかし、鳥というのは意外と軽いもので大きな割合に体重は余りありません。哺乳動物とは違って、骨などは中空になっていて実に軽量に出来ています。このアオサギ、体重はどのくらいかと思われますか? 体高は90~98cmもありますが、体重はなんと1~2kg程度とか。その軽さに驚きです。091222
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 畑に突き刺してあった竹に止まっているモズが頻りに枝をいじっているように見えました。ひょっとしてと思って近づけば、やはり「はやにえ」でした。1つはカメムシの仲間、1つは蛾かハバチの幼虫でしょうか?図鑑などの写真ではアマガエルやカナヘビなど大物のはやにえが目を惹きますが、実際はこういう意外と地味な感じの方が多いんでしょうね。091202
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 このカイツブリ、水に何回も潜っては餌をさかんに漁っていました。そのうち餌を銜えながら水上へ・・・・。よく見れば銜えているのはザリガニのようです。いつものフィールドにて。091202
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 最近、身近なところでも増えているカワセミですが、よく立ち寄るこの場所ではペアまで見ることができました。左の個体、下側の嘴の赤いのがメスです。091202
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 小さな地味な蛾がいると思っただけで、写真を撮るまでは気づきませんでした。ところが光線の当たり方によってはこのようなメタリックの輝きが見えるのですね。

 「みんな~蛾~」によれば、本州、九州、南西諸島に分布し、幼虫はマメ科のメドハギ、マルバハギなどを食べるとか。四国を飛ばしているのはなぜでしょう? 時々、そういう分布の生物もおりますが、確認されていないだけなのか?それとも本当にいないのか? さてさて・・・・。091108
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 埼玉県の、とある丘陵地を散策している時にキジのような声色で鳴く声を聞きつけました。しかし、キジにしてはキャンキャンと連続した子犬のような調子の声でもあります。遠くにこのタヌキを見つけた時、タヌキの声がこんな声色であることを初めて知りました。091108
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 もともと九州以南に分布していたようですが、温暖化によるのか、都市部のヒートアイランド現象によるのか、このところ分布域を北上させているようで、この夏、埼玉県初のクロメンガタスズメが北本自然公園で発見されました。
 そして幸運なことに私もいつものフィールドに出かけた折に幼虫を見つけることができました。大きさから判断して終齢幼虫でしょうか。
 背中に髑髏の模様がある成虫は、映画「羊たちの沈黙」のポスターで記憶されている方も多いと思います。私自身の実物の記憶としては、関東にも分布している、同様の髑髏模様をもつメンガタスズメだろうと思われるものを子供の頃にぼんやりと見たような覚えがあるものの、いつどこで見たというはっきりとした記憶ではありません。クロメンガタスズメの方がより巨大で、髑髏の模様もハッキリしているようなので、是非とも見てみたいと考えていました。
 10月22日、とりあえず自宅に持ち帰り、飼育ケースの中でクサギやダチュラの葉を餌として与えていたところ、11日後の11月2日、土の中に潜ってしまいました。今のところ、潜ったままのようですから、来夏、寄生虫などにやられることなく無事に羽化し、あの髑髏模様が拝めるのを楽しみにしています。091022
 

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 日本の哺乳類というと大して種類数が多くないと思われがちですが、コウモリ類はさにあらず。ネット上には27種類も載っているリストが・・・・。ところが文一総合出版「コウモリ識別ハンドブック」には34種類も載っているようです。
 このコウモリ、東秩父のよく行く山中にある建物の中で9月下旬に見つけたものです。アブラコウモリと同じヒナコウモリ科辺りの一種のようですが、不慣れなものでよく判りません。どなたか御存知の方がいらっしゃればお教え下さい。090923
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 文一総合出版「ネイチャーガイド・日本のクモ」に拠れば、分布は北海道から九州まで、生息域は人家周辺から高山の樹木上までと非常に適応性に富んだハエトリのようです。しかし、たまたま見つけたのが自宅の近所ではなくて、東秩父の山の中とは・・・・。
 オオハエトリというだけあって、毛深い容姿も貫禄があります。090923
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久しぶりに見たシマヘビです。刈り取った枯れ枝を積んだところで一休みしていたようです。
アオダイショウはこの辺りではよく見かけますが、シマヘビはやや少ない気がします。

幼蛇はそれこそ別種のような模様がありますが、この個体もよく見ると、その名残がうっすらと見て取れます。090917
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 少し時間が経ってしまいました。今年は例年よりもヒガンバナの咲くのが早かったようです。秋分の日の頃にはもう咲き始めてから随分時間が経っていましたから・・・・。地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象が言われる中、こんな年もあるのですねぇ。090916

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 8月下旬、埼玉県の奥秩父にある三峰神社に行ってきました。おそらく二十年ぶりくらいになるでしょう。

 その境内で見つけたアカスジシロコケガかその近縁種のものと思われる、世にも不思議な繭です。都合よくアカスジシロコケガの成虫も見つけることができました。繭の方は本当にアカスジシロコケガそのものか否かまではよく分かりませんが、近い仲間であろうことは確かなようです。

 この繭、見れば見るほど不思議です。毛虫(幼虫)が、自分の毛を抜いて作ったような滑稽な想像を働かせてしまいますが、実際にどのようにこの繭をつくるのか見てみたいものです。

 尚、コケガという名前は幼虫が一般にコケ(地衣類?)を食べることからついた名前です。このアカスジシロコケガも何か地衣類を食べて育ったのでしょうね。090823

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 オオカマキリか(チョウセン)カマキリのようでした。盛夏の季節、もう少しで成虫になるところまで育ってきています。090816
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自己紹介:
最近になって再び、季節の風景や生きものを求めて自然の中に出かけることが多くなりました。

使用カメラ:
Canon S3IS/Canon S5IS/Panasonic FX07/RICOH R5/RICOH CX1
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